投資情報一覧

NO IMAGE

【小倉正男の経済コラム】イノベーションなければ「いいモノを安く」は無意味

■「名古屋企業」の元祖ノリタケ 2000年代前半は、いわば「失われた30年」のどん底を極めた時期である。不動産バブル崩壊により大銀行が膨大な不良債権を抱えて青息吐息、財閥などの垣根を超えて金融再編成が進行した。その大不況の真っ最中、トヨタ自動車などを筆頭に「名古屋企業」が異例の収益力の強さをみせていた。 実体は名古屋だけではなく、トヨタグループなど「三河企業」がその中核にあり、牽引していた面がある。東京からは、尾張(名古屋)も三河も同じにみえるが、地元ではそれぞれまったく違う..

NO IMAGE

キヤノンMJが4日続伸、シャノンとのメタバース事業での提携など連日好感の様子

■シャノンは発表の翌日から連日ストップ高 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)<8060>(東証プライム)は1月25日、4日続伸基調となり、後場は13時に賭けて3055円(35円高)前後で推移し、出直りを強めている。シャノン<3976>(東証グロース)が23日付で同社とのメタバース関連事業での販売提携を発表しており、買い材料のひとつになっている。シャノンは発表の翌日から連日ストップ高となり、25日は17%高の1035円(150円高)まで上げている。 シャノンの発表に..

NO IMAGE

ベルグアースは次第に持ち直し堅調、新株発行による「希薄化」の影響ほとんどなく植物ワクチンなどへの期待強い様子

■調達資金2億8190万円は野菜苗生産設備、研究設備などに ベルグアース<1383>(東証スタンダード)は1月25日、朝方の2945円(18円安)を下値に切り返し、後場は2966円(3円高)でスタート。再び1月10日につけた2018年1月以来の高値3010円に向けて出直る相場となっている。1月18日に発表した第三者割当による新株発行(手取概算額2億8190万円の資金調達)による「希薄化率」(株式需給のゆるみ)は7.87%と開示されているが、株価は発表後ほとんど下げていない。こ..

NO IMAGE

【株式市場】日経平均は30円高、次第に堅調、半導体関連株などは高安混在

◆日経平均は2万7329円36銭(30円17銭高)、TOPIXは1976.62ポイント(3.70ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億8300万株、 1月25日(水)前場の東京株式市場は、自動車株や半導体関連株が高安混在となり、NY株式のダウ続伸、NASDAQ反落を受け個別物色の展開となった。中で、昨24日の後場下げた日本郵船<9101>(東証プライム)や日本製鉄<5401>(東証プライム)は反発基調となり、暴風雪で減便の日本航空<9201>(東証プライム)も堅調。不..

NO IMAGE

ステラファーマが7日続伸、血管肉腫に対する臨床試験などへの期待続く

■リゾートトラストの子会社とともに実施、リゾートトラストもジリ高 ステラファーマ<4888>(東証グロース)は1月25日、朝方に426円(12円高)まで上げた後も堅調に推移し、日々小幅だが7日続伸基調の出直り相場となっている。1月19日、血管肉腫に対するBNCT国内第2相臨床試験(最初の被験者への照射完了)を発表しており、治療法の確立に向けて期待の強い相場が続いている。試験はリゾートトラスト<4681>(東証プライム)の連結子会社の(株)CICSとともに行ったとし、リゾートト..

NO IMAGE

バーチャレクスHDがストップ高、ロボットの遠隔監視オペレーションに係る業務の実験運用に期待強まる

■自動走行ロボなどの(株)ZMPと協業、幅広い分野で協働の方針 バーチャレクス・ホールディングス(バーチャレクスHD)<6193>(東証グロース)は1月25日、急伸商状となり、午前10時半過ぎに一時ストップ高の1394円(300円高)まで上げ、昨年来の高値(2022年1月の1401円)に迫っている。24日午後、株式会社ZMP(東京都文京区)とロボットの遠隔監視オペレーションに係る業務の実験運用を開始と発表し、買い材料視されている。両社は、本件に留まることなく、今後もロボット事..

NO IMAGE

東洋水産が出直り強める、1月末に四半期決算発表を控え価格改定効果などに期待強い

■第2四半期(4~9月)は海外即席麺が牽引し過去最高の売上高 東洋水産<2875>(東証プライム)は1月25日、5100円(80円高)で始まった後5190円(170円高)まで上げ、一段と出直りを強めている。1月17日に「マルちゃん生めん・チルド商品」などの価格改定を発表(「マルちゃん市販用・業務用冷凍食品」「マルちゃん加工食品」は一部改定)し、昨年6月に続く改定。第3四半期決算の発表は1月31日頃の予定のため、価格改定効果などに期待が強いとの見方が出ている。 第2四半期連結決..

NO IMAGE

【どう見るこの株】セントラル総合開発は23年3月期2桁増益予想で中期成長も期待

 セントラル総合開発<3238>(東証スタンダード)は、ファミリータイプの自社ブランド分譲マンション「クレア」シリーズを主力に、不動産販売事業および不動産賃貸・管理事業を展開している。2030年に向けた長期経営計画では、住まい・まちづくり・くらしに重要な役割を担うマンションデベロッパーとして、実需への対応、対象エリアの拡大、SDGsの視点を踏まえながら、持続的な成長を実現することを目指している。23年3月期は分譲マンションの販売契約が順調に進捗して増収・2桁増益予想としている..

NO IMAGE

ミロク情報サービスはモミ合い上放れ、23年3月期は再上振れの可能性

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトを主力として、ERPソリューションとデジタルマーケティングを融合した統合型DXプラットフォームの構築を目指している。1月18日には、CSR活動の一環として第20回新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソン(1月29日開催)に協賛するとリリースしている。23年3月期は大幅営業・経常増益予想(純利益は前期特別利益の反動で減益予想)としている。先行投資で費用が増加するが、新規顧客開拓などで主力のERP製品が好調に推移..

NO IMAGE

カナモトは調整一巡して上値試す、23年10月期増収増益予想で収益拡大基調

 カナモト<9678>(東証プライム)は建設機械レンタルの大手である。成長戦略として国内営業基盤拡充、海外展開、内部オペレーション最適化によるレンタルビジネスの収益力向上を推進するとともに、環境対策機への資産シフトなどサステナビリティを意識した取り組みも強化している。23年10月期は需要回復などで増収増益予想としている。災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は利益確定売りや地合い悪化の影響で22..