どう見るこの相場一覧

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【どう見るこの相場】師走相場に「掉尾の一振」勃発!逆日歩銘柄が裏街道の主役に浮上

■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線 師走である。礼節一点張りの先生(師)さえも、走り回るといわれる一年納めの月だから、「終わりよければすべて良し」とばかりにマーケットも急に忙しくなる。勝ち組投資家は、年内さらに一回転、二回転もと大勝ちを狙い、負け組投資家も、年内のヤラレを年内のうちに一気に取り返えそうと手ぐすねを引く。「掉尾の一振」に期待して餅代、ミルク代を稼ぎ、越年資金も確保しようと周辺から株高、株高と煽り立てられると、誘い込まれる投資家心..

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【どう見るこの相場】高市内閣の積極財政で金利上昇、AI株変動でも内需株は広範に上昇

■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地 「神風」と歓迎したのに、飛んだ「大逆風」になってしまった。AI(人工知能)半導体世界トップのエヌビディアである。今年11月19日に発表した2025年7月~9月期業績が、市場予想を上回り株価が急反発し、つれて日経平均株価も1286円高と急反発し一時、5万円大々台を回復し、株安、円安、債券安のトリプル安にストップを掛けお助けマン銘柄への期待を高めた。ところが3連休前の21日は、エヌビディアの..

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【どう見るこの相場】TOPIX最高値でバリュー優位鮮明、AI集中相場から資金分散で投資心理改善

■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地 「押してだめなら引いてみよ」とは、先人が積み上げてくれた処世訓だ。コトが思い通りに運ばなくなったケースでは、その一方向だけからでなく双方向、三方向、四方向からも見直す手練手管は欠かせないとするノウハウである。前週のTOPIX(東証株価指数)の最高値更新と日経平均株価の高値波乱は、この処世訓の「押し」と「引き」のせめぎ合いの結果とみることもできそうだ。それまで日米両市場を牽引してきたAI(人工知能..

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【どう見るこの相場】AI株調整でバリュー株に資金流入、年末相場は選別色強まる

■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服 「AIの次はバリュー株」と合唱が起こっているようである。飛ぶ鳥をも落とす勢いだったAI(人工知能)株が、高値波乱を続け変調推移しているからだ。日経平均株価を5万2638円の史上最高値に押し上げたのがソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)などのAI関連の巨大テック株なら、前週に相次いで日経平均株価を押し下げたのも同じ巨大テック株で、その賞味期限が一巡して投資家の鉾先がバ..

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【どう見るこの相場】政策金利据え置きの「日銀トレード」を手掛かりに不動産流動化関連株に逆転のセオリー高を期待

■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に 株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日の取引時間中に発表された日本銀行の金融政策決定会合の結果を受けた不動産株の高安マチマチ、小幅高である。政策金利が6会合連続で据え置きとなり、投資セオリーからすれば住宅ローン金利の引き上げなどが回避され追い風となり「カイ」の呼応のはずなのだ。10月29日にアドバンテスト<6857>(東証プライム)が、ストップ高して1銘柄で日経平均株価を1077円も押し上げたような高望みは無理なのは重..

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【どう見るこの相場】「連立政権トレード」第2ラウンド突入、AI・造船・宇宙関連が主役交代へ

■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中 「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド入りとなるようである。第1ラウンドは、まず「高市銘柄」のシンボル株の助川電気工業<7711>(東証スタンダード)が、ストップ高交じりの急騰で先行し、次いで自民党と日本維新の会の政策協議進展とともに大阪・関西万国博覧会と大阪総合リゾート(IR)施設との会場の夢洲に関連する「吉村銘柄」の代表株の桜島埠頭<9353>(東証スタンダード)が連続ストップ高で後を追い、日経平均株価も、5万円台..

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【どう見るこの相場】高市トレードの「大ドラマ」の一方で10月期決算の高配当利回り株の権利取りにも「小ドラマ」

■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯 高市トレードは、まるで「超高速エレベーター」のようだ。急上昇と急降下を繰り返し大忙しである。日経平均株価は、自民党の総裁選挙で高市早苗候補が総裁に選出されて2175円高と急伸して史上最高値4万8580円まで買い進まれたが、公明党の連立政権離脱では1241円安して4万7000円台を割り、日本維新の会との政策協議進展とともに825円高、605円高と続急伸し、最高値からの急落幅の8割方を埋めた。ところが前週末17日は、米国..

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【どう見るこの相場】米株反発でリターン・リバーサル期待:高市トレード再点火へ、主力半導体株に買い戻し機運

■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索 またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして退く)トレード」なのだろうか?東京市場が3連休中の13日に米国のトランプ大統領が、自身のSNSに「中国については心配ない。すべてうまくいく」と投稿して、ニューヨークダウ工業株30種平均(NYダウ)が、6営業日ぶりに587ドル高と反発した。10日は同大統領が、中国のレアメタルや採掘技術の輸出規制を強化したことに報復して100%の追加関税を発表し、NYダウは878ドル安の急落に見舞われ..

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【どう見るこの相場】新政権発足で政策期待高まる、財政拡張と金融引き締めが焦点、市場は新バランスを模索

■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激 今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東証スタンダード)であり、大和自動車交通<9082>(東証スタンダード)であり、助川電気工業<7711>(東証スタンダード)だろう。AI(人工知能)関連のアドバンテスト<6857>(東証プライム)やソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)などの主力値がさ株を差し置いてである。もちろん前週末4日に自民党総裁選挙のビッグ・政治イベントがあり、高市早苗候補が新総裁に選ばれ、高市銘柄..

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【どう見るこの相場】政局変動と日経平均の乱高下:トランプ・ディールと総裁選が相場に臨機応変策を要求

■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続 「一寸先」は、不確実で予測が難しい。「一寸先は闇」でもあるし「一寸先は光」であることもある。これは政界でも株界でも変わらない。つい最近の政界でも、石破茂首相が、参議院選挙で過半数割れとなって自民党内で退陣要求が強まって「一寸先は闇」となった途端に、内閣支持率が上昇する「一寸先は光」となり、臨時総裁選挙を実施するかどうか党内意思を確認する手続き中に石破首相が辞任を表明して、またまた「一寸先は闇」と暗転して、目下、5人の..