アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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巴工業、24年10月期は再上振れの可能性、25年10月期も収益拡大基調、機械製造販売・化学工業製品販売事業ともに堅調

 巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。成長戦略として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資などに取り組んでいる。24年10月期は2桁増益予想としている。機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも堅調に推移する見込みだ。3四半期累計の進捗率が高水準であることを勘案すれば、通期会社予想は再上振れの可能性が高く..

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TAC、25年3月期2Q累計大幅増益で通期も上振れの可能性、重点施策で収益力向上へ

 TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて、主力の教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。25年3月期は黒字予想としている。重点施策として、既存事業の強化、個人教育事業の早期回復、株価純資産倍率(PBR)の改善などに取り組むとしている。第2四半期累計(中間期)が計画を上..

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ネオジャパン、25年1月期は大幅増収増益で過去最高業績予想、主力製品「desknet’s NEO」が成長を牽引

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は、自社開発のグループウェアdesknet‘s NEOクラウドサービスを主力として、製品ラインアップ拡充による市場シェア拡大戦略、アライアンス戦略、東南アジア市場開拓戦略を推進している。25年1月期は大幅増収増益で過去最高業績予想としている。主力事業が好調に推移し、コスト面では人件費やソフトウェア償却費が増加する一方で広告宣伝費が減少することも寄与する見込みだ。そして第2四半期累計が順調であり、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。積..

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エスプールは調整一巡感を強め出直りに期待、24年11月期経常・最終増益予想

 エスプール<2471>(東証プライム)は、障がい者雇用支援やロジスティクスアウトソーシングなどのビジネスソリューション事業、コールセンター向け派遣などの人材ソリューション事業を主力として、環境経営支援サービス、広域行政BPOサービス、地方創生支援サービスなどの拡大も推進している。24年11月期は販管費増加などを考慮して営業利益横ばい、経常・最終増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが調整一巡感を強めている。出直りを..

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JSP、25年3月期減益予想だが上振れ余地、価格改定効果が寄与して通期予想に上振れも

 JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。新中期経営計画では、4つの成長エンジンを中心とした収益性の高い成長分野への集中投資などにより収益の最大化を図り、資本効率の向上を目指すとしている。25年3月期は原材料価格上昇等の不透明感、固定費増加、大幅増益だった前期の反動などを考慮して減益予想としている。ただし第2四半期累計の進捗率は順調だった。価格改定効果なども寄与して通期予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は調..

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加賀電子、25年3月期営業・経常利益横ばい予想だが上振れ余地、次期中期経営計画発表し更なる成長へ

 加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品等の商社ビジネス、電装基板製造受託サービスのEMSビジネスを主力に、成長戦略として収益力強化、経営基盤強化、新規事業創出、SDGs経営を推進している。25年3月期は営業・経常利益横ばい予想としている。下期からの需要本格回復を見込み、人件費の増加など吸収する見込みだ。第2四半期累計(中間期)が社内計画比で上振れたことを勘案すれば、通期予想にも上振れ余地がありそうだ。なお次期中期経..

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冨士ダイス、25年3月期予想下方修正も下期回復基調、高配当利回り・低PBRが魅力で反発期待

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は超硬合金製耐摩耗工具(工具・金型)のトップメーカーで、成長戦略として経営基盤強化、生産性向上・業務効率化、海外事業の飛躍、脱炭素・循環型社会への貢献、新事業確立に取り組んでいる。25年3月期は需要回復遅れで第2四半期累計が大幅減益となり、下期の回復も緩やかな見込みとして通期予想を下方修正した。ただし四半期別に見ると、第2四半期は第1四半期に比べて回復基調となっており、第3四半期以降も回復基調を期待したい。株価は反発力が鈍くモミ合い展開..

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アイデミー、25年5月期は売上面のM&Aも寄与して高成長継続、事業環境は良好で収益拡大に期待

 アイデミー<5577>(東証グロース)は東大発のAIスタートアップである。AI/DX人材の育成を支援するプロダクト、顧客のAI開発やDX変革を伴走型で支援するソリューションなどを一気通貫サービスとして提供している。24年12月にはWebアプリケーション開発に強みを持つIT企業のトゥーアール社を子会社化予定である。25年5月期は先行投資等の影響で小幅営業・経常増益にとどまるが、売上面はM&Aも寄与して高成長を継続する見込みとしている。中長期的に同社を取り巻く事業環境は良好であ..

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朝日ラバー、25年3月期減益予想だが下期回復期待、高配当利回りや低PBRが魅力

 朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は自動車内装LED照明光源カラーキャップを主力として、医療・ライフサイエンスや通信分野の事業拡大も推進している。2030年を見据えた長期ビジョンではSDGs・ESG経営を意識して経営基盤強化を目指している。25年3月期は自動車内装照明用ASA COLOR LEDの需要回復遅れで第2四半期累計(中間期)が赤字となり、通期も下方修正して減益予想としたが、下期の回復を期待したい。株価は安値圏で軟調だが、高配当利回りや1倍割れの低PBRなど..

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イトーキ、24年12月期2桁増益予想で3Q累計順調、価格改定効果などで利益率改善

 イトーキ<7972>(東証プライム)はオフィス家具の大手で、物流設備なども展開している。新3ヶ年中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」では、重点戦略として7FlagsおよびESG戦略を掲げ、株主還元も強化(配当性向目標引き上げ、株主優待制度新設、自己株式取得・消却)する方針としている。24年12月期は2桁増益予想としている。増収効果や提供価値の向上による利益率改善に加え、24年7月より実施の価格改定なども寄与する見込みだ。第3四半期累計が増収増益と順調であり..