2025年05月一覧

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富士フイルムHDが続伸、今期の予想営業利益を0.3%増としたが共通関税10%などの影響を想定、好感買い先行

■前3月期は営業利益19.3%増加などと好調 富士フイルムHD(富士フイルムホールディングス)<4901>(東証プライム)は5月9日、一段と出直って始まり、取引開始後は3290.0円(137.0円高)まで上げ、約3か月ぶりに3200円台を回復している。昨8日14時に発表した3月決算(2025年3月期・米国基準、連結)が営業利益19.3%増加などと好調で、昨日午後に上げた後も目移りされず続伸、上値を追う相場となっている。 今期・26年3月期の連結業績予想は営業利益を0.3%増と..

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インテージホールディングス、25年6月期3Q累計大幅増益、マーケティング支援事業が好調、通期大幅増益予想据え置き

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は5月8日に25年6月期第3四半期累計連結業績を発表した。大幅増益だった。主力のマーケティング支援(消費財・サービス)事業において既存事業が順調に伸長したほか、ドコモ・インサイトマーケティングの新規連結も寄与した。そして通期の大幅増益予想(2月6日付で売上高を据え置き、各利益を上方修正)を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響で急落する場面があったが、その後は反発の動きを強めている。利益..

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神鋼商事、26年3月期は営業外収支改善により経常・最終増益で増配予想、指標面の割安感も評価材料

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は5月8日に25年3月期連結業績を発表した。増収ながら販管費増加などで小幅減益だった。ただし各利益は前回予想を上回って着地した。26年3月期は鋼材価格下落や販管費増加などで営業減益だが、営業外収支改善により経常・最終増益で増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価(25年4月1日付で株式3分割)は地合い悪化の影響を受けて急落する場面があったが、その後は目先的な売りが一巡して急反発の形だ。高配当利回りや低PBRという指..

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クリナップ、25年3月期は大幅増益着地、原価低減と価格改定が奏功、26年3月期も増収増益予想

 クリナップ<7955>(東証プライム)は5月8日に25年3月期連結業績を発表した。前回予想(24年10月31日付で下方修正)を大幅に上回り、従来の減益予想から一転して大幅増益で着地した。原価低減効果に加え、販売価格改定効果も寄与した。26年3月期は増収増益予想とした。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、その後は反発の動きを強めている。高配当利回りや1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、戻りを試す展開を期待..

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ゼリア新薬工業、25年3月期は大幅増収増益、26年3月期は小幅減益予想も保守的

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は5月8日に25年3月期連結業績を発表した。前回予想を上回る大幅増収増益で着地した。医療用医薬品事業、コンシューマーヘルスケア事業とも順調に推移し、営業外での為替差損益改善も寄与した。26年3月期は研究開発投資やシステム投資などを考慮して小幅減益予想とした。ただし保守的だろう。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったものの、その後は急反発して戻り高値圏だ。利益確定売りをこなしながら上値を..

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日経平均は403円高で始まる、NYダウは2日続伸し254ドル高

 5月9日(金)朝の東京株式市場は、日経平均が403円94銭高(3万7332円57銭)で始まった。円相場は1ドル145円台後半で円安となっている。 NY株式はダウが254.48ドル高(4万1368.45ドル)となり2日続伸。S&P500種、NASDAQ総合指数、半導体株指数SOXも2日続伸。CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万7470円となり、東京市場8日の現物(日経平均)終値に比べ542円高い。(HC) ...