2024年10月一覧

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【売り、買い、休みの投資判断】「遠い戦争は買い」か「油の一滴は血の一滴」か?

■日経平均の急反発、「遠い戦争」楽観論に疑問符 株式市場はフライング好きであり、今回のイラン・イスラエル間の緊張でも過剰反応を示した。日経平均株価は急落後すぐに反発し、中東全面戦争の可能性を軽視している。米国市場も同様の傾向を示すが、日本は資源小国として地政学リスクの影響をより受けやすい。イスラエルの報復攻撃が石油関連施設に及べば、日本経済への影響は甚大となる可能性がある。4月と10月の株価感応度の違いは興味深く、「遠い戦争は買い」か「油の一滴は血の一滴」かの判断が、今後の投..

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【どう見るこの相場】フライングはフライングでも地政学リスクは「転ばぬ先の杖」で関連株フライングには一考余地

■中東危機で株式市場にフライング、楽観視に警鐘 株式市場は、つくづくフライング好きである。過日9月27日の自由民主党の総裁選挙では、「高市トレード」を先取りするフライングを犯し、石破茂候補の逆転勝利で日経平均株価が、1910円安と急反落し今年3番目の下落幅となる痛いしっぺ返しを受けたにもかかわらずだ。今回のフライングは、イランが、10月1日にイスラエルへミサイル攻撃を仕掛けた地政学リスクに関してである。 イランのイスラエルへのミサイル攻撃を受けて、日経平均株価は、2日に一時下..