アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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ファンデリーは調整一巡、24年3月期黒字転換予想で収益改善基調

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は、健康冷凍食「ミールタイム」宅配のMFD事業、ハイブランド冷凍食「旬をすぐに」宅配のCID事業、および周辺領域のマーケティング事業を展開し、ヘルスケア総合企業を目指している。24年3月期第1四半期は、CID事業の送料改定によるARPU改善効果やマーケティング事業の増収効果などにより、全体として赤字縮小した。そして通期の黒字転換予想を据え置いた。販管費が増加するものの、売上回復による増収効果などで吸収する見込みだ。積極的な事業展開で収..

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JSPは上値試す、24年3月期利益予想を上方修正して大幅増益予想

 JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。成長ドライバーとして自動車部品用ピーブロックなどの拡販を推進するとともに、製品ライフサイクル全体における環境負荷軽減に貢献する製品や製造技術の開発など、サステナビリティ経営の推進も強化している。24年3月期第1四半期は製品価格改定も寄与して大幅増益だった。そして第2四半期累計および通期の利益予想を上方修正して大幅増益予想としている。発泡ポリプロピレン「ピーブロック」の販売が好調に推移する見込みであり、北米..

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インフォマートは戻り歩調、23年12月期増益予想、さらに2回目の上振れの可能性

 インフォマート<2492>(東証プライム)は企業間の商行為を電子化する国内最大級のBtoB電子商取引プラットフォーム(飲食業向けを中心とする受発注システム、全業界を対象とする請求書システムなど)を運営している。23年12月期第2四半期累計は4月28日付の上方修正値に対して減益幅が縮小して着地した。そして通期は従来の減益予想から一転して増益予想(7月21日付で上方修正)としている。利用企業数が順調に増加し、販管費が想定を下回ることも寄与する見込みだ。修正後の通期予想に対する第..

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トレジャー・ファクトリーは切り返しの動き、既存店売上好調で24年2月期は上振れの可能性

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は、総合リユース業態のトレジャーファクトリーや服飾専門リユース業態のトレファクスタイルなど、リユースショップを複数業態で全国展開している。成長戦略としてSDGsを推進するとともに、生活に密着したリユースの総合プラットフォーム構築を目指している。24年2月期は第2四半期累計の業績予想を上方修正した。23年7月の既存店売上は前年比113.5%で、21年9月から23ヶ月連続前年比プラス既存店と好調が続いている。通期予想も上振れの..

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綿半ホールディングスは調整一巡、24年3月期1Q減収減益だが通期は増収増益予想

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は、経営方針に「地域に寄り添い、地域と共に新しい価値を創造する」を掲げ、ホームセンターを中心とする小売事業、長尺屋根工事や自走式立体駐車場工事を強みとして戸建木造住宅分野にも展開する建設事業、および医薬品・化成品向け天然原料輸入を主力とする貿易事業を展開している。24年3月期第1四半期は前期に大幅伸長した建築事業の反動などにより減収減益だったが、通期の増収増益予想を据え置いている。各事業とも概ね順調に推移する見込みだ。小売事業..

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京写は上値試す、24年3月期1Q大幅増益で通期上振れの可能性

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーで、片面プリント配線板については世界最大の生産量を誇っている。中期成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。24年3月期第1四半期はベトナムにおける受注増加や為替の円安効果などで大幅増益だった。そして通期も大幅増益予想としている。第1四半期の好調を..

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ジェイエスエスは上値試す、24年3月期増収増益・連続増配予想

 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)はスイミングスクールを全国展開し、スイミングスクール特化型企業では首位の施設数を誇っている。水泳指導技術を活かした商品開発の強化を推進するとともに、スイミングにとどまらず健康運動への取り組みも推進している。24年3月期は増収増益で連続増配予想としている。水中ウォーキングプログラムの深化や水中バイク以外のプール対応型マシンの製品化など、成人集客に向けて大人への訴求力強化を推進する方針だ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は..

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LibWorkは調整一巡、24年6月期収益回復基調

 LibWork<1431>(東証グロース)は熊本県を地盤として九州圏および首都圏に展開する注文住宅メーカーである。デジタルマーケティングによる独自の集客手法を特徴・強みとして、全国展開の加速、デジタル集客の拡大、住宅版SPAモデル確立、サブスクリプションモデルによる全国の工務店・ビルダー支援事業の収益化、さらにSDGsへの取り組みを強化している。23年6月期は減益予想だが、受注は22年7月~9月をボトムとして回復基調となっている。デジタルマーケティング強化や売上総利益率改善..

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星光PMCは底放れの動き、23年12月期営業増益予想

 星光PMC<4963>(東証プライム)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開している。成長戦略として、製品/事業地域/事業領域の全てにおけるポートフォリオ変革推進による稼ぐ力の強化を掲げ、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)などの拡販も推進している。なお9月20日~22日に東京ビックサイトで開催される「INCHEM TOKYO 2023」にバイオフィルムコントロール剤を出展する。23年12月期は営業増益予想としている。差別化製品の市場投..

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インテージホールディングスは年初来高値に接近、24年6月期収益拡大基調

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は市場調査事業を主力としてシステムソリューション分野や医薬情報分野にも展開し、さらなる成長と企業価値向上に向けて脱リサーチへの事業拡張など戦略投資を加速させている。23年6月期は営業・経常利益横ばい予想だが、24年6月期は積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価はやや小動きだが、水準を切り上げて6月の年初来高値に接近してきた。上値を試す展開を期待したい。なお8月7日に23年6月期決算発表を予定している。