小倉正男の経済コラム一覧

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【小倉正男の経済コラム】バブル後最高値 マイナス金利解除後発言の度に

■マイナス金利解除後発言で円安、株高 日銀がマイナス金利解除を発言するごとに円安、株高となっている。マイナス金利解除は、一応利上げだから円高、株安になるのが自然だが、市場はその逆に動いている。 日銀・植田和男総裁は、「(マイナス金利解除後の金融政策について)緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」と発言している(2月9日・衆院予算委員会)。その前日の8日には内田真一副総裁が、「(マイナス金利解除後に)どんどん利上げしていくようなパス(経路)は考えにくく、緩和的な金融環境を維持..

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【小倉正男の経済コラム】日銀「出口戦略」マイナス金利解除=正常化を塞ぐ壁

■植田総裁のマイナス金利解除(利上げ)への意向は強い 1月22日~23日の日銀・金融政策決定会合は、マイナス金利解除(利上げ)に向かうには重要な日程になる。政策金利をマイナス0・1%からゼロ(0%)にするにしても、利上げには周到な地ならしを行うというのが通例である。 仮に4月にマイナス金利解除を行うとすれば、1月金融政策決定会合を起点に何らかの地ならしの号砲を撃ち鳴らす可能性が高まる。利上げのスケジュールとしては、地ならしの時期に入ることになる。 植田和男総裁は、“チャレンジ..

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【小倉正男の経済コラム】マイナス金利解除 FRBの利下げを見守るしかない・・・

■金融政策決定会合は従来政策を維持 日銀の金融政策決定会合(12月18~19日)は、従来の金融政策を何も変更しないという確認で終了した。 事前に植田和男総裁の「チャレンジング発言」があり、「マイナス金利」など政策に変化が出る可能性が取り沙汰されていた。この発言で為替、株式、国債などの市場は乱高下、市場は何らかの変化が起こると“動揺”をみせていた。 植田総裁は国会(参院財政金融委員会)で金融政策の所見についてこう発言している。 「チャレンジングな状況が続いておりますが、年末から..

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【小倉正男の経済コラム】日銀 マイナス金利解除に向かうのか?

■11月雇用は堅調、利下げ時期はやや後退 米国の農業分野以外の雇用者は、11月19万9000人の増加となった。事前予想は18万人強であり、それを上回ったことになる。ただし、想定圏内の上振れという見方が一般的である。 失業率は3・7%(前月3・9%)と小幅改善になっている。平均時給は前月比0・4%(前月0・2%、前年同月比4・0%)、こちらも前月比で小幅だが上昇している。労働需給の逼迫、インフレの一因となっている人手不足、賃金アップはピーク時に比べると緩和されている。だが、雇用..

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【小倉正男の経済コラム】FRB インフレより景気後退を警戒

■「ベージュブック」経済活動は鈍化 米連邦準備制度理事会(FRB)が、全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)で「10月以降、経済活動は鈍化した」と景気後退に警戒を示している。「労働需給は緩和され、消費者が価格に一段と敏感になっている」(11月29日)。利上げ局面は大枠で終了、インフレより景気に見解をシフトしている。 米国の消費者物価だが、10月は前年同月比3・2%上昇にとどまっている。8月~9月はともに3・7%上昇だったが、消費者物価の上昇幅は縮小している。2022年は..

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【小倉正男の経済コラム】奈良県宇陀市 都内有名シェフ店でオーガニックフェア

■「宇陀市、どこや?」 奈良県宇陀市、「平成の大合併」で生まれた市である。大宇陀、菟田野、榛原の3町、室生村が元々の地名だ。 宇陀市といっても、首都圏などでは馴染みは薄い。首都圏などの人たちにしたら、「女人高野」、「五重塔」で知られる室生寺のあるところだ、といえば少しは身近になるかもしれない。 金剛一智市長は、宇陀市についてこう話している。 「どこや?奈良市の南、大阪に60分、京都に90分の地。人口は2万7436人、面積は247平方キロメートルで山の上にある。大和高原の地で夏..

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【小倉正男の経済コラム】異常気象 フグ漁獲量は北海道が全国トップ

■異常気象でフグはいまや北海道が産地 先日、個人的なお祝いで和食店に伺った。このお店は、冬場にフグを扱っており、女将さんにいつからフグ料理を開始するのか聞いてみた。 「ウチは冷凍物を使わないので、フグはいつ入荷するのか、本当にわからない。10月になっても夏日が続いており、海水温上昇でそれこそいつ河豚を出せるのか、何ともいえない」 それで終わったと思ったら、女将さんは憤慨の面持ちでこう話し出した。「フグはいまでは北海道で捕っているのですよ」。 20~30年前は三河湾でフグが捕れ..

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【小倉正男の経済コラム】中国経済のデフレ化 人類史上空前のバブル破裂の予兆

■中国=設備投資が止まっている 射出成形機、プラスチックを金型に流し込んで成型加工する工作機械である。日用品、食品、自動車、スマホなど情報機器用などの製造に使われる。“最も納期が短い工作機械”である。射出成形機への需要は、端的に設備投資動向、もっといえば景気の良し悪しを示すといわれている。 日本の射出成形機は、長らく中国向け需要で潤ってきた。中国の製造業が増産投資、設備増強に明け暮れてきたためである。しかし、いまや中国の射出成形機需要はパッタリと止まっている。 工作機械業界に..

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【小倉正男の経済コラム】野菜不足解消「パッケージサラダ」が野菜ジュースを超えた

■コロナ収束の明暗、経済はバーチャルよりリアル コロナ収束、変化はかなり凄まじい。やはり、経済はバーチャルよりリアルということになる。人々が動かないと経済は活況にはならない。 銀座三越などの百貨店を覗いてみても、洋菓子売り場など複数箇所でお客が何列にも並んで順番待ちしているといった盛況ぶりである。百貨店売り場に“並び現象“ということで、まるでディズニーランドのようになっている。百貨店、アパレル専門店向けの紙袋需要が急復活していると聞いていたのだが納得である。 反面、バーチャル..

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【小倉正男の経済コラム】危機管理の順位「社長を守るのか、企業を守るのか」

■日本企業の原始的な「危機管理」 日本企業の原始的といえる「危機管理」なのだが、「社長は知らなかったことにしておく」というやり方が一般的に採られるケースが少なくない。 ある社長に、「自分は知らなかったということにしていた」と言われたことがある。愕然というか、それは企業にとって最悪のやり方になる可能性がある。仮にそれがバレたら会社ぐるみということになりかねない。極論すると社長などどうなってもよいのだが、場合によっては会社が立ち直れなくなるリスクを抱える。 「社長を守るのか、企業..