2025年10月一覧

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プロパスト、小川建設を子会社化、建設機能を内製化し成長基盤を強化

■ゼネコン需要のひっ迫に対応、施工力強化で開発体制を拡充 プロパスト<3236>(東証スタンダード)は10月7日、小川建設(東京都新宿区)を子会社化する株式取得を決議したと発表した。取得株数は969株(議決権比率51%)で、取得価額は約40億5600万円。譲渡元は主要株主であるシノケングループであり、同社からの株式取得を通じて建設機能の内製化を進める方針である。株式譲渡契約の締結日は同日、実行日は10月27日を予定している。 プロパストは総合不動産デベロッパーとして、小川建設..

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カイオム・バイオサイエンス、Axceleadと創薬一体型事業で提携、抗体医薬の知見と評価技術を融合

■日本の創薬エコシステム強化に貢献、バイオシミラー製造も視野に カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は10月7日、創薬支援企業であるAxcelead Drug Discovery Partners(Axcelead DDP)と、創薬一体型支援事業(IDD:Integrated Drug Discovery)に関する業務協力基本合意を締結したと発表した。両社は、抗体創薬を中心としたバイオロジクス分野の強みと、スクリーニングから安全性試験までを一貫して提供できる..

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大東港運、株主優待を拡充、コストコとのコラボ特典を追加

■投資魅力の向上と株主還元の強化を目的に制度を見直し 大東港運<9367>(東証スタンダード)は10月7日、株主優待制度を拡充すると発表した。株主への感謝とともに、投資魅力の向上と株式保有の促進を目的としたもので、今回の見直しにより新たに「コストコメンバーシップクーポン株主様ご優待券」引換券を贈呈対象に加える。同社は取引先であるコストコホールセールジャパンと連携し、株主に実用性の高い特典を提供することで、株主還元の拡充と投資意欲の喚起を図る。 具体的には、保有株式数に応じた優..

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コンヴァノ、「シン・コンヴァノ21,000ビットコイン財務補完計画」策定、運用型戦略へ転換

■保有から運用へ、デリバティブ活用で収益最大化と財務強化を狙う コンヴァノ<6574>(東証グロース)は10月7日、「シン・コンヴァノ21,000ビットコイン財務補完計画」を策定したと発表。2027年3月末までに21,000BTC(発行上限比0.10%)を保有する長期KPIを維持しつつ、単なる保有から運用型の財務戦略へと転換する。ビットコインを財務リザーブ資産であり、持続的キャッシュフローの源泉と位置づけ、オプション取引や自己勘定によるディーリングを通じてリスク調整後収益の最..

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リボミック、軟骨無形成症治療薬の第Ⅱ相試験で有効性確認、既存薬を上回る伸長効果

■高用量群でも安全性と有効性を確認、投与負担軽減に道 リボミック<4591>(東証グロース)は10月7日、軟骨無形成症の治療薬「umedaptanib pegol(RBM-007)」について、第Ⅱ相臨床試験の高用量群(コホート2)のトップライン結果が良好であったと発表した。試験は5〜14歳の小児患者を対象に行われ、低用量(週1回)群に続いて、高用量(隔週)群においても有効性と安全性が確認された。特に、5名中3名(コホート1)、6名中5名(コホート2)で身長の伸展速度が増加し、..

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Def consulting、20億円分のイーサリアムを追加取得、総額25億円に

■暗号資産戦略を加速、「日本初のイーサリアムトレジャリー企業」へ Def consulting<4833>(東証グロース)は10月7日、暗号資産イーサリアム(ETH)を20億円相当追加取得したと発表した。これは同社が9月19日に開示した「イーサリアムトレジャリー戦略」に基づくもので、デジタル資産の将来価値最大化を目的とした機動的な対応である。今回の取得により、総保有額は25億円、総保有枚数は3618.095514ETHとなった。 同社は、当初オプション取引を通じてリスクヘッジ..

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インテージホールディングス、26年6月期大幅営業・経常増益予想、AI活用と値上げで収益性高まる

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は、市場調査事業を主力としてシステムソリューション分野や医薬情報分野にも展開している。成長戦略として、Data+Technology企業として販促最適化への新たな価値を創出すること、社会的課題解決に向けた行政EBPM推進への価値を創出することなどを目指し、NTTドコモとのシナジー創出も推進している。さらに重点施策として、生成AI活用によるプロセス変革や値上げの継続実施による収益性の向上なども推進している。26年6月期は大..

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ヤマシタヘルスケアホールディングス、グループ連携と人的資本投資で収益力強化へ、医療機器事業が堅調

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、経営理念に「地域のヘルスケアに貢献する」を掲げ、九州を地盤とする医療機器専門商社(山下医科器械)を中心に、継続的な収益拡大に向けてヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。26年5月期第1四半期は医療機関の設備投資減少の影響で小幅減収となったことに加え、人件費の増加、子会社マイクロソニックにおける研究開発費の増加などで大幅減益だった。通期予想は据え置いて、人件費の増加や物流センターリニューアルに係る..

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マーケットエンタープライズ、26年6月期は大幅増収増益へ、リユースとモバイル両輪で成長加速

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、持続可能な社会を実現する最適化商社を目指して、ネット型リユース事業およびモバイル通信事業を展開している。26年6月期は大幅増収増益予想としている。主力2事業のさらなる成長を推進する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は年初来高値圏でモミ合う形だが日柄調整完了感を強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。