アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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協立情報通信は上値試す、24年3月期3Q累計が実質大幅増収増益で通期も実質増収増益予想

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は、中堅・中小企業のICT化を支援するソリューション事業、およびドコモショップ運営のモバイル事業を展開している。成長に向けた基本方針として事業ポートフォリオの再構築、継続収益の拡大、サステナブル経営などを推進している。24年3月期第3四半期累計(第2四半期から非連結決算に移行したため比較は非表示)は、前年同期の連結業績との比較で見ると実質的に大幅増収増益で着地した。ソリューション事業、モバイル事業とも順調だった。そして通期も前期の..

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ヤマシタヘルスケアホールディングスは上値試す、24年5月期は上振れの可能性

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、経営理念に「地域のヘルスケアに貢献する」を掲げ、九州を地盤とする医療機器専門商社(山下医科器械)を中心に、継続的な収益拡大に向けてヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。24年5月期は特需の反動などを考慮して営業・経常減益予想としている。ただし第2四半期累計連結は医療機器販売が順調に拡大し、人件費増加などを吸収して増益だった。第2四半期累計が増益での着地となり、進捗率も高水準であることを勘案すれば..

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マルマエは調整一巡、24年8月期は下期回復基調

 マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開し、成長戦略として消耗品の拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営などを推進している。24年8月期は半導体市場停滞長期化の影響により減益予想としている。ただし、半期別に見ると上期は厳しい状況が継続するものの、下期は回復基調に転じる見込みとしている。積極的な事業展開で収益回復基調を期待したい。株価は昨年来高値圏から反落の形となったが調整一巡感を強めている..

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TACは調整一巡、24年3月期赤字予想だが25年3月期収益改善期待

 TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて、主力の教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。2月20日には会計士や税理士をはじめとする士業の方のサポートを中心とする結婚相談所サービス「TACマリッジコンシェルジュ」運営の開始を発表した。24年3月期第3四半期累計の各利益は..

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ジャパンフーズは上値試す、24年3月期3Q累計大幅増収増益で通期上振れ濃厚

 ジャパンフーズ<2599>(東証スタンダード)は飲料受託製造の国内最大手である。成長戦略として品質・生産性の向上、新製品の積極受注、新たな販売領域の創出などで収益の最大化と財務体質の改善を図るとともに、環境・人権に配慮したSDGs目標の設定と達成により、経済価値と社会価値を両立させた「100年企業」を目指すとしている。24年3月期第3四半期累計は大幅増収増益だった。新たな販売領域を含めた顧客獲得なども寄与して受託製造数が大幅に増加し、生産性向上によるコスト改善効果なども寄与..

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ベステラは上値試す、24年1月期予想を上方修正

 ベステラ<1433>(東証プライム)は、製鉄所・発電所・ガスホルダー・石油精製設備など鋼構造プラント設備の解体工事に特化したオンリーワン企業で、解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとしている。さらに環境関連対策工事なども展開している。2月16日には24年1月期業績予想の上方修正を発表した。受注が過去最高水準で推移していることに加えて、人材(工事監督)の採用が順調に推移しているため、完成工事高が想定以上に進捗している。老朽化プラント解体工事の増加などで中..

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JSPは上値試す、24年3月期は3回目の上方修正で大幅増益予想

 JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。成長ドライバーとして自動車部品用ピーブロックなどの拡販を推進するとともに、製品ライフサイクル全体における環境負荷軽減に貢献する製品や製造技術の開発など、サステナビリティ経営の推進も強化している。24年3月期第3四半期累計は大幅増益だった。製品価格改定、北米における収益性の高い製品の好調、コスト削減などが寄与した。そして通期利益予想を上方修正(23年7月31日付、23年10月31日付に続いて3回目)した。修..

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巴工業は上値試す、24年10月期増収増益で過去最高益更新予想

 巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。成長戦略として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資などに取り組んでいる。24年10月期は増収増益で過去最高益更新・連続増配予想としている。売上面は両事業とも伸長し、利益面は機械製造販売事業が牽引する見込みだ。期初時点での会社予想は保守的な印象が強く、上振れの可能性が..

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トレジャー・ファクトリーは上値試す、24年2月期業績・配当予想を上方修正

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は、総合リユース業態のトレジャーファクトリーや服飾専門リユース業態のトレファクスタイルなどリユースショップを複数業態で全国展開し、成長戦略としてSDGsの推進とともに、生活に密着したリユースの総合プラットフォーム構築を目指している。2月14日付で24年2月期連結業績予想および配当予想を上方修正した。既存店売上が想定を上回る水準で好調に推移しているため、前回予想に対して増収増益幅が拡大する見込みだ。さらに25年2月期も積極的..

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JPホールディングスは上値試す、24年3月期3Q累計大幅増益で通期業績・配当予想を上方修正

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は総合子育て支援のリーディングカンパニーである。長期ビジョンに「選ばれ続ける園・施設」を掲げ、認可保育園・学童クラブ運営を中心に子育て支援の質的向上と事業を通じた社会貢献を推進するとともに、新規領域への展開も推進している。24年3月期第3四半期累計は大幅増益だった。新たな幼児学習プログラム導入など各種取組が奏功して受入児童数が増加し、人員配置最適化など効率的な施設運営も寄与した。そして通期連結業績予想および期末配当予想を上方修..