アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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ミロク情報サービスは戻り高値圏、24年3月期増益予想、さらに上振れの可能性

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、クラウド・サブスク型ビジネスモデルへの転換、ERPソリューションとデジタルマーケティングを融合した統合型DXプラットフォームの構築を推進している。12月26日には、グループのシンクタンクであるMJS税経システム研究所が、公式YouTubeチャンネルとなる「MJS税経チャンネル」の本格運用を開始したとリリースしている。24年3月期は増益予想としている。不透明感や戦略投資などを考慮して小幅増益にとど..

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生化学工業は売られ過ぎ感、24年3月期最終増益予想、さらに再上振れの可能性

 生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。成長戦略として独自の創薬技術を活かした研究開発を加速させている。24年3月期連結業績予想は上方修正し、前回予想に対して営業・経常利益は減益幅が縮小、純利益は増益に転じる見込みとした。中国向けアルツや国内医薬品の売上が想定を上回る見込みだ。なお第2四半期累計の営業・経常利益は修正後の通期予想を超過達成の形となっているが、腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603の承認申請..

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エスプールは底打ち、24年11月期も収益拡大基調

 エスプール<2471>(東証プライム)は、障がい者雇用支援やロジスティクスアウトソーシングなどのビジネスソリューション事業、およびコールセンター向け派遣などの人材ソリューション事業を主力に、新規事業の環境経営支援サービスや広域行政BPOサービスの拡大も推進している。12月21日には足利銀行との業務提携を発表した。プロ人材を活用した自動車サプライヤー企業の支援に取り組む。23年11月期はビジネスソリューション事業が牽引して増収増益予想としている。さらに24年11月期も積極的な..

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カナモトは年初来高値圏、24年10月期2桁増益予想

 カナモト<9678>(東証プライム)は建設機械レンタルの大手である。成長戦略として国内営業基盤拡充、海外展開、内部オペレーション最適化によるレンタルビジネス収益力向上を推進し、環境対策機への資産シフトなどサステナビリティへの取り組みも強化している。24年10月期は建設機械レンタル需要の堅調な推移を見込み、先行投資による費用増を吸収して2桁増益予想としている。災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株..

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ASIAN STARは下値固め完了、24年12月期収益改善期待

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は国内と中国で不動産関連事業を展開し、成長戦略として不動産サービス分野の規模拡大、付加価値創造事業分野のアジア展開、企業価値向上に資する戦略的M&Aおよび資本提携、ファンド組成による提携企業との共同投資を推進している。23年12月期の連結業績については12月25日付で下方修正した。コスト高の影響で戸建販売が伸び悩んでいるため売上高、各利益とも前回予想を下回る。ただし不動産仲介事業の収益が寄与するため各利..

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クレスコは上値試す、24年3月期増益予想

 クレスコ<4674>(東証プライム)は独立系のシステムインテグレータで、ビジネス系ソフトウェア開発や組込型ソフトウェア開発のITサービスを主力としている。成長戦略として顧客のDXを実現するデジタルソリューションを強化している。12月27日には、同社のIRサイトが昨年度に続き主要IRサイト評価機関3社から優秀なサイトとして表彰されたとリリースしている。24年3月期は増益予想としている。第2四半期累計の営業利益進捗率はやや低水準だが、不採算プロジェクトに関する損失引当が第1四半..

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ジャパンフーズは急伸して年初来高値更新、24年3月期大幅増益予想、さらに上振れの可能性

 ジャパンフーズ<2599>(東証スタンダード)は飲料受託製造の国内最大手である。成長戦略として品質・生産性の向上、新製品の積極受注、新たな販売領域の創出などで収益の最大化と財務体質の改善を図るとともに、環境・人権に配慮したSDGs目標の設定と達成により、経済価値と社会価値を両立させた「100年企業」を目指すとしている。24年3月期は大幅増益予想としている。受託製造数増加や生産性向上効果を見込み、売上拡大・単価向上に向けて新製品受注、新規顧客獲得、新たな販売領域拡大にも取り組..

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ケンコーマヨネーズは上値試す、24年3月期大幅増益予想、さらに上振れの可能性

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は、マヨネーズ・ドレッシング分野からタマゴ加工品やサラダ・総菜分野へと事業領域を拡大し、4つのテーマ(BtoBtoC、イノベーション、構造改革、グローバル)とサステナビリティ経営に取り組んでいる。なお、東京海洋大学に開設している「サラダサイエンス(ケンコーマヨネーズ)寄附講座」が主催する「第5回サラダシンポジウム」を、24年3月8日に開催予定としている。24年3月期は外食分野を中心とする需要回復、価格改定効果、生産性向上効果など..

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建設技術研究所は高値更新の展開、24年12月期も収益拡大基調

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタントの大手である。成長戦略として、グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指すとともに、インフラ整備を通じた「サステナビリティ」の実現にも取り組んでいる。なお12月25日には、ドローンで運搬可能な土石流等の発生を検知するクラウド型システムの開発を発表している。23年12月期は上方修正して大幅増益・大幅増配予想としている。国土強靭化関連など事業環境は良好であり、積極的な事業展開で24年12月期も収益..

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ヤマシタヘルスケアホールディングスは戻り高値圏、24年5月期上振れ余地

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、経営理念に「地域のヘルスケアに貢献する」を掲げ、九州を地盤とする医療機器専門商社(山下医科器械)を中心に、継続的な収益拡大に向けてヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。12月19日には整形外科分野に特化した医療機器販売を展開する鹿児島オルソ・メディカルの株式取得(子会社化)を発表した。九州南部における事業展開も加速する方針だ。24年5月期は特需の反動や不透明感などを考慮して営業・経常減益予想とし..