量子科学技術研究開発機構:レーザーで量子メス加速技術が前進、がん治療装置の小型化に道
■位相回転空胴とリアルタイム計測でレーザー加速技術を高密度化 量子科学技術研究開発機構(QST)は9月27日、「量子メス」プロジェクトにおいて、レーザー加速で生成されるイオンの速度を整え、治療に必要な個数を10倍に増加させる技術を実証したと発表した。重粒子線がん治療装置の小型化を目指す同プロジェクトでは、既存の大型加速器に代わり、レーザーによるイオン加速を導入することで、装置の大幅な省スペース化を図っている。今回、位相回転空胴を用いた新技術によって、目標速度に揃った水素イオン..