【小倉正男の経済コラム】トランプ大統領 物価高で支持率低下 輸入食料品200品目以上で突然の関税除外措置、政策に不本意なブレ発生
■突然、輸入食料品200品目以上を関税除外 トランプ大統領は、輸入食料品を中心に「相互関税」対象から除外する大統領令に署名した(11月14日)。コーヒー、紅茶、緑茶、アボカド、トマト、バナナ、牛肉、コンビーフなど牛肉製品、各種香辛料など――。突然、200品目を越える規模で関税除外を行っている。 相互関税を発表した4月2日には、「解放の日」と名付けて喜色満面だった。関税除外では、不本意なのかほとんど無口で「私はいくつかの食品の価格を下げたいだけだ」と語るのみだった。 トランプ大..