「2024年07月」一覧
アオイ電子は12%高、シャープの既存工場を活用して半導体先端パネルパッケージを生産とし期待膨らむ
■シャープは未利用・低利用となっている工場を活用 アオイ電子<6832>(東証スタンダード)は7月10日、大きく出直って始まり、取引開始後は12%高の3050円(334円高)まで上げ、ほぼ4か月ぶりに3000円台を回復している。9日午後、「シャープ三重工場における半導体先端パネルパッケージの生産ライン構築について」を発表し、同日付で半導体後工程の生産ライン構築を推進していくことに合意とし、期待が膨らんでいる。 発表によると、アオイ電子では、既存工場を活用することで生産ラインの..
サッポロHDは大きく出直って始まる、投資ファンドが不動産子会社の分離上場を提案とされ注目再燃
■3Dインベストメント、不動産事業の売却に関する書簡と伝えられる サッポロHD(サッポロホールディングス)<2501>(東証プライム)は7月10日、大きく出直って始まり、取引開始後は6%高の6099円(372円高)まで上げて約3か月ぶりに6000円台を回復している。シンガポールに拠点を置く投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズが「9日、投資先のサッポロホールディングス(HD)の株主に向けた書簡を公表した。サッポロが検討している不動産事業の売却について、不動産子会社の..
冨士ダイスは年初来高値更新の展開、25年3月期大幅増益・大幅増配予想
冨士ダイス<6167>(東証プライム)は超硬合金製耐摩耗工具(工具・金型)のトップメーカーである。中期経営計画2026(25年3月期~27年3月期)では、中期方針に「変化に対応できる企業体質への転換」を掲げ、成長戦略として経営基盤の強化、生産性向上・業務効率化、海外事業の飛躍、脱炭素・循環型社会への貢献、新事業の確立に取り組むとしている。25年3月期は需要回復や原価低減などにより大幅増益予想、そして大幅増配予想としている。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価はボックス..
クリーク・アンド・リバー社は25年2月期1Q減益だが通期増益予想据え置き、自己株式取得発表
(決算速報) クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は7月10日の取引時間終了後に25年2月期第1四半期連結業績を発表した。大手ゲームパブリッシャーの案件縮小の影響や大量採用に伴う人件費の増加などで減益だった。ただし通期増益予想を据え置いた。通期計画達成に向けて案件獲得が概ね順調に進んでおり、第1四半期の遅れの挽回を目指すとしている。積極的な事業展開により通期ベースでの収益拡大基調を期待したい。なお自己株式取得を発表した。株価は4月の年初来安値圏から反発して戻..
日経平均は135円安で始まる、NY株はS&P500とNASDAQが6日続伸し連日最高値、ダウは2日続落
7月10日(水)朝の東京株式市場は、日経平均が反落模様の135円84銭安(4万1444円39銭)で始まったが、持ち直している。 NY株式はダウが52.82ドル安(3万9291.97ドル)と2日続落。一方、S&P500種、NASDAQ総合指数は6日続伸。ともに終値での最高値を連日更新し、取引時間中の最高値も更新した。半導体株指数SOXは小反落。 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は4万1515円となり、東京市場9日の現物(日経平均)終値を65円ほど下回った。(..