2024年11月一覧

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ゼリア新薬工業、25年3月期増収増益予想、さらに再上振れ余地、国内で医療用医薬品市場でのプレゼンス強化

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画では、好調な欧州事業に加えてアジア地域での事業展開も推進する方針としている。国内では医療用医薬品市場におけるプレゼンスの確保や、コンシューマーヘルスケア事業の拡大を推進している。25年3月期は医療用医薬品事業、コンシューマーヘルスケア事業とも伸長して増収増益予想(11月5日付で上方修正)としている。通期会社予想に..

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シナネンHD、グループ会社のシナネンモビリティPLUSが香川県小豆島町などと共同でAI自動運転ボート航行実証を開始

■20年先の小豆島をつくるプロジェクト シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東証プライム)は22日、子会社のシナネンモビリティPLUSが香川県小豆島町、一般社団法人小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会、株式会社JTB、株式会社エイトノットと共同で、船の制御や障害物の検知を自動で行い船員をサポートするAI自動運転ボートの航行実証(以下、同実証)を11月22日(金)から開始すると発表した。AI自動運転ボートは高度な操船技術を必要とせず、陸上の交通状況にも左右され..

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生化学工業は調整一巡、25年3月期大幅増益予想、ロイヤリティ収入増加で収益力向上

 生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。成長戦略として独自の創薬技術を活かした研究開発を加速させている。25年3月期は大幅増益予想としている。医薬品の販売は減少するが、ロイヤリティー収入の増加や研究開発費の減少が寄与する見込みだ。第2四半期累計が2桁増収・大幅営業増益と順調であり、積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが、高配当利回りや1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整..

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ファンデリーは下値固め完了、25年3月期は増収・営業増益予想で収益改善基調

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は、健康冷凍食「ミールタイム」宅配のMFD事業、ハイブランド冷凍食「旬をすぐに」のCID事業、および周辺領域のマーケティング事業を展開し、ヘルスケア総合企業を目指している。CID事業では卸売やスーパーマーケットでの小売を強化している。25年3月期は第2四半期累計(中間期)が減収・赤字だったが、通期は増収・営業増益予想としている。MFD事業のアクティブ会員数が回復傾向であり、CID事業の営業損益も第3四半期以降のリテール販売の拡大により..

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JPホールディングスは調整一巡、25年3月期増収増益予想、さらに上振れの可能性

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は子育て支援のリーディングカンパニーである。長期ビジョンに「選ばれ続ける園・施設づくり」を掲げ、認可保育園・学童クラブ運営を中心に子育て支援の質的向上と事業を通じた社会貢献を推進するとともに、新規領域への展開も推進している。25年3月期は受入児童数の順調な増加や施設の効率的運営などにより増収増益予想としている。第2四半期累計(中間期)の進捗率が高水準であり、期後半の構成比が高い収益特性も考慮すれば通期予想は上振れの可能性が高く..

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ミロク情報サービス、25年3月期増収増益予想で2Q累計順調、新規顧客獲得で顧客基盤拡大

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、クラウド・サブスク型収益モデルへの転換加速、統合型DXプラットフォーム戦略、サステナビリティ経営などを推進している。25年3月期は増収増益予想としている。新規顧客獲得による顧客基盤の拡大、サブスクリプション型への移行加速などにより、人件費増加などの先行投資を吸収する見込みだ。第2四半期累計が増収増益と順調であり、通期ベースでも積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて戻り高値圏..

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建設技術研究所、24年12月期小幅減益予想だが再上振れ余地、国土強靭化関連の需要は堅調

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタントの大手である。成長戦略として、グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指すとともに、インフラ整備を通じた「サステナビリティ」の実現にも取り組んでいる。24年12月期(8月13日付で上方修正)は小幅減益予想だが、国土強靭化関連など事業環境は良好であり、会社予想に再上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。なお効力発生日25年1月1日付で株式2分割を行う。株価は反発力の鈍い形..

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クリナップ、25年3月期減益予想も26年3月期回復期待、既存事業強化と新規事業創出で収益力向上へ

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として、既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。25年3月期は新設住宅着工戸数の低迷、水まわりリフォーム需要の伸び悩み、原材料・資材価格の高騰などの影響で減益予想としているが、積極的な事業展開で26年3月期の収益回復を期待したい。株価は上値を切り下げる形で軟調だが、高配当利回り..

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日経平均700円高、NY株高や配当再投資に絡む買い活発、2週間ぶりに3万9000円台を回復

■米次期財務長官に「投資ファンドの経営者」とされ買い安心感も 11月25日午前の東京株式市場では、日経平均が時間とともに騰勢を強め、午前10時に763円45銭高(3万9047円30銭)まで上げて11月12日以来、約2週間ぶりに3万9000円台を回復している。 円相場は円高気味だが、トランプ次期政権の財務長官に指名されたスコット・ベッセント氏が「投資ファンドの経営者」と伝えられたことやNYダウの426ドル高、最高値更新などを受けて買い安心感が広がったようだ。また、11月27日は..

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セブン&アイHDは出直り継続、買収巡る報道相次ぎ思惑買い根強い

■25日は「創業家、急ピッチでMBO準備」と伝えられる セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は11月25日、取引開始後に2596.5円(40.0円高)まで上げたあとも堅調に売買され、2日続伸基調で出直り継続となっている。同社に対する買収が取り沙汰されている中で、「セブン創業家、米ファンドに参加打診、買収資金確保狙う」(日本経済新聞11月24日付朝刊)、「セブン&アイ創業家、急ピッチでMBO準備-クシュタールに対抗」(ブルームバーグニュ..