新製品&新技術NOW一覧

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大成建設、時速60kmで走行中のEVへ無線給電に成功――国内初の快挙

■充電インフラと航続距離の課題解決へ、商用車のEV化を後押し 大成建設<1801>(東証プライム)は7月18日、高速走行中の電気自動車(EV)に対し、最大10kWの連続無線給電に国内で初めて成功したと発表した。福島県田村市の次世代技術実証センターにおける実験では、時速60kmで走行するEVに対し、道路に埋設した送電電極から無線で電力を供給。伝送効率は平均66%、最大71%を記録し、高速道路での本格導入に向けた可能性を示した。 運輸部門は国内のCO2排出量の約18%を占め、自動..

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飛島建設、不安全行動を検出するAIシステムを開発、荷台飛び降りや脚立の誤使用をAIが自動判定

■専用機器不要、低コスト・省力で現場に導入可能 飛島ホールディングス<256A>(東証プライム)グループの飛島建設とアクシスウェアは7月17日、建設現場の安全管理DXを推進するため、不安全行動を自動検出するAIシステムを共同開発したと発表した。同システムは市販のネットワークカメラの映像を活用し、「トラック荷台からの飛び降り」や「脚立の不適正使用」などを対象に、不安全行動をAIが自動で検出するもので、専用機器の導入は不要。現場負担の軽減と低コストでの運用が可能で、既に4カ所の作..

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HPCシステムズ、理化学研究所にFPGAクラスタを導入、高速演算と柔軟設計を実現

■FPGAクラスタが量子誤り推定アルゴリズムの中核に HPCシステムズ<6597>(東証グロース)は7月17日、理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)プロセッサ研究チームに対し、量子誤り推定アルゴリズムの実装を支援する専用FPGAクラスタシステムを導入したと発表した。同システムには、アイベックステクノロジーが開発した高性能アクセラレーションカード「IPAC-1000」が採用されている。今回の導入は、ムーンショット型研究開発制度のもとで進められる量子誤り訂正技術の高度化..

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スターティアホールディングス、クラウドサーカスの「Fullstar」、累計ユーザー60万人超の「ペライチ」に導入

■ノーコードでチュートリアル作成、マーケティング部門が主導で改善 スターティアホールディングス<3393>(東証プライム)は7月17日、同社子会社のクラウドサーカスが開発するCSM(カスタマーサクセスマネジメント)ツール「Fullstar(フルスタ)」が、ペライチの提供するホームページ作成ツール「ペライチ」に導入されたと発表した。同導入により、ペライチのプロダクト管理画面上でFullstarを活用したチュートリアルを展開し、新規ユーザーのサービス活用促進と利用プランのアップグ..

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ネオマーケティングが新サービス「Looply」提供開始、一般生活者の“共感クチコミ”で購買促進

■調査で明らかに:購買意欲は“一般生活者の体験談”で94%が検索行動 ネオマーケティング<4196>(東証スタンダード)は7月17日、一般生活者によるSNS投稿を活用した新たなインフルエンサーマーケティング支援サービス「Looply(ループリー)」の提供を開始したと発表した。同サービスは、「共感」「親近感」「鮮度」を重視し、発信力よりも信頼性ある口コミの生成に注力する点が特長となっている。SNSでの体験共有が購買行動に強く影響するとの調査結果を踏まえ、サービス開発に至った。 ..

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東急電鉄、大井町線で2032年度からワンマン運転を開始、TASCやAI監視で安全運行を強化

■デジタル技術で大井町線の安全・効率化を推進 東急<9005>(東証プライム)グループの東急電鉄は7月17日、大井町線において2032年度からワンマン運転を実施すると発表した。少子高齢化による労働力不足や社会環境の変化を見据えた取り組みであり、運行体制の高度化を通じて鉄道事業の持続的な成長を図る。対象は大井町線の全列車で、田園都市線に直通する列車も含まれる。 同社はワンマン運転に向けて、定位置停止支援装置(TASC)、AIによる乗降監視システム、無線式列車制御システム(CBT..

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OKIなど4社、洋上風力の水中点検を無人化する実証事業に採択、自律型無人機で洋上風力点検

■ASVとROVで水中点検の無人化検証、政府目標受け技術確立急ぐ OKI<6703>(東証プライム)は7月17日、東洋エンジニアリング<6330>(東証プライム)、日本製鉄<5401>(東証プライム)グループの日鉄エンジニアリング、FullDepthと共同で提案した「自律型海洋無人機・無人潜水機を用いた利用実証事業」が、内閣府の「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」に採択されたと発表した。洋上風力発電設備の維持管理モデル構築をテーマとし、ASVおよびROVを活用して、AU..

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FDK、高容量AB2型水素吸蔵合金を開発、水素社会実現へ新素材投入

■体積効率は液体水素の約2倍、高圧ガス比7倍を実現 FDK<6955>(東証スタンダード)は7月17日、水素貯蔵タンク用の新素材として高容量AB2型水素吸蔵合金を開発したと発表した。ニッケル水素電池で培った吸蔵技術と、中国子会社との連携による技術力を融合し、来るべき水素社会に適応した次世代素材として実用化を目指す。今回の新製品は、液体水素の約2倍、高圧水素ガスの約7倍の体積効率を持ち、既存のAB5型合金より20%多い水素を貯蔵可能とする。 従来のAB5型合金はリサイクル性や反..

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ヘッドウォータース、AIエージェントによる業務自動化ソリューションを発表、AIがパソコン操作を代行

■「Agentic RPA」「Agentic Web」で複雑な業務を自動化 ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は7月16日、AIエージェントがコンピューター操作を代行する「Computer-Using Agentソリューション」を発表した。同時に、大手企業向け業務特化型の「Agentic RPA」「Agentic Web」の提供も開始した。マルチモーダルAIを活用し、画面を視認して操作する技術により、APIがないレガシーシステムや複雑な業務にも対応可能とする。情報..

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富士通、台湾Acer Medicalと高齢者の歩行異常検知AIで協業、立つ・座る・歩く動作から疾病の兆候を自動解析

■2025年中に台湾全土の高齢者施設へ導入へ 富士通<6702>(東証プライム)は7月16日、台湾のAcer Medical Inc.と高齢者の歩行パターンの異常検知を通じて認知症やパーキンソン病の早期把握を支援するソリューション「aiGait powered by Uvance」の開発に関する基本合意書を6月25日に締結したと発表した。富士通の骨格認識AIと、Acer Medicalが開発するモバイルアプリケーションを連携させ、台湾の医療機関にて実証実験を実施する計画である..