「2025年06月」一覧
日本エム・ディ・エム、26年3月期は大幅増益予想、新製品開発とサプライチェーン強化で収益拡大へ
日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は人工関節製品など整形外科分野を主力とする医療機器メーカーである。米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品を主力として、商社機能と開発主導型メーカー機能を融合した独自のビジネスモデルを展開している。26年3月期は大幅増益予想としている。新製品投入等による獲得症例数の増加、為替のマイナス影響の緩和などに加え、特別損失の一巡も寄与する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は安値圏だが底固め完了感を強めてい..
建設技術研究所、25年12月期は増収増益予想、国土強靭化関連など事業環境は良好
建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタントの大手である。グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指し、事業ポートフォリオ変革や成長基盤再構築に取り組んでいる。25年12月期は増収増益予想としている。受注・売上高が順調に拡大し、販管費等の増加を吸収する見込みだ。第1四半期は概ね順調だった。国土強靭化関連など事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて年初来高値を更新した。利益確定売りをこなしながら上..
神鋼商事、26年3月期経常・最終増益で増配予想、収益強化とサステナビリティ推進を加速
神鋼商事<8075>(東証プライム)は、KOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼、アルミ・銅、原料、機械、溶接分野に展開している。新中期経営計画2026では基本方針として収益力の強化、投資の促進、商社機能の強化に加え、サステナビリティ・人的資本・資本コスト経営を推進し、企業価値向上を目指すとしている。なお25年5月には新たに目標値を定めた政策保有株式縮減方針を発表した。26年3月期は鋼材価格下落や販管費増加などで営業減益だが、営業外収支改善により経常・最終増益..
企業の収益力を見抜く!「限界利益率」を使った投資戦略①(会社四季報オンライン)
企業がモノを売る際は、「値段(単価)をいくらにして何個(数量)売るか」を目標に定めます。そしてトータルの売上高=モノの単価(値段)×数量(売れた個数)となります。思ったほど売れないなら、単価を少し下げ...