アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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Jトラストは戻り試す、23年12月期も収益拡大基調

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は日本、韓国・モンゴル、およびインドネシアを中心とする東南アジアで金融事業を展開している。22年12月期は金融事業の成長や事業ポートフォリオ再構築の成果で、前期の一過性要因を除いたベース営業利益に対して大幅増益予想としている。さらに事業ポートフォリオ再構築に伴って新たな成長フェーズに入り、23年12月期以降の営業利益率は飛躍的に向上する見込みとしている。23年12月期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値を切り下げる形だ..

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日本エム・ディ・エムは急反発して底打ち、23年3月期減益予想だが4Q改善期待

 日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は人工関節製品など整形外科分野を主力とする医療機器メーカーである。米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品を主力として、商社機能と開発主導型メーカー機能を融合した独自のビジネスモデルを展開している。23年3月期第3四半期累計はコロナ禍影響が和らぎ、獲得症例数が増加して2桁増収だったが、利益面は為替の円安影響、国内償還価格引き下げ、人件費や支払手数料の増加などで減益だった。そして通期減益予想を据え置いた。ただし整形外科..

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ASIAN STARは上値試す、22年12月期は下方修正だが営業黒字転換予想、23年12月期も収益改善基調期待

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は国内と中国で不動産関連事業を展開し、成長戦略として不動産サービス分野の規模拡大、付加価値創造事業分野のアジア展開、企業価値向上に資する戦略的M&Aおよび資本提携、ファンド組成による提携企業との共同投資を推進している。22年12月期連結業績は2月6日付で下方修正したが営業黒字転換予想としている。積極的な事業展開で23年12月期も収益改善基調を期待したい。株価は安値圏でのモミ合いから上放れの形となった。そ..

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アイフリークモバイルは下値固め完了、23年3月期営業増益予想で収益改善基調

 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は、電子絵本アプリや知育アプリなどのコンテンツ事業、および人材派遣のコンテンツクリエイターサービス(CCS)事業を展開し、成長戦略として次世代ブロックチェーン技術を活用したNFTコンテンツ分野にも注力している。2月1日には日本のe-Sports業界における受託事業に特化したウェブサイト開設を発表した。23年3月期は営業増益予想としている。コンテンツ事業ではユーザー獲得に向けた投資、CCS事業では専門領域に特化したエンジニア..

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松田産業は下値切り上げ、23年3月期営業利益横ばい予想だが再上振れ余地

 松田産業<7456>(東証プライム)は、貴金属・環境・食品分野のソリューション提供企業として貴金属関連事業および食品関連事業を展開し、中期経営計画の基本方針には収益基盤強化と新規収益源創出、持続的成長を支える経営基盤強化、ESG経営推進による企業価値向上を掲げている。23年3月期は世界景気減速で下期に貴金属関連事業の数量減少を想定し、インフレ影響によるコスト増加も織り込んで営業利益横ばい予想としている。ただしただし保守的な印象が強く、通期利益予想は再上振れ余地がありそうだ。..

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アイリッジは下値固め完了、23年3月期大幅営業増益予想で収益拡大基調

 アイリッジ<3917>(東証グロース)は、企業のOMO領域を支援するデジタル・フィジカルマーケティングソリューションをベースに、デジタル地域通貨プラットフォームなど新規事業領域も拡大し、リアルチャネル保有企業向けDXソリューションカンパニーへの進化を目指している。2月2日には企業向けアプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」を発表した。また2月7日~9日に開催される日本最大級DX展「第3回DX EXPO(東京展)」に出展する。23年3月期は大幅営業増益(レンジ)予想とし..

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アスカネットは下値固め完了、23年4月期は上振れの可能性

 アスカネット<2438>(東証グロース)は、葬儀社・写真館向け遺影写真加工のフューネラル事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集制作のフォトブック事業を主力としている。さらに空中結像ASKA3Dプレートの空中ディスプレイ事業も拡販・量産化に向けた動きが加速している。23年4月期は増収増益予想としている。第2四半期累計がフューネラル事業を中心に想定以上の大幅増益と順調であり、さらに下期の構成比が高い収益特性も勘案すれば、通期会社予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的..

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And Doホールディングスは反発の動き、23年6月期2桁増収増益予想で収益拡大基調

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は住まいのワンストップサービスを展開し、不動産×金融サービスの深化による高収益化を目指す不動産テック企業である。ストック収益を積み上げるフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業、および不動産売買事業を成長強化事業と位置付けて収益の柱としている。23年6月期はフランチャイズ事業やハウス・リースバック事業など成長強化事業が牽引して2桁増収増益予想としている。住宅需要は堅調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調..

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イトーキは昨年来高値更新の展開、22年12月期大幅増益予想、23年12月期も収益拡大基調

 イトーキ<7972>(東証プライム)はオフィス家具の大手で、物流機器などの設備機器関連も展開している。中期経営計画に基づいた構造改革プロジェクトを推進し、新製品・新ソリューション投入などを強化している。2月1日には、2月9日を「学習机の日」として記念日登録を申請し、正式に登録されたと発表している。22年12月期は大幅増益予想としている。ワークプレイス事業においてオフィス移転・リニューアル案件を中心に需要が好調に推移し、設備機器・パブリック事業も堅調に推移している。さらに固定..

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ヤマシタヘルスケアホールディングスは反発の動き、23年5月期減益予想だが上振れの可能性

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、九州を地盤とする医療機器専門商社を中心にヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。さらにサステナブルな成長の実現に向けて、30年度を目標年度とする長期ビジョン「マルティプライビジョン2030」を策定している。23年5月期はコロナ対策補助金による一時的な対策需要が見込めないため減収減益予想としている。ただし第2四半期累計の営業・経常利益は通期予想を超過達成しており、通期会社予想に上振れの可能性がありそ..