「2025年10月」一覧
エイトレッド、クラウド好調で安定成長基調、パッケージ減収影響を吸収し通期増益を維持
(決算速報) エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は10月29日に26年3月期第2四半期累計(中間期)業績(非連結)を発表した。クラウドサービスの拡大が牽引して増収だが、AgileWorks(パッケージ型)の減収影響などにより減益だった。ただし通期増益予想を据え置いた。クラウドサービスが順調に拡大する見込みだ。中間期の進捗率はやや低水準だが、期末に向けてストック収益が積み上がる収益構造であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は9月の年初来高値圏から反落してモ..
ヤマシタヘルスケアホールディングス、自己株取得を実施、医療機器とIT融合でグループ力を強化
ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、経営理念に「地域のヘルスケアに貢献する」を掲げ、九州を地盤とする医療機器専門商社(山下医科器械)を中心に、継続的な収益拡大に向けてヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。なお10月30日に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自己株式を取得(上限8万株または2億56百万円)する。26年5月期は人件費の増加や物流センターリニューアルに係る費用の計上などで減益予想としている。第..
インテージホールディングス、26年6月期大幅営業・経常増益予想、生成AIと値上げで収益改善
インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は、市場調査事業を主力としてシステムソリューション分野や医薬情報分野にも展開している。成長戦略として、Data+Technology企業として販促最適化への新たな価値を創出すること、社会的課題解決に向けた行政EBPM推進への価値を創出することなどを目指し、NTTドコモとのシナジー創出も推進している。さらに重点施策として、生成AI活用によるプロセス変革や値上げの継続実施による収益性の向上も推進している。26年6月期は大幅営..
シナネンホールディングス、26年3月期は営業・経常増益予想、LPガス・石油・再エネの三本柱で収益拡大
シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)は、ビジョンに「脱炭素社会の実現に貢献する総合エネルギー・ライフクリエイト企業グループへの進化」を掲げ、成長戦略として国内事業基盤再整備およびリテールサービス戦略強化を軸に事業ポートフォリオ変革を推進している。26年3月期は増収、営業・経常増益予想としている。主力のLPガス・石油事業の強化や非エネルギー事業の収益拡大を見込んでいる。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は9月の戻り高値圏から反落して上値を切り下げる形と..
フジ日本精糖、塩水港精糖とアライアンス契約締結、製造・購買・物流・開発で包括連携
■共同生産・共同購買・物流効率化などでコスト削減と環境負荷低減へ フジ日本精糖<2114>(東証スタンダード)は10月29日、塩水港精糖<2112>(東証スタンダード)とアライアンス契約を締結したと発表した。世界的な気候変動や経済環境の不確実性、砂糖価格調整制度の歪みによる負担増など、業界構造が大きく変化する中で、両社は協業によるシナジー創出を図る。取締役会での決議を経て、同日付で契約を締結し、今後はプロジェクトチームを組成して具体的な連携を進める方針である。 提携内容は、製..
千葉興業銀行、総合リースとソフト開発子会社を完全子会社化、グループ経営を迅速化
■リース・システム開発事業の一体運営を通じ、地域ニーズへの対応力を高める 千葉興業銀行<8337>(東証プライム)は10月29日、連結子会社である千葉総合リースおよびちば興銀コンピュータソフトの株式を追加取得し、完全子会社化することを決議した。両社の株式取得完了は2026年3月下旬までを予定している。地域経済を取り巻く環境変化を踏まえ、同グループ全体のガバナンス強化と迅速な意思決定体制の構築を目的とする。 同行は、少子高齢化やデジタル化、サステナビリティ対応など社会構造の変化..
NTTデータ・イントラマート、営業利益48%増、中間純利益は3.6倍に
■クラウド需要拡大とソリューション強化で大幅増益 エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>(東証スタンダード)は10月29日、2026年3月期第2四半期(中間期)連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.7%増の64億2600万円、営業利益は同48.4%増の8億4300万円、経常利益は同35.6%増の9億7300万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同353.6%増の4億8300万円となった。包括利益も前年の97百万円から437百万円へと大幅に増加し、利益水準が..