アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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アスカネットは底打ち、25年4月期2桁増益予想

 アスカネット<2438>(東証グロース)は、葬儀社・写真館向け遺影写真加工のフューネラル事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集制作のフォトブック事業を主力として、空中結像ASKA3Dプレートの空中ディスプレイ事業の拡大にも注力している。25年4月期は2桁増益予想としている。フューネラル事業の堅調推移、フォトブック事業における生産効率化、空中ディスプレイ事業の拡販に加え、前期計上したM&A費用や特別損失の剥落なども寄与する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調を期..

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ベステラは反発の動き、25年1月期大幅増益予想

 ベステラ<1433>(東証プライム)は、製鉄所・発電所・ガスホルダー・石油精製設備など鋼構造プラント設備の解体工事に特化したオンリーワン企業である。解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとしている。重点戦略として脱炭素解体ソリューションを推進している。25年1月期は大幅増益予想としている。前期に受注した大型工事が順調に進捗し、スクラップ売却益や追加工事獲得なども寄与する見込みだ。8月23日にはプラント設備事故に関する特別損失(事故損害補償損失)および特別..

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ミロク情報サービスは反発の動き、25年3月期増収増益・連続増配予想

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、クラウド・サブスク型収益モデルへの転換加速、統合型DXプラットフォーム戦略、サステナビリティ経営などを推進している。25年3月期は増収増益で連続増配予想としている。サブスク型への転換加速に伴ってソフトウェア使用料収入の伸長が牽引し、人件費増加などの先行投資を吸収する見込みだ。第1四半期は、人的資本投資による人件費増加や売上拡大に伴う仕入原価の増加など小幅営業・経常減益だったが、売上面は主力のER..

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ASIAN STARは反発の動き、24年12月期通期大幅増益予想据え置き

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は国内と中国で不動産関連事業を展開し、成長戦略として不動産サービス分野の規模拡大、付加価値創造事業分野のアジア展開、企業価値向上に資する戦略的M&Aおよび資本提携、ファンド組成による提携企業との共同投資を推進している。24年12月期第2四半期累計は投資用マンションの買取再販が堅調に推移して大幅増収だが、不動産相場の高止まりで戸建開発の収益性が低水準にとどまっているため赤字だった。ただし通期の大幅増収増益..

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イトーキは反発の動き、24年12月期2桁増益・大幅増配予想

 イトーキ<7972>(東証プライム)はオフィス家具の大手で、物流設備なども展開している。新3ヶ年中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」では、持続的な成長力を高めることをテーマに、重点戦略として7FlagsおよびESG戦略を掲げ、株主還元も強化(配当性向目標引き上げ、株主優待制度新設、自己株式取得・消却)する方針としている。24年12月期第2四半期累計は販管費の増加で小幅営業・経常減益だったが概ね計画水準だった。そして通期の2桁増益予想を据え置き、配当予想を上..

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ヒーハイストは反発の動き、25年3月期1Q赤字だが通期黒字予想据え置き

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。25年3月期第1四半期は固定費の増加などで赤字だったが、通期の増収・黒字予想を据え置いた。需要回復、生産増強、価格改定などの効果を..

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マルマエは反発の動き、25年8月期収益回復基調

 マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開し、成長戦略として消耗品の拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営などを推進している。24年8月期は半導体分野における市場停滞の影響で大幅営業減益予想としている。ただし四半期別に見ると、第3四半期は売上高が回復に転じて営業利益も黒字転換したため、第2四半期がボトムとなった可能性がありそうだ。半導体分野が底打ちして25年8月期は収益回復基調を期待したい。..

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クリナップは反発の動き、25年3月期1Q減益だが通期増益予想

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として、既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。25年3月期は拡販や原価低減を推進して増益予想としている。第1四半期は原材料価格高騰の影響などで大幅減益だったが、積極的な事業展開により、通期ベースでの収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で急落する場面があったが、目先的な..

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京写は反発の動き、25年3月期1Q小幅営業増益だが通期大幅営業増益予想

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーである。成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。25年3月期は自動車関連を中心に需要が堅調に推移して大幅営業増益予想としている。第1四半期は国内の自動車向けプリント基板の受注回復が遅れたため小幅営業増益にとどまったが、ベトナムにおける自動車分野の..

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JSPは反発の動き、25年3月期1Q増収増益だが通期減益予想据え置き

 JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。新中期経営計画では、4つの成長エンジンを中心とした収益性の高い成長分野への集中投資などにより収益の最大化を図り、資本効率の向上を目指すとしている。25年3月期は原材料価格上昇、固定費増加、大幅増益だった前期の反動などを考慮して減益予想としている。第1四半期の営業利益の進捗率はやや低水準だったが、24年8月1日出荷分から実施のスチレンペーパー製品全般の価格改定なども寄与して通期上振れ余地がありそうだ。積極的..