アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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ラバブルマーケティンググループは下値固め完了、23年10月期は7ヶ月決算で需要期含まず赤字予想だが中長期成長期待

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は、SNSマーケティング事業を主力にDX支援事業も展開し、成長戦略として小規模でSNS運用する企業・団体向けのSNSマーケティング支援、東南アジアを中心とする海外展開、サステナビリティマネジメントを推進している。23年10月期(決算期を3月から10月に変更することに伴う経過期間で7ヶ月決算)は、利益の大半を計上する年末および年度末の需要期を含まないため赤字予想だが、前年同期間との比較で増収・赤字縮小予想としている。ま..

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ヤマシタヘルスケアホールディングスは売られすぎ感、24年5月期営業・経常減益予想だが保守的

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、九州を地盤とする医療機器専門商社(山下医科器械)を中心に、ヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。24年5月期は特需の反動や不透明感などを考慮して減収、営業利益と経常利益は減益、当期純利益は特別損失一巡して増益、配当は増配予想としている。全体として保守的な印象が強く会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は4月の年初来高値圏から反落してほぼ一本調子に水準を切り..

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アルコニックスはモミ合い煮詰まり感、24年3月期は下期からの需要回復で利益横ばい予想

 アルコニックス<3036>(東証プライム)は商社機能と製造機能を併せ持ち、M&Aも積極活用しながら、非鉄金属の素材・部品・製品の生産から卸売まで全てをONE-STOPで提供する「非鉄金属等の総合ソリューションプロバイダー」である。24年3月期第1四半期は、資源高などにより好調だった前年同期との比較で非鉄金属市況の下落、スマホ関連の需要減少、コスト増加分の価格転嫁のタイムラグなどにより減収・大幅減益だった。ただし通期の利益横ばい予想を据え置いた。下期に向けて自動車やスマホ関連..

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フライトホールディングスは調整一巡、24年3月期大幅増収増益予想

 フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)は電子決済ソリューションを主力としてシステム開発・保守なども展開している。23年10月1日付で子会社を吸収合併して商号をフライトソリューションズに変更予定である。7月26日には、市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する小・中規模事業者向けの新しい決済ソリューションTapion(タピオン)について、一般加盟店の申込受付を7月31日より開始すると発表した。24年3月期はマイナンバーカード対応「Incre..

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クレスコは売り一巡、24年3月期1Q営業減益だが通期営業増益予想据え置き

 クレスコ<4674>(東証プライム)は独立系のシステムインテグレータで、ビジネス系ソフトウェア開発や組込型ソフトウェア開発のITサービスを主力としている。成長戦略として顧客のDXを実現するデジタルソリューションを強化している。24年3月期第1四半期は人件費や教育費の増加、複数の不採算プロジェクト発生により営業減益(経常利益と親会社株主帰属四半期純利益はデリバティブ評価損益の改善により増益)だったが、通期営業増益予想を据え置いている。不採算プロジェクトに関する損失引当が第1四..

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星光PMCは調整一巡、23年12月期2Q累計減益だが通期は営業増益予想

 星光PMC<4963>(東証プライム)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開している。成長戦略として、製品/事業地域/事業領域の全てにおけるポートフォリオ変革推進による稼ぐ力の強化を掲げ、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)などの拡販も推進している。なお9月20日~22日に東京ビックサイトで開催される「INCHEM TOKYO 2023」にバイオフィルムコントロール剤を出展する。23年12月期第2四半期累計は原料価格上昇に対応して製品価..

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京写は上値試す、24年3月期大幅増益予想、さらに上振れの可能性

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーで、片面プリント配線板については世界最大の生産量を誇っている。中期成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。24年3月期はベトナムにおける受注増加などにより大幅増益予想としている。第1四半期の好調を勘案すれば通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極..

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マルマエは下値切り上げ、24年8月期収益回復期待

 マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開し、成長戦略として消耗品の拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営の推進などを推進している。23年8月期は大幅減収減益予想だが、市場環境悪化への対応策として半導体分野の新規顧客からの認証取得を実現し、新規受注が24年8月期の売上高に本格寄与する見込みとしている。またFPD分野では、市場環境が停滞するなかでも新型G8装置向け部品の受注に成功している。積極..

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ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期第1四半期は精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だったが、通期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強お..

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ティムコは調整一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。なお第3四半期の特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上する。需要回復、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定効果などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性..