決算発表記事情報一覧

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科研製薬の26年3月期は一時的収益剥落で大幅減益予想

 科研製薬<4521>(東証プライム)の25年3月期連結業績は大幅増収増益だった。新規多重特異性抗体NM26の知的財産譲渡および販売提携オプション契約に基づく契約一時金、および次世代の経口2型炎症性疾患治療薬として開発中のSTAT6阻害剤に関するライセンス契約に基づく契約一時金が寄与した。26年3月期は減収・大幅減益予想としている。前期の一時的収益が剥落することに加え、主力のクレナフィン群やアルツの減収、研究開発費の増加等を見込んでいる。■医療用医薬品・医療機器メーカー 医薬..

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TAC、コスト効率化と事業好調で大幅増益・黒字転換を達成、26年3月期横ばい予想も増配で株主還元強化へ

 TAC<4319>(東証スタンダード)は5月15日に25年3月期連結業績を発表した。前回予想を上回る大幅増益で黒字転換した。売上高は微増収にとどまったが、営業コスト構造の見直しや全社ベースの業務効率化効果のほか、引当金繰入額が想定を下回ったことも寄与した。26年3月期は横ばい予想としているが、やや保守的だろう。なお配当は増配予想としている。積極的な事業展開で収益回復基調を期待したい。株価は25年3月期利益予想の上方修正(4月30日公表)を好感して急伸する場面があった。1倍割..

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冨士ダイス、26年3月期は需要回復で増収、大幅営業・増益予想で収益回復基調へ

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は5月15日に25年3月期連結業績を発表した。売上高は横ばいだが、各利益は減益だった。前期好調だった海外向け溝付きロールが顧客における在庫調整の影響で大幅に減少したほか、原材料価格高騰やIT・人材投資なども影響した。26年3月期は需要が回復に向かい増収、大幅営業・増益予想としている。収益回復基調だろう。株価は地合い悪化の影響で急落する場面があったが、その後は反発の動きを強めている。高配当利回りや低PBRなども評価して出直りを期待したい。..

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ヒーハイスト、26年3月期2桁増収・黒字転換で増配予想、直動機器のスマート生産で販売拡大へ

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は5月15日に25年3月期連結業績を発表した。主力の直動機器の需要回復遅れなどで減収・赤字だった。26年3月期は2桁増収・黒字転換で増配予想としている。直動機器のスマート生産を実践して生産増強および販売拡大を図る方針だ。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益回復基調を期待したい。株価は3月末の権利落ちや4月上旬の地合い悪化の影響で高値圏から急反落したが、その後は反発の動きを強めている。1倍割れの低PBRも..

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アルコニックス、26年3月期も増収増益・連続大幅増配予想、長期経営計画策定で更なる成長と効率化を推進へ

 アルコニックス<3036>(東証プライム)は5月15日に25年3月期連結業績を発表した。大幅増収増益で着地した。アルミ銅事業、半導体製造装置関連金属加工品等を中心に全セグメントが増収と好調に推移した。そして26年3月期も増収増益・連続大幅増配予想としている。実需の強い業界に注力してコスト転嫁等を推進する。なお長期経営計画2030を策定した。成長投資と株主還元を両立し、資本効率の最大化を目指す方針だ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急伸して年初来高値を更新した。上..

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アイフリークモバイル、26年3月期横ばい予想だが保守的、コンテンツ事業の効率化や新規事業開拓で収益改善目指す

 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は5月15日に25年3月期業績(非連結)を発表した。I―FREEK GAMESを吸収合併して当期第3四半期より非連結に移行したため、前年同期の連結業績との比較で見ると、販管費削減効果で営業・経常損失が縮小した。26年3月期は横ばい予想としているが、やや保守的だろう。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。株価は徐々に下値を切り上げて底打ち感を強めている。出直りを期待したい。

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TACの前3月期は各利益とも大幅に黒字化、税理士、不動産鑑定士、社労士講座など人気、法人研修も期を通じて堅調

(決算速報)■良好な就職環境を受け公務員講座、マンション管理士などは低調 資格取得講座の大手TAC<4319>(東証スタンダード)の2025年3月期・連結決算は、売上高が前期比1.0%増の191億96百万円となり、営業利益は7億25百万円で前期の3億07百万円の損失から大幅に黒字化、親会社株主に帰属する当期純利益は4億67百万円で同じく前期の2億19百万円の損失から大きく浮上した。 当期の受講者数は19万9439名(前期比0.3%減)だったが、個人教育事業では税理士講座、不動..

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ヒーハイストは今期、各利益とも黒字化を見込む、利益率が低い形番のスクラップ・アンド・ビルドを実行、収益構造の変革を推進

(決算速報)■精密部品加工の売り上げはカーレース用部品の増加などで29%増加 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)の2025年3月期・連結決算は、エネルギー価格高騰に加え、鋼材価格や補助部材の上昇により直動機器の大型ストレート形番の生産を終了する予定となり、棚卸資産の評価損を計上したことなどにより、売上高は前期比2.8%減の22億45百万円となり、営業利益は1億21百万円の損失、親会社株主に帰属する当期純利益は2億03百万円の損失となった。 ただ、精密部品加工は、カー..

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冨士ダイスは今期の営業利益22.9%増など想定し増収増益を見込む

(決算速報)■グリーン水素発生装置を省電力化する触媒・電極(PME)など注目 冨士ダイス<6167>(東証プライム)が5月15日午後に発表した2025年3月期・連結決算は、売上高が165億95百万円(前期比0.5%減)となり、営業利益は原材料の高騰などを受けて4億88百万円(同39.7%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は4億26百万円(同39.9%減)だった。 超硬製工具類は、昨年度好調だった海外向け溝付きロールの顧客での在庫調整により売り上げがダウンしたが、超硬製..

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アイフリークモバイルは今期、営業損失残るが利益構造の最適化を推進し事業成長をめざす

(決算速報)■コンテンツ事業では知育アプリの施策に注力 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)が5月15日午後に発表した2025年3月期の決算短信は、期中に経営の合理化政策の一環として子会社だった株式会社アイフリークスマイルズ、株式会社I-FREEKGAMESを吸収合併したため非連結決算となり、売上高は20億4百万円(前期比32.7%増加)、営業利益は61百万円の損失、純利益は1億10百万円の損失となった。 今期・26年3月期は、コンテンツ事業では、利益構造の最..