【マーケットセンサー】日米金融政策転換の行方とサマーラリーのゆくえ
■FOMCと金融政策決定会合の行方は夏場にも熱気を呼ぶ 本当に「ハト派」なのか、それとも「ハト派」の羽根の下に「タカ派」の鎧を隠しているのかは見極める必要がある。6月に開催されたFRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公開市場委員会)と日本銀行の金融政策決定会合では、前者で政策金利の年内引き下げ回数が3回から1回に修正され、後者では長期国債の買い入れ額減額の検討が決定された。これらはマーケットでは「ハト派」的として受け取られ、初期反応は株価上昇となったが、一件落着とは受け取..