アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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クリナップは利益確定売り一巡、24年3月期大幅増益予想で低PBRも評価材料

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。23年3月期は高付加価値製品の拡販などで増収だが、原材料・エネルギー価格高騰の影響をカバーできず減益で着地した。24年3月期はさらなる拡販や原価低減・生産性向上を推進して大幅増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。..

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建設技術研究所は2月の上場来高値に接近、23年12月期1Q増収増益と順調、通期減益予想据え置きだが保守的

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタントの大手である。23年4月には設立60周年を迎えた。さらなる成長戦略として、グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指すとともに、インフラ整備を通じた「サステナビリティ」の実現にも取り組んでいる。23年12月期第1四半期は増収増益と順調だった。国内は国土強靭化等で堅調に推移した。海外はアジア市場が改善傾向だった。通期予想は据え置いた。市場環境は良好だが先行投資の影響などで減益予想としている。ただ..

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ジャパンフーズは調整一巡、24年3月期大幅増収増益予想で低PBRも評価材料

 ジャパンフーズ<2599>(東証スタンダード)は飲料受託製造の国内最大手である。成長戦略として品質・生産性の向上、新製品の積極受注、新たな販売領域の創出などで収益の最大化と財務体質の改善を図るとともに、環境・人権に配慮したSDGs目標の設定と達成により、経済価値と社会価値を両立させた「100年企業」を目指すとしている。23年3月期はエネルギーコスト高騰で計画を下回ったものの、前期比では受託製造数増加や生産性向効果上などで営業・黒字転換した。24年3月期は大幅増収増益予想とし..

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ソフトクリエイトホールディングスは反発の動き、24年3月期増収増益予想で収益拡大基調

 ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)はECソリューション事業とITソリューション事業を展開し、成長戦略としてクラウドサービス拡大を推進している。23年3月期は計画を上回る増収増益で、過去最高を更新と順調だった。ECソリューション事業、ITソリューション事業とも伸長し、人件費の増加などを吸収した。そして24年3月期も増収増益で4期連続増配予想(23年4月1日付株式2分割遡及修正後)としている。引き続きECソリューション事業、ITソリューション事業とも伸..

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協立情報通信は反発の動き、24年3月期大幅増益予想

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は、中堅・中小企業のICT化を支援するソリューション事業、およびドコモショップ運営のモバイル事業を展開している。成長戦略として事業別ポートフォリオの再構築、クラウドサービスの深化、サブスク型サービスの拡大、サポートサービスの強化、サステナブル経営の推進を強化している。23年3月期(22年3月期が決算期変更で13ヶ月決算だったため増減率非記載)は計画をやや下回って着地した。モバイル事業の収益が改善したが、ソリューション事業の大型案件..

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インテージホールディングスは上値試す、23年6月期3Q累計利益高進捗率で通期は上振れ余地

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は市場調査事業を主力としてシステムソリューション分野や医薬情報分野にも展開し、さらなる成長と企業価値向上に向けて脱リサーチへの事業拡張など戦略投資を加速させている。23年6月期第3四半期累計は売上高が小幅増収にとどまり、人員増強などの先行投資も影響して減益だった。そして通期の営業・経常利益横ばい予想(親会社株主帰属当期純利益は繰延税金資産を計上して2桁増益予想)を据え置いた。ただし第3四半期累計の利益進捗率が高水準であり..

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ゼリア新薬工業は上値試す、24年3月期経常・最終2桁増益で連続増配予想

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。医療用医薬品事業ではアサコール高用量製剤の海外販売国拡大、フェインジェクトやエントコートの市場浸透、ティロッツ社(スイス)の営業体制強化、コンシューマーヘルスケア事業では既存主力製品に次ぐ製品群の育成、西洋ハーブ剤など特徴ある製品群の事業拡大などを推進している。23年3月期は大幅増収増益だった。医療用医薬品事業の海外の好調が牽引し、..

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インフォマートは下値切り上げ、23年12月期2Q累計予想を上方修正、通期据え置きだが上振れの可能性

インフォマートはBtoB電子商取引プラットフォームを運営。23年12月期第2四半期累計予想を上方修正し、通期も上振れの可能性が高い。積極投資の成果で収益拡大を見込む。株価は下値切り上げで出直りへ。