アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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カナモトは年初来高値更新の展開、23年10月期増収増益予想、24年10月期も収益拡大基調

 カナモト<9678>(東証プライム)は建設機械レンタルの大手である。成長戦略として国内営業基盤拡充、海外展開、内部オペレーション最適化によるレンタルビジネスの収益力向上を推進するとともに、環境対策機への資産シフトなどサステナビリティを意識した取り組みも強化している。23年10月期は増収増益予想としている。需要回復に伴うレンタル用資産稼働率向上に加えて、レンタル単価適正化なども推進する方針だ。災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、積極的..

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ミロク情報サービスは戻り歩調、24年3月期増益予想、さらに上振れ余地

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、ERPソリューションとデジタルマーケティングを融合した新規事業領域の統合型DXプラットフォームの構築を目指している。9月28日には、23年10月開始のインボイス制度に関して各種製品の機能追加を完了したと発表している。24年3月期は増益予想としている。サブスクリプション型への移行スピード加速や戦略投資などを考慮して小幅増益にとどまる予想としているが、ストック収益の拡大などを勘案すれば保守的な印象が..

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ベステラは急反発、24年1月期大幅増収で黒字転換

 ベステラ<1433>(東証プライム)は、製鉄所・発電所・ガスホルダー・石油精製設備など鋼構造プラント設備の解体工事に特化したオンリーワン企業で、解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとしている。さらにM&Aを活用して環境関連対策工事なども展開している。24年1月期は一部の低利益率工事の影響を受けるが、前期比では大幅増収・黒字転換予想としている。老朽化プラント解体工事の増加などで中期的に事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益回復基調を期待したい。株価..

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JPホールディングスは戻り歩調、24年3月期営業・経常増益予想、さらに上振れ余地

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は総合子育て支援のリーディングカンパニーである。長期ビジョンに「選ばれ続ける園・施設」を掲げ、認可保育園・学童クラブ運営を中心に子育て支援の質的向上と事業を通じた社会貢献を推進するとともに、新規領域への展開も推進している。9月26日には、今後の事業展開における資金需要に向けて機動的かつ安定的な資金調達を可能とするため、シンジケート方式によるコミットメントライン契約(借入極度額60億円)を締結した。24年3月期は受入児童数の増加..

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ファンデリーは下値固め完了、24年3月期黒字転換予想で収益改善基調

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は、健康冷凍食「ミールタイム」宅配のMFD事業、ハイブランド冷凍食「旬をすぐに」宅配のCID事業、および周辺領域のマーケティング事業を展開し、ヘルスケア総合企業を目指している。9月28日には「旬をすぐに」において、北海道上川郡美瑛町産「男爵いも」を使用したJAびえいとのコラボ商品を発売した。24年3月期は黒字転換予想としている。販管費が増加するものの、売上回復による増収効果などで吸収する見込みだ。第1四半期はCID事業の送料改定による..

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TACは急動意、24年3月期2桁営業増益予想、リスキリング関連で注目

 TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて、主力の教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。24年3月期は2桁営業増益予想としている。受講生ニーズに合ったサービス導入やコンテンツ開発による個人教育事業の早期回復、新たな事業領域への挑戦、株価資産倍率(PBR)改善施策などに..

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日本エム・ディ・エムは売り一巡、24年3月期増益予想、再生医療分野(膝関節)に参入

 日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は人工関節製品など整形外科分野を主力とする医療機器メーカーである。米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品を主力として、商社機能と開発主導型メーカー機能を融合した独自のビジネスモデルを展開している。9月26日には、膝関節早期治療製品の販売を開始し、再生医療分野(膝関節)に参入すると発表した。24年3月期は日本および米国における症例数の増加などで増収増益予想としている。積極的な事業展開により収益改善基調を期待したい。株..

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クリナップは上値試す、24年3月期大幅増益予想

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。9月21日には同社ホームページ上に「サステナビリティレポート2023」を公開した。CSR方針を見直して新たに策定した「サステナビリティ方針」や、23年に策定した「クリナップグループ環境ビジョン2050」および「クリナップグループ人権..

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加賀電子は上値試す、24年3月期減益予想だが上振れ余地

 加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品等の商社ビジネス、電装基板製造受託のEMSビジネスを展開し、成長に向けて収益力強化、経営基盤強化、新規事業創出、SDGs経営を推進している。24年3月期は一時的な需要減退により減収減益予想としている。ただし第1四半期の営業利益が社内計画を大幅に上回る水準で着地し、営業利益進捗率も順調だったことを勘案すれば、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。さらに25年3月期は成長軌道に回帰..

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テンポイノベーションは上値試す、24年3月期も収益拡大基調

 テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は、飲食業の小規模事業者を中心とする出店希望者向けに居抜き店舗を転貸借する店舗転貸借事業を主力としている。転貸借物件数の増加に伴って賃料収益を積み上げるストック型ビジネスであり、旺盛な個人・小規模飲食事業者の出店需要に対応して積極的な仕入を継続している。24年3月期は増収増益予想としている。ストック収益が順調に積み上がる見込みであり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は戻り高値圏から反落の形となったが、利益確定売り一巡..