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【小倉正男の経済コラム】FOMCは3会合連続0.25%利下げ、インフレ懸念は後回し トランプ大統領は大幅利下げ要求し次期FRB議長選定

■雇用下振れに重点、インフレ懸念は後回し  米連邦準備制度理事会(FRB)は、12月10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決定した。9月、10月のFOMCに続いて3会合連続で0.25%の利下げを実施したことになる。 「雇用の伸びは鈍化し、失業率は9月までやや上昇した。インフレ率は今年初めから上昇し、依然やや高止まりしている」(FOMC声明)。パウエルFRB議長、あるいは同氏が委員長であるFOMCは、雇用の下振れ、インフレ(物価)の上振れリスクを抱えている..