「2025年08月」一覧
ispaceとブリヂストン、月面探査車用タイヤの実用化へ基本合意を締結、2029年の実用化を視野
■日本発の宇宙企業が協業、中小型探査車で月面技術を検証 ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は7月31日、中小型月面探査車向けタイヤの実用化を目指し、ブリヂストン<5108>(東証プライム)と基本合意書を締結したと発表した。両社は、ispaceが開発する月面探査車に、ブリヂストンの弾性タイヤを搭載して地上での走行性能などを検証し、2029年頃の実用化を視野に入れて共同開発を進めていく。将来的には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金の活用も見据え..
リコー、AIとドライブレコーダーで道路管理効率化へ、滋賀県で実証実験開始
■映像・振動データをAI解析、自治体の負担軽減に貢献 リコー<7752>(東証プライム)は7月31日、滋賀県湖南市・甲賀市・日野町でドライブレコーダー映像と振動データを活用した路面状況把握の実証実験を8月1日から開始すると発表した。あいおいニッセイ同和損害保険、ヒロセ、日映日野と共同で実施し、道路管理業務の効率化を目指す。 国内の道路は老朽化が進む一方、自治体の予算や人員不足が課題となっている。同社はAI画像解析技術と損保会社の走行データを組み合わせ、路面の損傷や異常を可視化..
QPS研究所、政府向けSARデータ契約を締結、スカパーJSATと3.5億円の請負契約
■契約期間は2026年3月末まで、業績予想への影響なし QPS研究所<5595>(東証グロース)は7月31日、スカパーJSATホールディングス<9412>(東証プライム)傘下のスカパーJSATと政府機関向けのSARデータ提供に関する請負契約を締結したと発表した。契約金額は約3.5億円で、契約期間は2026年3月31日までとなる。契約の詳細は営業秘密保護のため非開示とした。スカパーJSATは政府機関からSARデータ調達案件を受託しており、QPS研究所は同社を通じてデータを提供す..
エーザイ、抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レケンビ」1Q売上231億円を発表、米中で需要拡大
■米国91億円・日本55億円・中国77億円を計上 エーザイ<4523>(東証プライム)は7月31日、抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レケンビ」(一般名:レカネマブ)の2025年度第1四半期(4月1日~6月30日)のグローバル売上収益が231億円となったと発表した。主要国別では、米国が91億円、日本が55億円、中国は需要増加に加え代理店による関税リスク対応の在庫積み増し分53億円を含め77億円となった。 この発表は、共同開発・販売を行う米バイオジェン・インクの2025年第2..
ウェルディッシュ、韓国HLBと戦略的業務提携を締結、日韓連携で健康・美容市場を開拓
■相互流通と共同プロモで日韓市場のシナジーを創出 ウェルディッシュ<2901>(東証スタンダード)は7月31日、韓国のコングロマリット企業HLB Global Co.,Ltd.と戦略的業務提携を締結したと発表した。同社はウェルネス事業とメディカルコスメ事業を展開し、健康食品や保存食、医療化粧品を中心に国内外で事業拡大を図っている。HLB Globalは資源開発を基盤に事業多角化を進め、医薬品研究やヘルスケア商品、美容産業への進出を強化しており、日本市場進出のためにウェルディッ..