「2025年10月」一覧
【主なニュース&材料】吸収合併・業務効率化・生産統合・DX導入・増益見通し・海外戦略――事業基盤強化へ
■新素材・企業コラボ・情報開示・女性活躍・デジタル通貨・環境配慮線・塩野義製薬<4507>(東証プライム):製造子会社シオノギファーマを吸収合併。2027年4月効力発生予定。感染症薬の需要変動に対応し、生産体制を一元化。柔軟な供給網を構築して安定供給を確保。・ニーズウェル<3992>(東証プライム):長谷工コーポレーション<1808>に伴走型ガイダンス「Nナビ」導入支援を提供。経費精算をマニュアルレス化し、業務効率を大幅改善。経理・総務部門の負荷軽減を実現。・(銘柄分析)京写..
塩野義製薬、製造子会社シオノギファーマを吸収合併、生産体制を一元化し強靭な供給網構築へ
■感染症薬需要の変動に対応、柔軟な生産・供給体制を整備 塩野義製薬<4507>(東証プライム)は10月27日、完全子会社のシオノギファーマを吸収合併することを発表した。効力発生日は2027年4月1日を予定しており、存続会社は塩野義製薬、消滅会社はシオノギファーマとなる。合併契約締結は2027年2月、基本合意は2025年11月を予定している。完全子会社間の吸収合併に該当するため、新株発行や金銭の割当は行わず、株主総会の承認も省略される。 同社は中期経営計画「SHIONOGI T..
ニーズウェル、長谷工コーポレーションに「Nナビ」導入支援を提供、経費精算をマニュアルレス化
■経費精算の申請プロセスを自動化し、業務担当者の負荷軽減を実現 ニーズウェル<3992>(東証プライム)は10月27日、長谷工コーポレーション<1808>(東証プライム)から伴走型ガイダンス導入支援サービス「Nナビ」を受注したと発表した。長谷工グループの経費精算システムにおける申請業務効率化とマニュアルレス運用の実現を支援するもので、同社は今後、より直感的なガイダンス機能の実装を通じ、経理・総務部門の生産性向上を後押しする。 長谷工コーポレーションは新中期経営計画「HASEK..
京写、国内価格適正化とASEAN生産ライン新設で大幅増益予想、連続増配で収益拡大へ
京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーである。成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用したグローバルニッチトップメーカーを目指している。26年3月期は大幅増益予想としている。国内において販売価格適正化や生産性向上を推進するほか、インドネシア拠点に新規生産ラインを導入して収益拡大を図る。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は反発力..
神鋼商事、経常・最終増益を予想、営業外収支改善と新事業拡大で成長加速、EV・軽量化関連と資源循環ビジネスが中長期成長の柱に
神鋼商事<8075>(東証プライム)は、KOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼、アルミ・銅、原料、機械、溶接分野に展開している。成長戦略としては、重点分野と位置付けているEV・自動車軽量化関連および資源循環型ビジネス関連の拡大を推進している。26年3月期は鋼材価格下落や販管費増加などで営業減益だが、営業外収支改善により経常・最終増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は年初来高値を更新した。低PER、高配当利回り、低PBRといった指標..
冨士ダイス、新合金「サステロイSTN30」開発で製品競争力強化、増収大幅増益へ
冨士ダイス<6167>(東証プライム)は超硬合金製耐摩耗工具(工具・金型)のトップメーカーである。成長戦略として経営基盤強化、生産性向上・業務効率化、海外事業の飛躍、脱炭素・循環型社会への貢献、新事業確立を推進している。10月27日には新合金「サステロイ STN30」の開発をリリースした。26年3月期は需要が回復に向かい増収、大幅営業・経常増益予想としている。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価は急伸して年初来高値を更新した。高配当利回りや低PBRなども評価材料であり..
巴工業、通期増益予想を維持、機械事業好調で過去最高益更新へ、高水準進捗で上振れ期待
巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。成長戦略として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資などに取り組んでいる。25年10月期は増収増益予想(6月6日付で上方修正)としている。第3四半期累計の進捗率が高水準であることを勘案すれば通期予想は再上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は..
綿半ホールディングス、通期増益予想を堅持、各事業の伸長と積極展開で収益拡大基調続く
(決算速報) 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は10月27日に26年3月期第2四半期累計(中間期)連結業績を発表した。前期の反動(小売事業が前期の南海トラフ地震注意報に災害対策需要の反動、建設事業が前期のリニューアル工事伸長の反動、貿易事業が製品納入時期の違い)で減益だったが、通期の増益予想を据え置いた。通期ベースでは各事業とも伸長する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は4月の年初来安値に接近してやや軟調だったが、調整一巡して反発の動きを強め..