どう見るこの相場一覧

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【どう見るこの相場】逆業績相場も業績相場?!「第2のフアナック」を先取りして深押し銘柄の業績ガイダンスをマーク

■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在 「クルマは急に止まれない、曲がれない、後戻りできない」などといわれる。クルマは、場合によっては「走る凶器」と激変するから慎重な上にも慎重な安全運転が必要なことを促す警句である。このクルマに比べて申訳ないが、米国のトランプ大統領は、「急に止まれて曲がれて後戻り」ができるようである。むしろ伝家の宝刀としている印象さえある。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に辞任を迫った直ぐあとに退任させる積りはな..

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【どう見るこの相場】米国市場の逃避資金はどこへ?日本株に強気転換の兆し、トランプ関税の影響は

■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地 「殿ご乱心」への「市場の反乱」は、収まったのだろうか?米国のトランプ大統領が、相互関税発動を発表しておよそ3週間、市場が反応した株安、債券安、ドル安の「トリプル安」にはこれといった歯止めが掛かったとはまだいえないようではある。このトリプル安は、トランプ大統領が、トランプ関税により製造業の国内回帰を目指しているのとはまさに正反対、国内投資マネーの方は、米国離れ、米国逃避、米国売りを続..

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【どう見るこの相場】徹底分析:トランプ関税「一時停止」の裏側と今後の相場を読む

■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠 まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次に「トランプ・ディール(取引)」の手練手管ではないかと身構えさせられた。トランプ大統領が、相互関税の対象品目からスマートフォン、パソコン、半導体製造装置などを除外することを明らかにしたのである。フェイクニュースでないなら、4月9日にトランプ大統領が発表した相互関税発動の90日間の一時停止に次ぐグッドニュースになるからなおさらだ。とにかく日米のマーケットは、「トランプ関税」にやられっ..

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【どう見るこの相場】「トランプ関税ラッシュ」で安全資産投資二択の金関連株にはなお「ゴールドラッシュ」余地

■トランプ政権の暴走がもたらすリスク回避の波 こんな言い方をしたら今の若い市場参加者の方々にはイメージが湧かないだろうが、「山本リンダ相場」である。往年のヒット曲の歌詞にある通りに『どうにも止まらない』からだ。「トランプ関税ラッシュ」と「トランプ・ショック」である。米国のトランプ大統領が、矢継早に相互関税、自動車への追加関税を発動し、中国が報復関税に動いたことから高インフレ・世界景気同時後退懸念が強まり、ノンストップの世界同時株安が続いている。日経平均株価は、前週末4日に昨年..

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【どう見るこの相場】「彼岸底」は幻か?物価高が導く新潮流、不動産・銀行株に活路を見出す

■新年度相場のサブテーマは「物価」?! 米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その性情は、「治にいて乱を好む」かの如くで、いろいろアノ手コノ手と挑発してくれる。「相互関税」発動で敢えて対象国の報復関税を呼び込んで貿易戦争を仕掛け、世界経済へのファイティングポーズを崩そうとしない。肝心の東京市場にとっても「壊し屋」そのもので、ほぼ市場合意となっていた天底形成アノマリーの兜町流の「節分天井 彼岸底」、北浜流の「戎天井 彼岸底」が風前の灯となっているのである。 日経平..

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【どう見るこの相場】「小さいウオッチ、大きいチャンス」を期待して値上げ関連株で新年度相場初動も一興

■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開 「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ関税」のアラーム(警報)が、鳴りっ放しである。トランプ大統領は、相互関税を発動する4月2日を「米国解放の日」と投稿し意気盛んだから、ボリュームはさらにアップして投資家心理にさらに圧力を掛けることが懸念されている。 ただ現実のマーケットは、この懸念ほどネガティブにはなっているようにはみえない。現に前週末21日の日経平均株価は、取引時間中の216円高から値を崩し74円安で引けて続落した..

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【どう見るこの相場】トランプ・ショックからの脱却!市場を熱狂させる「社名変更」マジック

■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は? 「トランプ・トレード」が、「トランプ・ショック」に急変したと世界中の投資家の足に震えが起きたに違いない。前週13日の米国市場では、S&P500種株価指数が、今年2月につけた最高値から10%超下落して「調整局面」入りし、ナスダック総合株価指数も、同じく15%下落し、「弱気相場」入りの目安となる20%下落目前となったからだ。それもこれも、対象国を選ばない「トランプ追加関税」が、対象国の報復関税発動で貿易戦争に発展し..

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【どう見るこの相場】『ディール相場』に疲弊する投資家、トヨタ優待で『果報は寝て待て』の選択肢

■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方 「まるでマッチポンプ」などといったら、バンス副大統領から「無礼だ」とお叱りを受けるだろうか?トランプ大統領の「ディール(取引)」である。大統領就任以来、「タリフマン(関税男)」としてカナダ、メキシコ、中国などに矢継ぎ早に追加関税を発動し、関係国が報復関税に踏み切らざるをえない貿易戦争を仕掛け、その発動時期を前に今度は逆に猶予期間の設定や対象品目の縮小検討なども相次いでいるからだ。マーケットはそのたびごと..

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【どう見るこの相場】厳格化する上場基準の中で復権する日本型経営の知恵、株主優待と重複上場の逆襲

■見直される株主優待制度と重複上場戦略の新展開 ジャパニーズ・スタンダード(日本基準)とグローバル・スタンダード(国際基準)は、あの4隻の黒船来襲以来、日本の国論を二分してきた。主要経済官庁ではキャリア官僚が、民族派と国際派に分かれて官僚トップを目指す事務次官レースを競い合った。1990年代末から2000年代初めに掛けて、当時の橋本龍太郎首相が指示した金融システム改革、いわゆる日本版ビッグバンも、「フリー、フェア、グローバル」がキャッチコピーとなった。今年に入っては、これに米..

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【どう見るこの相場】「トランプ・リスク」再燃!兜町に暗雲、自己株式取得銘柄に光明か?

■植田日銀総裁vsトランプ大統領、市場は「トランプ・リスク」に戦々恐々 「金曜日の引けピン」というには、迫力不足であった。兜町には、週末の金曜日の後場に株価が高くなり、とくに高値引けすると、翌週も強気相場が継続するとするアノマリーがある。3連休前の21日の日経平均株価は、3日ぶりに反発し取引時間中に売られた221円安から持ち直して98.90円高で引けたが、前場につけたこの日の高値には2には未達となった。案の定、続いて開いた米国市場では、ダウ工業株30種平均(NYダウ)が、74..