どう見るこの相場一覧

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【どう見るこの相場】トランプ・トレードの期待と不安の綱引き、円安加速で株式市場うねる

■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション 米国のトランプ次期大統領が、次期政権の閣僚・高官の重要ポストの人選を進めている。大統領選挙、上院・下院選挙のいずれをも勝利した「トリプル・レッド」の論功行賞なの側近、取り巻きの起用が目立っている。かつての「お友達内閣」といわれた日本の第一次安倍内閣を思い出させる。「お友達内閣」は、国権の最高機関である国会さえ十分に歯止め機能を果たせない官邸主導の「一強政治」となり、その政治評価はなお..

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【どう見るこの相場】マーケットはトランプ勝利で「黄金時代」先取り-減税・規制緩和に期待感

■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ 「トランプ2.0政権」は、ハリス副大統領の敗北宣言演説では「暗黒時代」入りと警告され支持者になおファイティングポーズを維持することを訴えた。その一方では、トランプ前大統領の勝利宣言演説では、「黄金時代」入りが高々と謳い上げられた。どちらが正解なのかは、世界中が戦々恐々と注視しているが、マーケットは、もちろんトランプ前大統領持ちである。 マーケットは、11月5日夜に開票が開始さ..

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【どう見るこの相場】「一寸先は闇」の多数派工作・政策協議は逆に女性活躍推進銘柄には「一寸先は光」を期待

■政局混迷が招く株価乱高下、市場の先行き不透明感強まる 「政治の一寸先は闇」といわれる。しかし相場の方も、「一寸先は闇」どころか「板子一枚下は地獄」と不安定である。いまさらながらこの危うさを思いしらされたのが、もう1週間も経つが、10月27日に投開票された衆議院議員選挙である。選挙結果は、事前の情勢分析通りに自公の政権与党の過半数割れの大惨敗であった。日経平均株価は、10月15日の公示日以降、2300円超も急落していたのである。当コラムも含めて大方の市場関係者は、選挙速報をウ..

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【どう見るこの相場】地政学リスクと政局不安、東京市場に影響か?、名証が安全な投資先として浮上

■直下型の政局激震はリスク圏外の名証単独上場・重複IPO株へのシェルター軽減策も一法 踏んだり蹴ったりである。26日のイスラエルのイラン攻撃による地政学リスク、27日投開票の衆議院議員選挙での自公の政権与党の過半数割れの政局不安と内憂外患が追い討ちを掛けた。中東リスクは、世界のマーケットのうち週明け最初に東京市場が、織り込みに動くだけに、紛争のエスカレート状況をウオッチしつつ、なおかつ政治の不安定化を嫌う海外短期筋やファンド筋のポジション調整売りや売り仕掛けも予想され大荒れス..

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【どう見るこの相場】「資産防衛策」は「最大の資産形成策」?!金関連株と自己株式取得株で二刀流活路

■トランプ氏支持率上昇でNYダウ最高値、金価格も高騰 どうも「もしトラ」らしい。あと2週間後の11月5日に迫った投票の米国の大統領選挙である。内外のメディア報道やマーケットコメントでは、トランプ前大統領の支持率が、盛り返して当選確実になったとの観測がしきりである。これを歓迎しているのか、ダウ工業株30種平均(NYダウ)は、前週末18日も連日の史上最高値追いとなり、「トランプ・トレード」の再燃もいよいよ現実味を帯びてくるようである。■予測不可能な政治手法が世界に与える影響に注目..

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【どう見るこの相場】証券株が占う!『ざんねん』か『期待通り』か業績相場の行方

■証券株決算速報値が占う、今週の企業業績発表の行方 前週は、やや「ざんねん」な1週間であった。まず石破内閣は、首相就任から戦後最短の8日後に衆議院を解散し、野党から総裁選挙中の発言からは手の平返しとして内閣不信任案を提出された。お蔭で当コラムが勝手に選挙関連三羽烏とランク付けしている麻生フォームクリート<1730>(東証スタンダード)、イムラ<3955>(東証スタンダード)、ムサシ<7521>(東証スタンダード)は、政局不安定化が逆に買い材料となるはずなのに、瞬間風速的にやや..

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【どう見るこの相場】フライングはフライングでも地政学リスクは「転ばぬ先の杖」で関連株フライングには一考余地

■中東危機で株式市場にフライング、楽観視に警鐘 株式市場は、つくづくフライング好きである。過日9月27日の自由民主党の総裁選挙では、「高市トレード」を先取りするフライングを犯し、石破茂候補の逆転勝利で日経平均株価が、1910円安と急反落し今年3番目の下落幅となる痛いしっぺ返しを受けたにもかかわらずだ。今回のフライングは、イランが、10月1日にイスラエルへミサイル攻撃を仕掛けた地政学リスクに関してである。 イランのイスラエルへのミサイル攻撃を受けて、日経平均株価は、2日に一時下..

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【どう見るこの相場】自民党総裁選フライング相場に反動懸念、政治改革期待と「御用金相場」に注目

■日経平均株価3万9000円台回復後の行方、為替急変で市場混乱の可能性 陸上競技の短距離種目のスタートでは、フライングは一発失格となる。では、株式市場のフライングは、どうなるのか?前週末27日の日経平均株価の903円高、2カ月ぶりの3万9000円台回復は、明らかにフライミングだった。13時から始まった自由民主党総裁選挙の1回目の投票で、高市早苗候補が第1位となり、金融緩和論者の同候補の総裁選出は間違いないとして、為替相場が、これもフライングして1ドル=146円台央まで急速に円..

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【どう見るこの相場】10月相場入り、政局と経済指標に注目、日米中央銀行の金融政策と政治スケジュールが鍵

■政局風が吹く10月相場を前にアピール合戦の激化に備えて地方創生関連株も待機チャンス 2024年相場は、今週末27日に月替わりとなって早くも10月相場入りし、年内残すのはあと3カ月となってきた。前週末には日米中央銀行の金融政策決定会合のビッグ・イベントも通過し、米国経済のソフトランディング(軟着陸)期待からダウ工業株30種平均(NYダウ)は最高値追いとなり、東京市場の波乱材料だった為替相場も、一応、円安・ドル高方向にリバウンドして主力輸出関連株が買い戻されており、週明けは上値..

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【どう見るこの相場】悪環境耐性のデジャブ相場到来?住宅株がけん引する次の相場とは

■歴史は繰り返すのか?上方修正相次ぐ住宅関連株に再び脚光、今後の相場を占う 「歴史は繰返さないが、韻を踏む」という警句がある。あの『トム・ソーヤの冒険』の著書、米国の作家マーク・トウェインの言葉と伝えられている。その意味は、歴史の上では、まったく同じことが繰り返されることはないが、似たような出来事は起こると解釈されているようである。株式市場の日々は、まさにこの警句の通りで、もろもろの相場現象には、どこかで出会ったかもしれないデジャブ(既視感)が纏い付き、それが個々の投資家の投..