アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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ゼリア新薬工業は反発の動き、24年3月期経常・最終2桁増益予想

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画(24年3月期~26年3月期)では、好調な欧州事業に加えて、アジア地域での事業展開も推進する方針としている。24年3月期は研究開発費増加などを考慮して営業利益が微増益にとどまるが、経常利益と純利益は2桁増益予想としている。配当は連続増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は6月の年初来高値圏..

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ファンデリーは調整一巡、24年3月期黒字転換予想で収益改善基調

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は、健康冷凍食「ミールタイム」宅配のMFD事業、ハイブランド冷凍食「旬をすぐに」宅配のCID事業、および周辺領域のマーケティング事業を展開し、ヘルスケア総合企業を目指している。7月20日には「ミールタイム」サイトをリニューアルした。また食生活提案型スーパー「ヤオコー」の健康支援プロジェクトを支援しており、8月5日~6日にヤオコー川越西口店内コミュニティスペースにおいて、ミールタイム栄養士による個別健康食事相談を行う。24年3月期は販管..

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ソフトクリエイトホールディングスは調整一巡、24年3月期増収増益予想で収益拡大基調

 ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)はECソリューション事業とITソリューション事業を展開し、成長戦略としてクラウドサービス拡大などを推進している。7月11日には、連結子会社ecbeingが「ChatGPT」を組み込んだAIチャットボットシステム「AIデジタルスタッフ」をリリースした。24年3月期も増収増益予想としている。ECソリューション事業、ITソリューション事業とも伸長し、人件費の増加などを吸収する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう..

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協立情報通信は戻り試す、24年3月期大幅増益予想

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は、中堅・中小企業のICT化を支援するソリューション事業、およびドコモショップ運営のモバイル事業を展開している。成長に向けた基本方針としては、事業ポートフォリオの再構築、継続収益の拡大、サステナブル経営を推進するとしている。そして24年3月期は大幅増益予想としている。ソリューション事業とモバイル事業の融合により法人向けサービス強化などを推進する方針だ。DX関連や5G関連の本格化も背景として収益拡大を期待したい。株価はやや小動きだが..

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生化学工業は売り一巡、24年3月期減収減益予想だが保守的

 生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。成長戦略として独自の創薬技術を活かした研究開発を加速させている。7月21日には、外科手術で使用される癒着防止材SI-449の国内における消化器外科領域のピボタル試験で良好な結果を得たとリリースしている。24年3月期は減収減益予想としている。ロイヤリティーが増加するが、海外製品出荷時期の影響、医薬品原体・医薬品受託製造およびLAL事業の前期の反動、燃料費高騰、増産体制..

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クレスコは上値試す、24年3月期増収増益予想で収益拡大基調

 クレスコ<4674>(東証プライム)は独立系のシステムインテグレータで、ビジネス系ソフトウェア開発や組込型ソフトウェア開発のITサービスを主力としている。成長戦略として顧客のDXを実現するデジタルソリューションを強化している。7月24日には、全国新聞社事業協議会が主催する「全国選抜小学生プログラミング大会」に協賛したとリリースしている。24年3月期は増収増益予想としている。人材投資の増加で上期は営業減益だが、通期ベースでは受注が高水準に推移して費用増加を吸収する見込みだ。積..

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神鋼商事は上値試す、24年3月期減益予想だが上振れ余地

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は、KOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などに展開している。成長戦略としては、重点分野と位置付けているEV・自動車軽量化関連および資源循環型ビジネス関連の拡大を推進するとともに、サステナビリティ経営も強化している。24年3月期は鋼材取扱量減少や販管費増加などで減益予想としている。ただし保守的な印象が強く会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろ..

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ASIAN STARは調整一巡、23年12月期収益回復基調

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は国内と中国で不動産関連事業を展開し、成長戦略として不動産サービス分野の規模拡大、付加価値創造事業分野のアジア展開、企業価値向上に資する戦略的M&Aおよび資本提携、ファンド組成による提携企業との共同投資を推進している。なお7月14日に第三者割当増資を発表した。資金使途は戦略的投資としている。23年12月期は営業・経常増益予想としている。横浜エリアを中心とした不動産管理・販売、タワーマンション等の大型物件..

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ラバブルマーケティンググループは調整一巡、23年10月期(決算期変更で7ヶ月決算)は戦略投資先行だが中長期成長期待

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)はSNSマーケティング事業を主力に、第2の柱としてDX支援事業も展開している。さらなる成長に向けた戦略として、小規模でSNS運用する企業・団体向けのSNSマーケティング支援、東南アジアを中心とする海外展開、サステナビリティマネジメントを推進している。7月24日には子会社ジソウがSNS運用における生成AIツール活用の自走支援サービスを開始したとリリースしている。23年10月期(決算期変更の経過措置で23年4月~10月の..

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ミロク情報サービスは戻り試す、24年3月期は上振れの可能性

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、ERPソリューションとデジタルマーケティングを融合した新規事業領域の統合型DXプラットフォームの構築を目指している。8月3日~4日には「会計事務所博覧会2023」に出展する。24年3月期は不透明感、サブスクリプション型への移行スピード加速、戦略投資などを考慮して小幅な営業・経常増益にとどまる予想としている。ただし保守的な印象が強い。ストック型収益のサービス収入が伸長して会社予想は上振れの可能性が..