アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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LibWorkは調整一巡、24年6月期大幅増益予想

 LibWork<1431>(東証グロース)は熊本県を地盤として九州圏および首都圏に展開する注文住宅メーカーである。デジタルマーケティングによる独自の集客手法を特徴・強みとして、成長戦略には戸建プラットフォーマーへの加速などを掲げている。24年6月期は大幅増収増益予想としている。売上高は過去最高で各利益はV字回復の見込みだ。受注が回復傾向であり、原価低減や販管費見直しなどの施策も寄与する見込みであり、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい..

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アスカネットは底固め完了、24年4月期(3Qより連結決算に移行)は下期回復基調

 アスカネット<2438>(東証グロース)は、葬儀社・写真館向け遺影写真加工のフューネラル事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集制作のフォトブック事業を主力として、空中結像ASKA3Dプレートの空中ディスプレイ事業も拡販に向けた動きを加速させている。23年12月にはCSR活動の一環として広島県グリーンボンドへの投資を実行した。24年4月期は第3四半期より連結決算に移行するため、通期の連結業績予想を第3四半期決算発表時に公表予定としている。第2四半期累計(非連結)は減..

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ラバブルマーケティンググループは反発の動き、24年10月期は高成長継続

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は、大企業・ブランド向けを中心とするSNSマーケティング支援を主力に、中長期成長戦略としてSNSマーケティング事業の拡大加速、DX支援事業の基幹事業化、東南アジアを中心とする海外展開、新しいテクノロジーを活用した新規事業の育成、サステナビリティマネジメントなどを推進している。24年10月期(12ヶ月決算、23年10月期は決算期変更で7ヶ月決算)は、主力のSNSマーケティング事業における新規受注の増加などにより、高成長..

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インフォマートは上値試す、24年12月期も収益拡大基調

 インフォマート<2492>(東証プライム)は企業間の商行為を電子化する国内最大級のBtoB電子商取引プラットフォーム(飲食業向けを中心とする受発注システム、全業界を対象とする請求書システムなど)を運営している。利用企業数は増加基調で、23年11月には全サービス合計の利用企業数が100万社を突破した。なお23年12月には急速なインフレ進行による社員の家計負担を支援するため、正社員・パート社員を対象に2年連続でインフレ手当(一律5万円)を支給した。23年12月期は大幅増益予想と..

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マルマエは急伸、24年8月期1Q赤字で通期も減益予想だが下期回復基調

 マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開し、成長戦略として消耗品の拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営などを推進している。24年8月期第1四半期は半導体分野の市場停滞の影響を受けて大幅減収・赤字だった。そして通期も減益予想おしている。ただし、半期別に見ると上期は厳しい状況が継続するものの、下期は回復基調に転じる見込みとしている。積極的な事業展開で収益回復基調を期待したい。株価は10月の昨..

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ゼリア新薬工業は反発の動き、24年3月期は上振れの可能性

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画では、好調な欧州事業に加えて、アジア地域での事業展開も推進する方針としている。また国内では、医療用医薬品市場におけるプレゼンスの確保や、コンシューマーヘルスケア事業の拡大を推進している。24年3月期は増収増益予想としている。第2四半期累計の利益進捗率が高水準であることなどを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性..

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フライトソリューションズは底固め完了、24年3月期大幅増益予想

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は、マルチ決済装置Incredist TrinityやIncredist Premium Ⅱなどの電子決済ソリューションを主力として、システム開発やECソリューションも展開している。市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する小・中規模事業者向けの新しい決済ソリューションTapion(タピオン)も本格展開する。24年3月期は大幅増益予想としている。大型案件も寄与する見込みだ。有望案件が目白押しであり、積..

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マーチャント・バンカーズは上値試す、24年10月期大幅黒字転換・増配予想

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)はマーチャント・バンキング事業として不動産・企業投資関連などを展開している。不動産投資関連で安定的収益源となる資産性の高い収益不動産の取得を推進するとともに、新規分野としてブロックチェーン・NFTプラットフォーム関連、娯楽TVメディア・コンテンツ関連、ホームセキュリティ関連、EV充電器関連、プラスチック循環再生関連などにも積極展開している。23年12月には事業用賃貸マンション2物件を取得し、目標に掲げていた年間家賃収入..

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ベステラは下値切り上げ、24年1月期黒字転換予想

 ベステラ<1433>(東証プライム)は、製鉄所・発電所・ガスホルダー・石油精製設備など鋼構造プラント設備の解体工事に特化したオンリーワン企業で、解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとしている。さらにM&Aを活用して環境関連対策工事なども展開している。24年1月期は大幅増収・黒字転換予想としている。受注の増加や大型進行基準工事の順調な進捗に加えて、M&Aによる新規連結効果なども寄与する見込みだ。老朽化プラント解体工事の増加などで中期的に事業環境は良好であ..

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アルコニックスは反発の動き、24年3月期減益予想だが25年3月期収益回復期待

 アルコニックス<3036>(東証プライム)は商社機能と製造機能を併せ持ち、M&Aも積極活用しながら、非鉄金属の素材・部品・製品の生産から卸売まで全てをONE-STOPで提供する「非鉄金属等の総合ソリューションプロバイダー」である。12月22日には中国においてメッキ材料製造の新会社(孫会社)設立を発表した。24年3月期はスマホ関連を中心とする需要回復遅れ、コスト増加分の価格転嫁遅れなどにより減益予想としている。ただし四半期別に見ると23年3月期第4四半期がボトムとなっている。..