江戸の暮らしを1/10スケールで再現、檜細工師・三浦宏の作品展開催中
■檜細工でよみがえる江戸の町、三浦宏の精緻な世界、今ここに かつて江戸の庶民が汗を流し談笑した「湯屋」の熱気まで伝わってくるようだ。東京都台東区の台東区民会館で、浅草出身の檜(ひのき)細工師・三浦宏さん(1926~2019)の手による江戸期の家屋復元模型を展示する「三浦宏作品展 小さく拵(こしら)えた江戸の町並み」が開催されている。 家業の風呂桶作りで培った技術と、徹底した時代考証によって再現された「小さな江戸」が、訪れる人々を魅了している。■息づかい感じる精巧な造り 会場に..