政治・経済一覧

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【医療機関の倒産】上半期で過去最多を更新、物価高騰と人件費増が収益圧迫

■病院・歯科医院で過去最多水準に迫る倒産、多角的な要因で経営難深刻化 帝国データバンクは7月8日、2025年上半期(1-6月)の医療機関倒産動向調査を発表した。それによると、病院・診療所・歯科医院の倒産件数は35件に上り、過去最多だった2024年同期(34件)を上回るペースで増加している。特に病院9件、歯科医院14件は各々の年間最多記録に迫る水準だ。 倒産の主因は物価高騰と人件費の上昇にある。医療機器や光熱費、患者給食費などが値上がりする一方、診療報酬の改定が追い付かない状況..

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年金積立金運用GPIF、2024年度は1.7兆円の黒字、5年連続でプラス収益

■外国株式と為替差益が収益を支える一方、国内債券は2兆円超の赤字 公的年金の積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は7月4日、2024年度の運用実績を発表した。収益額は1兆7334億円となり、5年連続の黒字を確保した。年度末の運用資産残高は249兆7821億円で過去最高を更新した。収益率は0.71%にとどまり、前年度の22.67%から大幅に縮小したが、市場の変動に対し一定の耐性を示したかたちだ。 資産別では、外国株式が4兆3103億円の収益を計上し、全体収..

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トランプ大統領が日本に25%の関税を通告、4月発表の24%から引き上げ8月1日から実施

■日本側は総合対策本部を開き、引き続き米国との協議を続ける構えと伝えられる 米トランプ大統領が米国時間の7日、日本などに宛てた関税率に関する書簡を公開し、日本には25%の関税を通告すると伝えられた。 ロイターニュースによると、「トランプ米大統領は7日、日本と韓国からの輸入品に対し、8月1日から25%の関税を課すと表明した。自身のソーシャルメディアに両国に宛てた関税に関する書簡を公開した。米政権が貿易相手国に新たな課税措置を通知する12通の書簡のうち、最初の2通となる」「日本に..

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【トランプ関税:企業の意識調査】企業の4割が中長期的に「マイナス影響」と回答

■トランプ政権、関税引き上げ8月1日発動の構え トランプ米大統領は7月6日、各国との関税交渉について「9日までにほとんどの国と交渉が完了する」との見通しを示した。関税引き上げは8月1日に発動される予定で、対象国には7日以降、関税率を通知する書簡が発送される。4月に公表された一律10%の基本税率に加え、国別の上乗せ分が適用される見込みだが、上乗せ分は一時停止されていた。ベセント財務長官は、交渉がまとまらなかった国には4月2日の関税水準が再適用されると述べた。交渉の進展によっては..

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【育児・介護休業法改正とDX対応に関する調査】対応企業は半数止まり、6割が制度知らず

■制度利用に温度差、現場負担と支援の両面浮上 インフォマート<2492>(東証プライム)は7月7日、改正育児・介護休業法とDX対応に関する調査結果を発表した。調査は、育児・介護の状況にある会社員とバックオフィス担当者計1010名を対象に実施され、法改正の認知や企業の対応状況、クラウドサービスへの期待が明らかになった。特に、約6割が法改正を知らないという結果から、周知不足と情報伝達の課題が浮き彫りになった。 また、テレワークや短時間勤務制度の利用状況については、半数の企業で「利..

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【2024年度「上場企業の不動産売却」調査】件数減も総面積は拡大、大型取引が増加

■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額 東京商工リサーチは6月30日、2024年度に国内不動産の売却を開示した上場企業は85社となり、前年度の97社から減少したと発表した。ただし、売却土地の総面積は70社が公表し、合計157万494平方メートルと前年度比約1.6倍に拡大した。とりわけ、1万平方メートル超の大型売却を実施した企業は24社(前年度18社)で、取引の規模が増大している。最多の売却面積はシャープ<6753>(東証プライム)の45万平方メートルで、堺工..

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7月の食品値上げ2105品目に急増、調味料中心に値上げラッシュ

■前年同月比4倍超、過去最長の連続増加を記録 帝国データバンクは6月30日、2025年7月における食品主要195社の価格改定動向を発表した。7月に予定される飲食料品の値上げは合計2105品目に達し、前年同月比で約4倍の増加となった。中でも調味料が最多の1,445品目にのぼり、カレールウやだし製品などの値上げが目立った。これにより、2025年通年の累計値上げ品目数は1万8697品目となり、早ければ7月中にも2年ぶりに年間2万品目を超える可能性が高まった。 値上げ率の平均は15%..

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2025年度企業想定為替レートは1ドル139円台、前年より円高水準に

■企業収益に与える影響も二極化、為替変動リスクに注視 帝国データバンクは6月24日、2025年度の企業の想定為替レートに関する動向調査の結果を発表した。同調査によると、2025年度の企業の平均想定為替レートは1ドル=139円64銭となり、前年5月時点の140円88銭から1円24銭の円高水準となった。レートの分布では「146~150円」が28.6%と最も高く、次いで「141~145円」(25.0%)、「136~140円」(21.8%)と続き、企業の4社に3社が136円から150..

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【インフォマート:2025年の崖とDXに関する実態調査】6割以上の企業に「レガシーシステム」が存在

■約8割が事業に与える負の影響を懸念 インフォマート<2492>(東証プライム)は6月25日、企業・自治体のDX担当者ら360名を対象に実施した「2025年の崖とDXに関する実態調査」の結果を発表した。経済産業省が指摘する年間12兆円の経済損失リスクがあるにもかかわらず、58.6%が「2025年の崖」の内容を理解しておらず、63.1%の企業で老朽化したレガシーシステムが残存している実態が明らかになった。■製造業の81.6%が老朽化システムを保有、業務効率化に遅れ 調査では、レ..

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トランプ関税、企業の57%が「マイナス」認識、交渉停滞が影落とす

■自動車関税「一致せず」、首脳会談は平行線のまま 米国のドナルド・トランプ大統領が掲げる「相互関税」方針をめぐり、日本企業の間で懸念が広がっている。東京商工リサーチが6月に実施したアンケートによると、「トランプ関税」が業績に「マイナス」と回答した企業は57.6%に達し、4月の前回調査から5.3ポイント上昇した。自動車への追加関税問題をめぐり、石破茂首相がG7カナダ・サミットで米国側と直接交渉を行ったものの、合意に至らなかった。「双方の認識は一致していない」との首相発言が、企業..