アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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アルコニックスはモミ合い上放れの動き、24年3月期収益拡大期待

 アルコニックス<3036>(東証プライム)は非鉄金属、電子材料、金属加工部品などを取り扱う商社で、商社機能と製造業を融合する「非鉄金属の総合企業」を目指している。23年3月期は減益予想としている。原材料供給不足による生産・出荷の一時的な落ち込みなど事業環境の不透明感を考慮している。ただし積極的な事業展開で24年3月期の収益拡大を期待したい。株価は小幅レンジでモミ合う形だが、徐々に水準を切り上げてモミ合い上放れの動きを強めている。高配当利回りや低PBRなど指標面の割安感も評価..

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エイトレッドは下値固め完了、23年3月期2桁増益着地、24年3月期も2桁増益予想で収益拡大基調

 エイトレッド<3969>(東証スタンダード)はワークフローシステムの開発・販売およびクラウドサービスを展開している。社内文書電子化のリーディングカンパニーである。23年3月期は半導体不足の影響で計画をやや下回ったものの、クラウドサービスの成長が牽引して増収となり、減価償却費、クラウドインフラコスト、広告宣伝費の増加を吸収して2桁増益で着地した。そして24年3月期も2桁増益予想としている。企業のDX化でワークフローの需要が拡大し、クラウドサービスの成長が牽引する見込みだ。積極..

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生化学工業は戻り試す、24年3月期収益回復期待

 生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。23年3月期はロイヤリティー減少、国内薬価引き下げ、海外子会社の費用増加などで減収予想としている。第3四半期累計の利益は通期利益予想を超過達成の形だが、第4四半期に海外子会社における受託試験サービスの売上減少、研究開発費の集中発生、燃料費高騰に伴う費用の増加、半導体不足に伴って抑制していた工場定期メンテナンスの集中発生などを見込んでいる。ただし積極的な事業展開で24..