2025年10月一覧

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すかいらーく、フェアメニュー効果で客単価上昇、既存店は3.3%増

■新規出店と海外展開で店舗数拡大、優待電子化も開始 すかいらーくホールディングス<3197>(東証プライム)は10月3日、2025年9月度の月次業績(速報値)を発表した。全店売上高は前年同月比9.5%増、既存店売上高は3.3%増となった。曜日構成の影響で日曜日が1日少なかったことを考慮すれば、業績は概ねガイダンス通りに推移している。客数は2.9%減少したが、客単価が6.4%増と大きく伸長しており、各ブランドで導入したフェアメニューの効果が表れた。たとえば、ガストでは999円ス..

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KeePer技研、9月売上3.9%増、EXキーパー健闘も天候影響で来店減

■不安定な気象で洗車・メンテ需要に逆風、EXキーパーだけは高水準を維持 KeePer技研<6036>(東証プライム)は10月3日、2025年9月度の月次速報を発表した。全社売上高は前年同月比3.9%増の18億2,884万円となり、主力2事業のうち「キーパー製品等関連事業」が6.8%増の8億3,882万円と好調だった。一方で「キーパーラボ運営事業」は1.6%増の9億9,001万円にとどまったが、EXキーパーの需要継続が平均単価を支えた。 キーパーラボ直営店の既存店舗では、来店台..

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冨士ダイス、超硬工具の需要回復で26年3月期大幅営業・経常増益予想、海外拠点整備も追い風

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は超硬合金製耐摩耗工具(工具・金型)のトップメーカーである。成長戦略として経営基盤強化、生産性向上・業務効率化、海外事業の飛躍、脱炭素・循環型社会への貢献、新事業確立を推進している。26年3月期は需要が回復に向かい増収、大幅営業・経常増益予想としている。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価は8月の年初来高値圏から一旦反落したが、調整一巡して反発の動きを強めている。高配当利回りや低PBRなども評価材料であり、利益確定売りをこなしなが..

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加賀電子、26年3月期は増収増益・増配予想、協栄産業の新規連結などが業績押し上げ

 加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品等の商社ビジネス、および電装基板製造受託サービスのEMSビジネスを主力に、成長戦略として収益力強化、経営基盤強化、新規事業創出、SDGs経営を推進している。26年3月期は増収増益・増配予想(8月7日付で上方修正)としている。TOBで子会社化した協栄産業<6973>を第2四半期より新規連結することも寄与する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は最高値更新後に上げ一服の形と..

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JPホールディングス、先行投資を織り込みつつ収益拡大基調を堅持、新中計「足場固め」で成長基盤強化

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は子育て支援のリーディングカンパニーである。長期ビジョンに「選ばれ続ける園・施設づくり」を掲げ、認可保育園・学童クラブ運営を中心に子育て支援の質的向上と事業を通じた社会貢献を推進するとともに、新規領域への展開も推進している。26年3月期は小幅減益予想としている。新中期経営計画の達成に向けた「足場固め」の年と位置付け、先行投資による費用増加を見込んでいる。ただし保守的と考えられる。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は戻り..

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ゼリア新薬工業、先行投資を吸収し増収確保、欧州・アジア展開強化で収益拡大基調へ回帰

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画では、好調な欧州事業に加えてアジア地域での事業展開も推進する方針としている。26年3月期は研究開発投資や海外子会社における基幹システム投資などを考慮し、さらに営業外での為替差益を見込まず小幅減益予想としている。ただし保守的だろう。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は9月末の権利落ちも影響して8月の年初来..