アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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カナモトは上値試す、24年10月期2桁増益予想

 カナモト<9678>(東証プライム)は建設機械レンタルの大手である。成長戦略として国内営業基盤拡充、海外展開、内部オペレーション最適化によるレンタルビジネス収益力向上を推進し、環境対策機への資産シフトなどサステナビリティへの取り組みも強化している。2月1日には電動二輪車向けバッテリー交換ステーションを東京都港区の自社敷地内に設置したと発表した。24年10月期は建設機械レンタル需要の堅調な推移を見込み、先行投資による費用増を吸収して2桁増益予想としている。災害復旧・防減災・老..

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ファンデリーは底打ち、24年3月期3Q累計大幅営業増益で通期上振れの可能性

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は、健康冷凍食「ミールタイム」宅配のMFD事業、ハイブランド冷凍食「旬をすぐに」宅配のCID事業、および周辺領域のマーケティング事業を展開し、ヘルスケア総合企業を目指している。24年3月期第3四半期累計はMFD事業の回復遅れなどにより減収だが、利益面はCID事業の原価率改善などにより大幅増益だった。そして営業利益は第3四半期累計時点で通期予想を超過達成した。この点を勘案すれば通期会社予想は上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で..

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ヒーハイストはモミ合い上放れの動き、24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を..

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ジェイエスエスは下値切り上げ、24年3月期増収増益予想

 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)はスイミングスクールを全国展開し、スイミングスクール特化型企業では首位の施設数を誇っている。成長戦略としては、水泳指導技術を活かした商品開発の強化を推進するとともに、スイミングにとどまらず健康運動への取り組みも推進している。24年3月期は増収増益予想としている。成長戦略の各種施策を通じた会員数の回復や会員単価の上昇を見込んでいる。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は小動きだが徐々に下値を切り上げている。下値固めが完了した..

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京写は上値試す、24年3月期3Q累計大幅増益で通期上振れの可能性

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーである。成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。24年3月期第3四半期累計は主力の自動車向けプリント配線板の受注回復、ベトナムの黒字化、実装関連の好調、為替の円安効果、中国におけるコスト改善などにより大幅増益だった。そして通期の大幅増益予想を据え..

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神鋼商事は上値試す、24年3月期は上振れの可能性

 神鋼商事<8075>(東証プライム)はKOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などに展開している。成長戦略としては、重点分野と位置付けているEV・自動車軽量化関連および資源循環型ビジネス関連の拡大を推進するとともに、サステナビリティ経営も強化している。24年3月期は神戸製鋼所の厚板ミル改修に伴う鋼材取扱量減少、半導体市場の需要低迷などにより減益予想としている。ただし四半期別に見ると第2四半期は前年比増収増益に..

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綿半ホールディングスは昨年来高値更新、24年3月期3Q累計営業増益と順調

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は、経営方針に「地域に寄り添い、地域と共に新しい価値を創造する」を掲げ、ホームセンターを中心とする小売事業、長尺屋根工事や自走式立体駐車場工事を強みとして戸建木造住宅分野にも展開する建設事業、および医薬品・化成品向け天然原料輸入を主力とする貿易事業を展開している。24年3月期第3四半期累計は建設事業で前期に大型物件が集中した反動があったが、小売事業と貿易事業の好調が牽引して営業増益だった。そして通期の2桁営業増益予想を据え置い..

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インテージホールディングスは戻り試す、24年6月期営業・経常増益予想

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は、市場調査事業を主力としてシステムソリューション分野や医薬情報分野にも展開している。成長戦略として、Date+Technology企業として販促最適化への新たな価値を創出することや、社会的課題解決に向けた行政EBPM推進への価値を創出することなどを目指している。24年6月期は成長戦略推進や需要回復などで営業・経常増益予想としている。親会社となったNTTドコモとのシナジー効果も期待され、積極的な事業展開で収益拡大基調だろ..

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加賀電子は上値試す、25年3月期は成長軌道回帰シナリオ

 加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品等の商社ビジネス、電装基板製造受託のEMSビジネスを展開し、成長に向けて収益力強化、経営基盤強化、新規事業創出、SDGs経営を推進している。24年1月には資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応方針を決議・公表した。24年3月期は一時的な需要減退により減収減益予想としているが上振れの可能性が高いだろう。さらに25年3月期は成長軌道に回帰するシナリオとしている。積極的な事..

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エイトレッドは下値切り上げ、24年3月期3Q累計増収増益と順調で収益拡大基調

 エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は社内文書電子化のリーディングカンパニーとして、ワークフローシステムの開発・販売およびクラウドサービスを展開している。大手・中堅企業向けパッケージ型AgileWorksと小規模企業向けクラウド型X-point Cloudが2本柱で、ワークフロー市場におけるシェア1位を獲得している。24年3月期第3四半期累計は増収増益と順調だった。主力のX-point CloudとAgileWorksが好調に推移し、積極投資による人件費や広告宣伝費..