アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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トーソーは下値切り上げ、原材料価格高騰で23年3月期減益予想だが24年3月期改善基調

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期第3四半期累計は、原材料価格高騰の影響や販売促進関連費用の増加などで減益だったが、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも非住宅分野や海外などの拡販、カーテンレールの価格改定などで増収だった。通期も原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし、製品..

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クレスコは調整一巡、23年3月期3Q累計2桁営業増益と順調、通期上振れの可能性

 クレスコ<4674>(東証プライム)は独立系のシステムインテグレータで、ビジネス系ソフトウェア開発や組込型ソフトウェア開発のITサービスを主力としている。成長戦略として顧客のDXを実現するデジタルソリューションを強化している。23年3月期第3四半期累計は、デリバティブ評価損やコーポレートロゴ変更費用などで経常・最終減益だが、ITサービス事業の受注が高水準に推移して増収・2桁営業増益と順調だった。通期予想は据え置いて増収増益・連続増配予想としている。第3四半期累計の売上高と営..

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生化学工業は調整一巡、23年3月期減益予想だが24年3月期収益回復期待

 生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。23年3月期第3四半期累計はLAL事業が伸長したが、国内における薬価引き下げの影響や前期計上のロイヤリティーの剥落などで減収減益だった。そして通期も減収減益予想としている。第3四半期累計の利益は通期利益予想を超過達成の形だが、第4四半期に海外子会社における受託試験サービスの売上減少、研究開発費の集中発生、燃料費高騰に伴う費用の増加、半導体不足に伴って抑制していた工場..

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ネオジャパンは下値固め完了、23年1月期減益予想だが24年1月期収益拡大期待

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は自社開発グループウェアのクラウドサービスを主力として、製品ラインアップ拡充による市場シェア拡大戦略、アライアンス戦略、東南アジア市場開拓戦略などを推進している。2月15日にはグループウェアdesknet‘s NEOが法人向けIT製品・サービス比較サイトITトレンドが選出する「2022年下半期Good Productバッジ」グループウェア部門を受賞したと発表している。23年1月期は先行投資の影響で減益予想としている。ただし第3四半期累..

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ベステラは下値固め完了、23年1月期は一時的要因で赤字予想だが、事業環境良好で24年1月期収益拡大期待

 ベステラ<1433>(東証プライム)は鋼構造プラント設備解体工事を展開し、解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとしている。23年1月期は受注・着工を予定していた大型解体工事の計画延長など一時的要因で赤字見込みだが、新中期経営計画「脱炭素アクションプラン2025」において26年1月期目標値を上方修正している。老朽化プラント解体工事の増加などで中期的に事業環境は良好であり、24年1月期以降の収益拡大基調を期待したい。株価は昨年来安値圏で軟調だが、22年10..

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カナモトは調整一巡、23年10月期増収増益予想で収益拡大基調

 カナモト<9678>(東証プライム)は建設機械レンタルの大手である。成長戦略として国内営業基盤拡充、海外展開、内部オペレーション最適化によるレンタルビジネスの収益力向上を推進するとともに、環境対策機への資産シフトなどサステナビリティを意識した取り組みも強化している。23年10月期は需要回復などで増収増益予想としている。災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値の重い形だが調整一巡感を強めてい..

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クリナップは調整一巡、23年3月期3Q累計減益だが進捗率順調

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤の強化を掲げている。23年3月期第3四半期累計は原材料価格高騰の影響で減益だった。ただし売上面はシステムキッチンの主力「STEDIA」の好調などで2桁増収だった。そして通期の小幅増収増益予想を据え置いている。第3四半期累計の進捗率が順調だったことや、..

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マルマエは戻り試す、23年8月期減益予想だが上振れの可能性

 マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開している。中期事業計画「Innovatuin2025」では成長戦略として、消耗品拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営の推進を打ち出している。23年8月期は市場停滞や先行投資の影響などで減益予想としている。第1四半期は想定を上回る大幅増収増益だったが、第2四半期以降の慎重な見通しを据え置いている。ただし第1四半期の進捗率が高水準だったことを勘案すれば..

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インテリジェントウェイブは調整一巡、23年6月期2Q累計大幅増収増益、通期も大幅増収増益予想

 インテリジェントウェイブ<4847>(東証プライム)はシステムソリューションを展開している。高度な専門性が要求されるクレジットカード決済のフロント業務関連システム分野に強みを持ち、収益力向上に向けてクラウドサービスを中心としたストックビジネスへの転換も推進している。さらに、決済・金融・セキュリティ分野を含む企業のビジネスリライアビリティを支えるITサービス会社を目指している。23年6月期第2四半期累計は、既存顧客のFEPシステム更改に伴うハードウェア販売の増加、クラウドサー..

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ソフトクリエイトホールディングスは戻り試す、23年3月期3Q累計増収増益で通期上振れの可能性

 ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)はECソリューション事業とITソリューション事業を展開し、成長戦略としてクラウドサービス拡大を推進している。23年3月期第3四半期累計は増収増益と順調だった。ECソリューション事業、ITソリューション事業とも拡大し、人件費や広告宣伝費の増加を吸収した。そして通期の増収増益予想を据え置いた。第3四半期累計の進捗率が高水準であり、クラウドサービスの拡大などで第4四半期も順調な利益の積み上げが予想されることを勘案すれば、..