「2024年06月」一覧
日清食品HDが出直り強める、自社株買い最初の半月で上限株数の26%を取得し好感される
■業績好調、半導体関連株が重いこともあり対極セクターの銘柄に注目の様子 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は6月5日、続伸基調で始まり、取引開始後は4134円(101円高)まで上げて年初来の安値圏から連日出直っている。今期も続けて最高益予想の好業績に加え、3日に自己株式の取得状況(自社株買いの途中経過)を発表し、積極的な買いとの受け止め方がある。今朝の株式市場は半導体関連株が重いこともあり、対極にあるセクターの銘柄に注目が強まる様子もある。 ..
ソフトクリエイトホールディングスは上値試す、25年3月期増収増益予想
ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)はECソリューション事業とITソリューション事業を展開し、成長戦略としてクラウドサービス拡大などを推進している。25年3月期も増収増益、そして5期連続増配予想としている。需要が高水準であること、クラウドサービスの収益が積み上がる収益構造であることなどを勘案すれば、会社予想は保守的な印象が強い。会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて年初来高値を更新した。利益確定売..
マルマエは上値試す、25年8月期収益回復基調
マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開し、成長戦略として消耗品の拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営などを推進している。24年8月期は大幅減収減益予想としている。中国向け太陽電池製造装置部品の受注が遅れていることに加え、半導体分野で既存顧客における在庫調整が長引いていることも考慮した。ただし半導体分野が底打ち感を強めており、積極的な事業展開で25年8月期は収益回復基調だろう。株価は水準..