アナリスト水田雅展の銘柄分析一覧

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シナネンホールディングスは上値試す、24年3月期1Q営業損失拡大だが通期大幅増益予想

 シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)は脱炭素社会の実現に貢献する総合エネルギー・ライフクリエイト企業グループの持株会社である。第3次中期経営計画では成長戦略として事業ポートフォリオ変革や資本効率改善などを掲げている。8月10日にはデジタルリテラシー協議会が定義したデジタル人材育成への取り組み方針に賛同を表明し、同協議会の賛同企業に登録されたと発表している。24年3月期第1四半期は電力事業において調達価格と販売価格が逆転する「逆ザヤ」が発生したことなどにより営..

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ミロク情報サービスは目先的な売り一巡、24年3月期1Q小幅減益だが通期増益予想

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、ERPソリューションとデジタルマーケティングを融合した新規事業領域の統合型DXプラットフォームの構築を目指している。8月1日には、新規事業として取り組んでいる統合型DXプラットフォーム事業において、中所企業向けDXプラットフォームサービス「Hirameki7」が、サービス開始から1年で累計導入社数が1万社を突破したと発表している。24年3月期第1四半期は先行投資となる新卒入社社員の積極採用、ベー..

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ファーストコーポレーションは調整一巡、24年5月期減益予想だが保守的

 ファーストコーポレーション<1430>(東証プライム)は造注方式を特徴として分譲マンション建設などを展開するゼネコンである。将来像である年商500億円企業の実現に向けて、中核事業強化の継続、再開発事業への注力、事業領域拡大による新たな価値創出、人材の確保・育成および働き方改革を推進している。24年5月期は大型案件の本体工事進捗などで大幅増収だが、建築資材価格の高止まりの影響などを考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。積極的な事業展開で上振れを期待したい。株価..

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ジャパンフーズは下値固め完了、24年3月期1Q増収増益で通期上振れ余地

 ジャパンフーズ<2599>(東証スタンダード)は飲料受託製造の国内最大手である。成長戦略として品質・生産性の向上、新製品の積極受注、新たな販売領域の創出などで収益の最大化と財務体質の改善を図るとともに、環境・人権に配慮したSDGs目標の設定と達成により、経済価値と社会価値を両立させた「100年企業」を目指すとしている。24年3月期第1四半期は増収増益だった。新製品の受注などにより受託製造数が増加し、生産性向上なども寄与した。そして通期大幅増益予想を据え置いた。受託製造数増加..

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JPホールディングスは反発の動き、24年3月期1Qが2桁増益で通期上振れ余地

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は総合子育て支援のリーディングカンパニーである。長期ビジョンに「選ばれ続ける園・施設」を掲げ、認可保育園・学童クラブ運営を中心に子育て支援の質的向上と事業を通じた社会貢献を推進するとともに、新規領域への展開も推進している。保護者の困りごとの解決に向けた事業展開では、自宅で簡単に調理できる「夕食準備」として、運営する保育園10園において8月4日より食品のテスト販売を開始した。24年3月期第1四半期は増収・2桁増益だった。新規施設..

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協立情報通信は調整一巡、24年3月期大幅増益予想

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は、中堅・中小企業のICT化を支援するソリューション事業、およびドコモショップ運営のモバイル事業を展開している。成長に向けた基本方針としては、事業ポートフォリオの再構築、継続収益の拡大、サステナブル経営を推進するとしている。24年3月期第1四半期は、ソリューション事業が順調だったが、モバイル事業における店舗来店客数の減少や法人ユーザーのリプレース一巡などで減収減益だった。ただし通期の大幅増益予想を据え置いている。第1四半期の進捗率..

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巴工業は上値試す、23年10月期営業・経常増益予想

 巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。成長に向けた重点施策として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資、社員一人一人が活躍できる職場環境作りに取り組んでいる。23年10月期は営業・経常増益予想としている。化学工業製品販売事業の好調が牽引する見込みだ。経済環境が改善基調であることなども勘案すれば、会社予想に..

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神鋼商事は売り一巡、24年3月期1Q減益で通期減益予想据え置き

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は、KOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などに展開している。成長戦略としては、重点分野と位置付けているEV・自動車軽量化関連および資源循環型ビジネス関連の拡大を推進するとともに、サステナビリティ経営も強化している。24年3月期第1四半期は、鉄鋼セグメントの海外子会社における金融収支悪化、非鉄金属セグメントにおける取扱量減少などで大幅減益だった。そして通期減益予想を据え置..

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カナモトは上値試す、23年10月期増収増益予想

 カナモト<9678>(東証プライム)は建設機械レンタルの大手である。成長戦略として国内営業基盤拡充、海外展開、内部オペレーション最適化によるレンタルビジネスの収益力向上を推進するとともに、環境対策機への資産シフトなどサステナビリティを意識した取り組みも強化している。23年10月期は増収増益予想としている。災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、レンタル単価適正化なども推進する方針だ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価はボックスレ..

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ジェイテックは調整一巡、24年3月期1Q大幅営業増益で通期大幅増益予想

 ジェイテック<2479>(東証グロース)はテクノロジスト派遣の「技術商社」を標榜し、製造業の開発・設計部門に技術者を派遣する技術職知財リース事業を主力としている。成長戦略としては、中期目標としてのテクノロジスト700名体制の早期実現に向けた人材採用・教育の強化、長期目標としてのM&Aや新規事業による強固かつ多角的な経営基盤の構築を掲げている。24年3月期第1四半期は、経常利益が助成金収入の剥落により減益だが、営業利益は技術職知財リース事業におけるテクノロジストの稼働状況の上..