「2025年06月」一覧
加賀電子、26年3月期は本格的な需要回復を期後半に見込む、指標面の割安感も評価材料
加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品等の商社ビジネス、電装基板製造受託サービスのEMSビジネスを主力に、成長戦略として収益力強化、経営基盤強化、新規事業創出、SDGs経営を推進している。26年3月期は本格的な需要回復を期後半と見込み、通期横ばい予想(リスク要因として米国関税政策影響、為替影響を織り込み)としている。ただし保守的だろう。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は4月の安値圏から反発している。高配..
くすりの窓口は最高値更新の展開、26年3月期も2桁増益で増配予想、ストック収益拡大が業績を牽引
くすりの窓口<5592>(東証グロース)は、調剤薬局・ドラッグストア・医療機関・介護施設等のヘルスケアテック領域においてソリューションを提供している。26年3月期も2桁増益で増配予想としている。ストック売上高、ストック粗利が順調に拡大する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて最高値更新の展開だ。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
アルコニックスは年初来高値更新の展開、26年3月期も増収増益・連続大幅増配予想、株主還元姿勢を強化
アルコニックス<3036>(東証プライム)は商社機能と製造機能を併せ持ち、M&Aも積極活用しながら、非鉄金属の素材・部品・製品の生産から卸売までをONE-STOPで提供する「非鉄金属等の総合ソリューションプロバイダー」である。26年3月期も増収増益・連続大幅増配予想としている。実需の強い業界に注力してコスト転嫁等を推進する。なお長期経営計画2030を策定した。成長投資と株主還元を両立し、資本効率の最大化を目指す方針だ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急伸して年初..
ケンコーマヨネーズ、原材料高でも増収予想、価格改定と効率化が寄与、割安感で投資妙味も
ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)はサラダ・総菜類、タマゴ加工品、マヨネーズ・ドレッシング類などを展開している。25年3月期から36年3月期までの12年間を対象とする中長期計画では、ビジョンに「サラダ料理で世界一になる」を、経営目標値に最終年度36年3月期のROE8%以上、DOE2.5%以上などを掲げている。26年3月期は価格改定効果等で増収だが、原材料価格上昇や固定経費増加などの影響で小幅減益予想としている。ただし保守的だろう。積極的な事業展開で収益拡大を期待..
ミロク情報サービス、26年3月期は増収増益・連続増配予想、クラウド・サブスク型収益モデル移行が加速
ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、クラウド・サブスク型収益モデルへの転換加速、統合型DXプラットフォーム戦略、サステナビリティ経営などを推進している。26年3月期は増収増益・連続増配予想としている。ソフトウェア提供の売り切り型からサブスク型への移行期間のため伸び率は小幅だが、安定したストック収益の積み上げに加え、ソフトウェア製品の償却負担減少なども寄与する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は反発力の鈍い形だが、..
朝日ラバー、26年3月期は生産性の向上や減損損失の一巡等により大幅増益・最終黒字予想
朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は自動車内装LED照明光源カラーキャップを主力として、医療・ライフサイエンスや通信分野の事業拡大も推進している。2030年を見据えた長期ビジョンではSDGs・ESG経営を意識して経営基盤強化を目指している。26年3月期は生産性の向上や減損損失の一巡等により大幅増益・最終黒字予想としている。積極的な事業展開で収益回復基調を期待したい。株価はやや小動きだが、徐々に水準を切り上げて年初来高値圏だ。高配当利回りや1倍割れの低PBRも支援材料..
Jトラスト、25年12月期大幅増益予想で1Q順調、韓国・東南アジアの金融事業が好調、割安感で投資妙味際立つ
Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は日本、韓国・モンゴル、およびインドネシアを中心とする東南アジアにおいて金融事業を展開し、成長に向けて継続的にポートフォリオ再編や事業基盤拡大を推進している。25年12月期は大幅営業増益で増配予想としている。第1四半期は大幅増益(営業利益は黒字転換)と順調だった。日本金融事業が堅調に推移したほか、韓国及びモンゴル金融事業の業績改善、投資事業の回収金計上等が寄与した。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は4月の安値圏から反発して..