どう見るこの相場一覧

NO IMAGE

【どう見るこの相場】長期金利の上下で揺れる株式市場、グッドニュースもバッドニュースもある中で見逃せない番外シナリオとは?

■中央銀行イベントの番外シナリオに備えて高配当利回りとストップ高実績のバリュー株に待機一考 やっぱり「グッドニュースはバッドニュース」のようであった。毎度、毎度お馴染みの肩透かしである。3連休前の前週末15日に米国市場では、ダウ工業株30種平均(NYダウ)が、288ドル安と反落してしまった。朝方発表の各種経済指標が、市場予想を上回り米国景気の底堅さを示唆するグッドニュースだったものの、かえって米国の米国の長期金利が高止まりする可能性が意識されるバッドニュースとして半導体関連株..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】秋空とともに秋相場も早めの助走開始か?企業業績のイコール・パートナー相場に注目

■「業績相場2.0」は2Q業績のみ上方修正のバリュー株から有望銘柄スクリ-ニング優先順位 株価と企業業績とはイコール・パートナーである。決算発表が日々、ひっきりなしに続いており、株価がそのたびごとに一喜一憂する。業績の上方修正や好決算なら株価が好感高する正のイコール・パートナー相場となり、下方修正や減益・赤字決算なら嫌気売りされる負のイコール・パートナー相場になる。だから上場会社の開示情報や大手プレスの業績観測報道、証券アナリストの業績見通しなどからは目が離せず、早乗りできる..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】9月相場が二極化と多極化の混在ならば食品卸の割安株の「ジャイキリ」の可能性にトライ

■天皇杯で熊本が神戸を撃破!J2最下位からの奇跡のジャイキリ(番狂わせ) 今週の当特集は、門外漢を承知で敢えてサッカーの天皇杯から話を始めることにしたい。天皇杯は、プロリーグのJ1、J2、J3からアマチュア、大学生、高校生までカテゴリーに関係なくすべてのチームに出場資格があり、トーナメント方式で日本一を決める伝統のあるスポーツイベントである。試合は、45分ハーフの90分で争い、決着がつかなければ延長戦を戦い、それでも勝負がつかなければ、最後はペナルティキック(PK)戦で雌雄を..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】二律背反のイベントを乗り切る!東証グロース市場の割安・高配当銘柄が狙い目

■東証グロース市場の多士済々のバリュー株で連戦連勝を期待 前週の2大イベントは、諺でいえば「楽あれば苦あり」、「先憂後楽」の二律背反の結果になったようである。まず8月23日に発表された画像半導体世界トップのエヌビディアの5月~7月期業績は、純利益が市場予想を上回る前年同期比9倍増益で自己株式取得のオマケまでついた。ところが株価の方はといえば、好業績を先取りしていた「楽観」の反動で材料出尽くし感を強めて上値が重くなり、その後、前週末25日は2.34%安と急反落してしまった。 ト..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】米国の金融引き締め策とチャイナ・リスクで四面楚歌、半導体製造装置株と増配銘柄が光る

■トリプル安への反旗は中間期末に向けトリプル権利取りの回り道投資も一考余地 まるで『風とともに去りぬ』のタイトルのようである。決算発表の終了に合わせるかのように、業績相場期待も株高そのものも、アッという間に消失してしまった。残されているのは、米国の10年物国債利回りの10カ月ぶりの水準への上昇、米国銀行の格付け格下げ、「悪い円安」と揃った債券・株式・為替のトリプル安で、中国の景気不安や中国恒久集団の破産法適用申請の「チャイナ・リスク」まで懸念されている。 先行きも、来週24日..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】決算プレイの第2ラウンドは行けるか?3連休明けの株式市場の見通し

■サマーラリー期待高まる!決算プレイで大化けする証券株と二番手・三番手セクター 3連休前の10日に決算発表がピークアウトした。決算内容を手掛かりに約1カ月続いた決算プレイは、賑やかなものだった。大幅増益決算あり、大幅減益決算あり、業績上方修正、下方修正はもちろん、増配、株式分割、自己株式取得に株式公開買い付け(TOB)まで出揃い、株価も、日米中央銀行の金融政策の修正や米国国債の格下げも吸収してストップ高や年初来高値更新の続出で、市場参加者の多くは、今夏は夏休み返上のサマーラリ..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】サマーラリーかサマーセールか?業績相場で揺れるマーケット

■兜町の希望的観測「ペンは剣よりも強し」、業績相場のサマーラリー期待と不安 「ペンは剣よりも強し」といわれる。この希望的観測を兜町流に敷衍すれば、「業績の上方修正は長期金利の上昇よりも強し」となるかもしれない。これをマーケットで体現したのが、前週3日の昼休み中に今2024年3月期業績を上方修正した日本郵船<9101>(東証プライム)であった。当日のマーケット全般は、米国や日本の債券安による長期金利上昇を背景とした円安、株安のトリプル安が続き、日経平均株価が前日との2日間で13..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】株価は内閣支持率に左右されない!岸田政権が目指すべき物価高対策と財源確保

■割り負け建設株に浮上チャンス 変われば変わるものである。2007年以降の衆議院と参議院の多数派が異なるねじれ国会下では、世論調査の内閣支持率が10%下がると、日経平均株価は1000円下ぶれるとの計算式が喧伝されていた。ところが、前週7月24日付けの読売新聞で報道された岸田文雄内閣の支持率(7月21日~25日調査)は、内閣発足後最低の35%と前回6月調査から6ポイント落ち込んだものの、同日24日の日経平均株価は、396円高と3営業日ぶりに急反発したのである。この内閣支持率は、..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】ニデックの2ケタ増益に続く「第2のドジョウ」は?決算発表と市場区分再編で注目される銘柄

■スタンダード市場選択申請銘柄に敗者復活ゲームを期待してアプローチ いよいよ決算発表シーズンである。この決算発表で、にわかに高まったのが「第2のニデック探し」だ。ニデック<6594>(東証プライム)は、前週7月20日に今3月期第1四半期決算を発表したが、その2ケタ増益業績が、市場コンセンサスを上回って着地しており、翌21日の株価は、窓を開けて急反発し一気に年初来高値を更新した。「柳の下の2匹目のドジョウ」をゲットしようと決算プレーは、否が応でも盛り上がるからだ。 これは、きょ..

NO IMAGE

【どう見るこの相場】九州銘柄は「ハイテク・バリュー株」人気で地方区から全国区銘柄にランクアップ

■九州銘柄の隠れた魅力 自画自賛めいて恐縮だが、前週10日付けの当特集で取り上げたアメイズ<6076>(福証)が、望外の値上がりで年初来高値追いとなった。同社は、九州を地盤に郊外型ビジネスホテルを展開する福岡証券取引所の単独上場会社である。高値追い加速のカタリスト(株価材料)は、今年7月12日に発表した今2023年11月期業績の上方修正だったが、このなかでも上方修正コメントの「九州地区における半導体工場の新設による宿泊需要の増加」が、投資家心理をいたく刺激したようである。福証..