アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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エイトレッド、25年3月期増収増益予想、クラウド型X-point Cloudが好調

 エイトレッド<3969>(東証スタンダード)はワークフローシステムのリーディングカンパニーとして、小規模企業向けクラウド型X-point Cloudと大手・中堅企業向けパッケージ型AgileWorksを主力としている。25年3月期は増収増益で8期連続増配予想としている。X-point Cloud、AgileWorksとも好調に推移し、積極投資による人件費などの増加を吸収する見込みだ。クラウドサービスの拡大でストック収益が積み上がる収益構造であり、積極的な事業展開で収益拡大基..

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ベステラ、25年1月期大幅増益予想、老朽化プラント解体工事の増加で事業環境は良好

 ベステラ<1433>(東証プライム)は、製鉄所・発電所・ガスホルダー・石油精製設備など鋼構造プラント設備の解体工事に特化したオンリーワン企業である。解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとして、脱炭素解体ソリューションを推進している。25年1月期は大幅増益予想としている。老朽化プラント解体工事の増加などで中期的に事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は徐々に下値を切り上げて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。なお..

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ティムコはモミ合い上放れの動き、25年11月期収益改善期待、顧客接点強化などで収益力向上へ

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。収益力向上に向けた基本戦略として顧客接点の強化、EC分野の拡大、海外への展開を推進している。24年11月期はフィッシング事業の在庫調整局面継続や、アウトドア事業における期初の暖冬影響をなどにより大幅減益予想としている。25年11..

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マルマエ、25年8月期は半導体分野の受注回復で大幅増益予想、成長戦略が奏功

 マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開している。長期ビジョンとして「幅広い分野の総合メーカーを支える部品加工のリーディングカンパニー」を目指し、中期事業計画では成長戦略として消耗品拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営などを推進している。25年8月期は半導体分野の受注回復により大幅増収増益予想としている。収益回復基調を期待したい。株価は8月の年初来安値圏をボトムとして徐々に下値を切り上げ..

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ヒーハイスト、25年3月期赤字予想だが26年3月期回復期待、半導体製造装置関連の需要が拡大へ

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置等に使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。25年3月期は直動機器の需要回復遅れで赤字予想(11月12日付で下方修正)となったが、中長期的には半導体製造装置関連などで直動機器の需要拡大が予..

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クレスコ、25年3月期増収増益予想、受注環境改善と生産性向上効果などが寄与

 クレスコ<4674>(東証プライム)は独立系システムインテグレータで、ビジネス系ソフトウェア開発や組込型ソフトウェア開発のITサービスを主力に、顧客のDXを実現するデジタルソリューションも強化している。25年3月期は受注が堅調に推移し、生産性向上効果なども寄与して増収増益予想、そして連続増配予想としている。第2四半期累計(中間期)は前年の不採算プロジェクトの影響が一巡して大幅増収増益と順調だった。受注環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は戻り高値圏か..

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アスカネットは、25年4月期2桁増益予想、フューネラル事業が牽引

 アスカネット<2438>(東証グロース)は、葬儀社・写真館向け遺影写真加工のフューネラル事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集制作のフォトブック事業を主力として、空中結像ASKA3Dプレートの空中ディスプレイ事業の拡大にも注力している。25年4月期は2桁増益予想としている。フューネラル事業の堅調推移、フォトブック事業における生産効率化、空中ディスプレイ事業の拡販に加え、前期計上したM&A費用や特別損失の剥落なども寄与する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待し..

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ジェイエスエスは調整一巡、25年3月期増収増益予想、M&A戦略強化で収益拡大に期待

 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)はスイミングスクールを全国展開し、スイミングスクール特化型企業では首位の施設数を誇っている。成長戦略として新たにM&A戦略を強化する方針を打ち出し、目標として3年以内に売上高100億円・100店舗・時価総額50億円以上を目指すとしている。25年3月期はワカヤマアスレティックスの新規連結も寄与して増収増益予想としている。M&A戦略など積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は値を切り下げる形で8月の年初来安値に接近して軟調だが..

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ゼリア新薬工業、25年3月期増収増益予想、さらに再上振れ余地、国内で医療用医薬品市場でのプレゼンス強化

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画では、好調な欧州事業に加えてアジア地域での事業展開も推進する方針としている。国内では医療用医薬品市場におけるプレゼンスの確保や、コンシューマーヘルスケア事業の拡大を推進している。25年3月期は医療用医薬品事業、コンシューマーヘルスケア事業とも伸長して増収増益予想(11月5日付で上方修正)としている。通期会社予想に..

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生化学工業は調整一巡、25年3月期大幅増益予想、ロイヤリティ収入増加で収益力向上

 生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。成長戦略として独自の創薬技術を活かした研究開発を加速させている。25年3月期は大幅増益予想としている。医薬品の販売は減少するが、ロイヤリティー収入の増加や研究開発費の減少が寄与する見込みだ。第2四半期累計が2桁増収・大幅営業増益と順調であり、積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが、高配当利回りや1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整..