冨士ダイス、26年3月期大幅営業・経常増益予想、輸送機器需要回復と中国販路拡大が寄与
冨士ダイス<6167>(東証プライム)は超硬合金製耐摩耗工具(工具・金型)のトップメーカーである。成長戦略として経営基盤強化、生産性向上・業務効率化、海外事業の飛躍、脱炭素・循環型社会への貢献、新事業確立を推進している。26年3月期は輸送機器向けの需要増加、中国での販路拡大、金属・工具向け素材の好調、さらに価格改定効果などにより増収、大幅営業・経常増益予想としている。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価は10月に急伸して年初来高値を更新する場面があったが、買いが続かず..
Jトラスト、25年12月期大幅増益へ、日本金融事業が堅調、英語版IRサイト公開で投資家対話強化
Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は日本、韓国・モンゴル、およびインドネシアを中心とする東南アジアにおいて金融事業を展開し、さらなる成長に向けて継続的にポートフォリオ再編や事業基盤拡大を推進している。25年12月期は大幅営業増益予想としている。日本金融事業が堅調に推移するほか、韓国及びモンゴル金融事業の業績改善なども寄与する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお12月1日には英語版IRサイト公開を発表した。グローバルな投資家との対話を通じて中長期的な企..
ゼリア新薬工業、欧州でアサコール・ディフィクリア堅調、アジア展開加速し27年3月期回復へ
ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画では、好調な欧州事業に加えてアジア地域での事業展開も推進する方針としている。26年3月期はエネルギー・原材料価格高騰の影響、研究開発投資や海外子会社における基幹システム投資に伴う経費の増加などを考慮して小幅減益予想としている。積極的な事業展開で27年3月期の収益拡大基調を期待したい。株価は反発力が鈍く年初来安値圏..
綿半ホールディングス、増収増益・11期連続増配予想、小売・建設・貿易の3事業が堅調
綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は、経営方針に「地域に寄り添い、地域と共に新しい価値を創造する」を掲げ、ホームセンターを中心とする小売事業、長尺屋根工事などを強みとして戸建木造住宅分野にも展開する建設事業、および医薬品・化成品向け天然原料輸入を主力とする貿易事業を展開している。26年3月期は増収増益・11期連続増配予想としている。各事業とも伸長する見込みだ。なお12月10日に小山工建(鹿児島市)の全株式取得を発表した。木造住宅分野の更なる販路拡大を目指す。積..
クックビズ、ロピア親会社のOICグループと資本業務提携、年間1000人超採用で連携強化
■食品小売・製造・外食まで人材支援を拡張 クックビズ<6558>(東証グロース)は12月10日、スーパーマーケット「食生活〓〓ロピア」などを展開するOICグループと資本業務提携を締結したと発表した。飲食・フード産業に特化した人材サービスを主力とするクックビズは、創業以来培ってきた人材マッチングの知見を基盤に、食関連分野全体への事業拡張を進める方針だ。 提携の背景には、飲食に加え、食品小売、製造、ホテル・レジャー分野における慢性的な人手不足がある。クックビズは「調理」「接客」「..
北紡、蓄電池エネルギー事業に参入、GX対応と安定収益基盤を確立
■需給調整とバックアップ電源を担う新事業、2026年本格稼働予定 北紡<3409>(東証スタンダード)は12月10日、蓄電池エネルギーシステム(BESS)の導入・運用事業に参入すると発表した。再生可能エネルギーの普及やGXの加速に伴い、電力需給調整の高度化が課題となる中、蓄電池を需給調整機能の中核と位置付け、安定した収益基盤の確立を目指す。 同社は、将来的に検討している生成AIデータセンター事業との高いシナジーも見込む。データセンターに求められる電力安定性を支えるバックアップ..
ゼネラル・オイスター、1000株以上に年2万円相当のOPCポイント優待を新設
■3月末・9月末基準で各1万ポイント進呈、中長期保有を後押し ゼネラル・オイスター<3224>(東証グロース)は12月10日、株主優待制度の新設を発表した。2024年8月に株主優待を廃止したが、カード発行や送付費用などのコスト構造を再検証し、維持費用を大幅に抑えた持続可能な制度として再構築した。株主への感謝に加え、投資魅力の向上と個人株主の中長期保有促進を目的とする。 新制度は、2026年3月末日を初回基準日とし、以降は毎年3月末日と9月末日を基準日とする。対象は当社株式を1..