アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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クリナップは調整一巡、24年3月期営業・経常微増益予想

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。12月14日には、グループの2030年度温室効果ガス削減目標においてSBT認定を取得したとリリースしている。24年3月期は営業・経常微増益予想としている。引き続きプロモーション強化による拡販や原価低減を推進するとしている。第2四半期..

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松田産業は調整一巡、24年3月期は上方修正して減益幅縮小、さらに再上振れ余地

 松田産業<7456>(東証プライム)は貴金属・環境・食品分野のソリューション提供企業として、貴金属関連事業および食品関連事業を展開している。成長に向けた基本方針として、積極投資継続による収益基盤強化と新規収益源創出、持続的成長を加速させる経営基盤の強化、ESG経営の推進による企業価値向上を掲げている。そして12月20日にはコーポレート・ガバナンスに関する報告書を公表している。24年3月期は上方修正して期初計画に比べて減益幅が縮小する見込みとしている。ただし依然として保守的な..

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京写は戻り試す、24年3月期は上振れの可能性

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーで、片面プリント配線板については世界最大の生産量を誇っている。中期成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。24年3月期はベトナムにおける受注増加、国内における自動車向け受注回復、中国におけるコスト改善、実装関連の好調、為替の円安効果などで大幅増益..

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ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。なお12月12日には「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、改善に向けた方針を決議・公表している。24年3月..

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アイフリークモバイルは調整一巡、24年3月期営業増益予想

 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は、電子絵本アプリや知育アプリなどのコンテンツ事業、および人材派遣のコンテンツクリエイターサービス(CCS)事業を展開し、成長戦略としてブロックチェーン技術を活用したNFTコンテンツ分野やe-Sports関連サービスも強化している。24年3月期は営業増益予想としている。第2四半期累計はコンテンツ事業におけるサービス改修費用やCCS事業におけるエンジニアのベースアップなどの影響で営業赤字だったが、通期ベースではコンテンツ事業..

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ソフトクリエイトホールディングスは煮詰まり感、24年3月期は再上振れの可能性

 ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)はECソリューション事業とITソリューション事業を展開し、成長戦略としてクラウドサービス拡大などを推進している。24年3月期は上方修正(10月24日付)して大幅増収増益予想としている。ECソリューション事業、ITソリューション事業とも伸長し、人件費や広告費などの増加を吸収する見込みだ。期末に向けてクラウドサービスの収益が積み上がる構造を勘案すれば、通期会社予想に再上振れの可能性があり、積極的な事業展開で収益拡大基調..

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マーチャント・バンカーズは基調転換して上値試す、24年10月期大幅黒字転換・増配予想

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)はマーチャント・バンキング事業として不動産・企業投資関連などを展開している。安定的収益源の拡大に向けて資産性の高い収益不動産の取得を推進するとともに、新規分野としてNFTなどのブロックチェーン関連に加え、ホームセキュリティ関連、EV充電器関連、プラスチック循環再生関連などにも積極展開している。決算期変更で7ヶ月決算だった23年10月期は営業・経常赤字だったが、12ヶ月決算となる24年10月期は大幅黒字転換・増配予想とし..

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トレジャー・ファクトリーは戻り歩調、24年2月期大幅増益予想、さらに再上振れ余地

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は、総合リユース業態のトレジャーファクトリーや服飾専門リユース業態のトレファクスタイルなどリユースショップを複数業態で全国展開し、成長戦略としてSDGsを推進するとともに、生活に密着したリユースの総合プラットフォーム構築を目指している。24年2月期は大幅増益予想(10月11日付で上方修正)としている。既存店売上の好調などを勘案すれば通期会社予想に再上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は10月の安値圏..

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ピックルスホールディングスは調整一巡、24年2月期は利益上振れの可能性

 ピックルスホールディングス<2935>(東証プライム)は漬物・キムチ製品の最大手で、独自の乳酸菌Pne-12を使用した「ご飯がススムキムチ」シリーズや惣菜を主力としている。成長戦略として製品開発の強化、販売エリア・販売先の拡大などを推進するとともに、野菜・発酵・健康の総合メーカーを目指してEC・外食・小売・農業領域への展開も推進している。24年2月期は増収増益予想としている。第2四半期累計の利益進捗率が高水準であることなどを勘案すれば、通期利益予想は上振れの可能性が高く、積..

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フライトソリューションズは調整一巡、24年3月期大幅増益予想

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)(旧フライトホールディングスが23年10月1日付で子会社を吸収合併して商号変更)は、マルチ決済装置Incredist TrinityやIncredist Premium Ⅱなどの電子決済ソリューションを主力として、システム開発やECソリューションも展開している。市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する小・中規模事業者向けの新しい決済ソリューションTapion(タピオン)も本格展開する。24年3月期は..