「2024年07月」一覧
TACは反発の動き、25年3月期黒字予想
TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて、主力の教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。25年3月期は黒字予想としている。重点施策として、オンラインでの学習環境強化と講座開発、需要の大きいDX関連研修の拡販、会計人材紹介事業の成約率向上、直営校の校舎規模の適正化、講座..
JSPは上値試す、25年3月期減益予想だが上振れ余地
JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。新中期経営計画では、4つの成長エンジンを中心とした収益性の高い成長分野への集中投資などにより収益の最大化を図り、資本効率の向上を目指すとしている。25年3月期は需要が堅調に推移し、製品価格改定効果も寄与して増収だが、原材料価格上昇、固定費増加に加え、不透明感や大幅増益だった前期の反動なども考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。24年8月1日出荷分から実施するスチレンペーパー製品全般の価格改..
協立情報通信は上値試す、25年3月期大幅営業・経常増益予想
協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は、中堅・中小企業のICT化を支援するソリューション事業、およびドコモショップ運営のモバイル事業を展開し、成長戦略として事業ポートフォリオの再構築、継続収益の拡大、サステナブル経営などを推進している。25年3月期は大幅営業・経常増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は戻り高値圏でボックス展開の形だが、低PERや高配当利回りなど指標面の割安感も評価材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。
アイデミーは25年5月期小幅営業・経常増益予想、売上面は高成長を継続
(決算速報) アイデミー<5577>(東証グロース)は7月11日の取引時間終了後に24年5月期連結業績を発表した。24年5月期第3四半期より連結決算に移行したため、23年5月期単体業績との比較で見ると、計画を上回る大幅営業・経常増益で着地した。法人向け事業の成長が牽引した。25年5月期は先行投資等の影響で小幅営業・経常増益にとどまる見込みとしている。ただし売上面はM&A効果も寄与して高成長を継続する見込みだ。中長期的に同社を取り巻く事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益..
タマホームの出直り急激、5月期末配当を今期も増配、営業利益は今期8%増を見込む
■戸建分譲事業の受注15.8%増と好調 タマホーム<1419>(東証プライム)は7月12日、買い気配で始まった後9%高の4230円(365円高)をつけ、約1か月半ぶりに4200円台を回復して大きく出直っている。11日午後に発表した2024年5月期の連結決算は営業利益が5%減だったが今期予想は8%増とし、配当(期末のみ実施中)は従来予想比5円増の190円に増額、今期・25年5月期は195円の予定とし、好感されている。 24年5月期は、注⽂住宅事業で引渡棟数が減少した一方、不動産..
日経平均は555円安で始まる、円急伸、NY株はダウ2日続伸だがS&P500とNASDAQは8日ぶり反落
7月12日(金)朝の東京株式市場は、日経平均が急反落模様の555円16銭安(4万1668円86銭)で始まった。円相場がNY市場で急上昇し3円近く円高になっている。 NY株式はダウが32.39ドル高(3万9753.75ドル)と2日続伸。一方、S&P500種、NASDAQ総合指数は、ともに取引時間中の最高値を連日更新したが大引けは8日ぶりに下げ反落。半導体株指数SOXも反落。 円相場がCPI(消費者物価指数)などを受けてNY市場で急伸し、東京史上11日夕方に比べ3円超の円高にな..