【マーケットセンサー】金価格、国内外で史上最高値を更新、安全資産需要が世界的に拡大
■米中摩擦と政府機関閉鎖で市場不透明感高まる、投資資金が金市場へ 10月17日、金店頭価格が1グラムあたり2万3254円(田中貴金属工業)となり、国内で初めて2万3000円台を突破した。国際市場でも金先物価格が1トロイオンスあたり4137ドルと史上最高値を更新しており、安全資産としての金への注目が一段と高まっている。背景には、米国経済の不確実性、世界的なリスク回避姿勢、為替動向の三要因がある。 アメリカでは米中貿易摩擦の再燃と政府機関の一部閉鎖により市場の先行き不透明感が強ま..