アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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松田産業は目先的な売り一巡、24年3月期通期予想を上方修正、さらに再上振れ余地

 松田産業<7456>(東証プライム)は、貴金属・環境・食品分野のソリューション提供企業として、貴金属関連事業および食品関連事業を展開している。成長に向けた基本方針としては、積極投資継続による収益基盤強化と新規収益源創出、持続的成長を加速させる経営基盤の強化、ESG経営の推進による企業価値向上を掲げている。24年3月期第2四半期累計は、前年同期比では貴金属関連事業における販売量減少などで減益だが、期初計画比では価格上昇効果などにより上振れて着地した。そして通期予想を上方修正し..

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ゼリア新薬工業は売り一巡、24年3月期2Q累計最終大幅増益で通期上振れの可能性

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画では、好調な欧州事業に加えて、アジア地域での事業展開も推進する方針としている。24年3月期第2四半期累計は、売上高が医療用医薬品事業の海外の好調などで増収、営業利益が販売促進費や減価償却費の増加などで減益、経常利益が為替差損益の改善で増益、親会社株主帰属四半期純利益が特別利益計上も寄与して大幅増益だった。そして通..

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JPホールディングスは上値試す、24年3月期2Q累計大幅増益で通期上振れの可能性

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は総合子育て支援のリーディングカンパニーである。長期ビジョンに「選ばれ続ける園・施設」を掲げ、認可保育園・学童クラブ運営を中心に子育て支援の質的向上と事業を通じた社会貢献を推進するとともに、新規領域への展開も推進している。24年3月期第2四半期累計は大幅増益だった。新たな幼児学習プログラム導入など「選ばれ続ける園・施設づくり」に向けた各種取組が奏功して受入児童数が増加し、人員配置最適化など効率的な施設運営も寄与した。通期は不透..

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ミロク情報サービスは急反発、24年3月期2Q累計営業減益だが通期は増益予想、さらに上振れ余地

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、クラウド・サブスク型ビジネスモデルへの転換、ERPソリューションとデジタルマーケティングを融合した統合型DXプラットフォームの構築を推進している。24年3月期第2四半期累計は先行投資の影響で営業減益だったが、売上面は順調だった。そして通期増益予想を据え置いた。不透明感や戦略投資などを考慮して小幅増益にとどまる予想としているが保守的な印象が強い。期末に向けてストック収益が積み上がることを勘案すれば..

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建設技術研究所は上値試す、23年12月期3Q累計大幅増益で通期業績・配当予想を上方修正

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタントの大手である。成長戦略として、グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指すとともに、インフラ整備を通じた「サステナビリティ」の実現にも取り組んでいる。11月22日にはAIと航空写真を用いた河川の土砂堆積解析技術の開発を発表した。23年12月期第3四半期累計は受注が好調に推移し、業務単価の上昇、業務の効率化、業務の順調な進捗、円安などで大幅増収増益だった。そして通期業績予想を上方修正(8月14日..

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ASIAN STARは反発の動き、23年12月期3Q累計赤字拡大だが通期黒字予想据え置き

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は国内と中国で不動産関連事業を展開し、成長戦略として不動産サービス分野の規模拡大、付加価値創造事業分野のアジア展開、企業価値向上に資する戦略的M&Aおよび資本提携、ファンド組成による提携企業との共同投資を推進している。23年12月期第3四半期累計は大幅減収で赤字拡大した。不動産販売事業において、不動産相場並びに建築資材高騰などを背景として開発を慎重に吟味している。ただし通期増収・黒字予想を据え置いている..

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ファンデリーは調整一巡、24年3月期2Qが計画を上回る黒字で通期予想は上振れの可能性

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は、健康冷凍食「ミールタイム」宅配のMFD事業、ハイブランド冷凍食「旬をすぐに」宅配のCID事業、および周辺領域のマーケティング事業を展開し、ヘルスケア総合企業を目指している。24年3月期第2四半期累計は売上面が計画を下回り減収だったが、利益面はCID事業の原価率改善などにより計画を上回る黒字だった。そして通期黒字転換予想を据え置いた。第2四半期累計の利益が計画超だったこと、営業利益の進捗率が高水準だったことなどを勘案すれば、通期会社..

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ジャパンフーズは上値試す、24年3月期2Q累計が計画超の大幅増収増益で通期上振れ余地

 ジャパンフーズ<2599>(東証スタンダード)は飲料受託製造の国内最大手である。成長戦略として品質・生産性の向上、新製品の積極受注、新たな販売領域の創出などで収益の最大化と財務体質の改善を図るとともに、環境・人権に配慮したSDGs目標の設定と達成により、経済価値と社会価値を両立させた「100年企業」を目指すとしている。24年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増収増益だった。原材料費や人件費の増加などコストアップ要因があったものの、新製品受注などによって受託製造数が増加し、生..

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ジェイテックは反発の動き、24年3月期2Q累計大幅営業増益で通期も大幅増益予想

 ジェイテック<2479>(東証グロース)はテクノロジスト派遣の「技術商社」を標榜し、製造業の開発・設計部門に技術者を派遣する技術職知財リース事業を主力としている。成長戦略としては、中期目標としてのテクノロジスト700名体制の早期実現に向けた人材採用・教育の強化、長期目標としてのM&Aや新規事業による強固かつ多角的な経営基盤の構築を掲げている。24年3月期第2四半期累計は、技術職知財リース事業におけるテクノロジストの稼働率および単価の上昇、全社的な業務効率化などにより大幅営業..

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ネオジャパンは戻り歩調、24年1月期減益予想だが上振れ余地

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は、自社開発のグループウェアdesknet‘s NEOクラウドサービスを主力として、製品ラインアップ拡充による市場シェア拡大戦略、アライアンス戦略、東南アジア市場開拓戦略を推進している。なお11月6日より全国主要5エリアにおいて、お笑い芸人の江頭2:50を起用したグループウェアdesknet‘s NEOのTVCMを開始した。24年1月期は広告宣伝費や人件費の増加などで減益予想としている。ただし、クラウドサービスの好調やストック売上の拡..