2024年05月一覧

NO IMAGE

ファンデリーは調整一巡し出直りに期待、25年3月期営業増益予想で収益改善基調

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は、健康冷凍食「ミールタイム」宅配のMFD事業、ハイブランド冷凍食「旬をすぐに」宅配のCID事業、および周辺領域のマーケティング事業を展開し、ヘルスケア総合企業を目指している。25年3月期は拡販やコスト構造改善の効果などで営業増益予想としている。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。なお24年3月31日時点でグロース市場上場維持基準に全て適合した。今後も安定的に上場維持基準への適合を維持していけるよう、持続的な企業価値の向上に向けて取..

NO IMAGE

ベステラは反発の動き強める、25年1月期大幅増益予想

 ベステラ<1433>(東証プライム)は、製鉄所・発電所・ガスホルダー・石油精製設備など鋼構造プラント設備の解体工事に特化したオンリーワン企業である。解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとしている。重点戦略として脱炭素解体ソリューションを推進するほか、さらなるイノベーションを産み出す土台としての人事戦略を掲げている。25年1月期は大幅増益予想としている。受注残高が高水準であり、完成工事高が順調に進捗する見込みだ。老朽化プラント解体工事の増加などで中期的に..

NO IMAGE

Jトラストは調整一巡、24年12月期減益予想だが保守的

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は日本、韓国・モンゴル、およびインドネシアを中心とする東南アジアにおいて金融事業を展開し、成長に向けて継続的にポートフォリオ再編や事業基盤拡大を推進している。24年12月期第1四半期は負ののれん発生益の剥落などにより大幅減益(営業赤字)だが、営業収益が第1四半期として過去最高と順調に推移し、営業利益も計画を上回る水準で着地した。そして通期予想(負ののれん発生益の剥落により減益予想)を据え置いた。第1四半期の営業利益が計画を上回ったこ..

NO IMAGE

ミガロHDが上場来の高値に進む、顔認証決済好調、6月末に株式2分割、買い材料豊富

■時価総額の増大を目指した結果、投資家層が限定される方向になり分割へ ミガロHD(ミガロホールディングス)<5535>(東証プライム)は5月27日、再び上値を追って始まり、取引開始後は14%高の3370円(411円高)まで上げて4日ぶりに年初来の高値を更新し、上場来の高値に進んでいる。23日に顔認証決済サービス「FreeiD Pay(フリード・ペイ)のを実証サービスの結果を発表し手注目されているほか、今期・25年3月期の業績を大幅回復の見込みとしており、6月30日を基準日とし..

NO IMAGE

神鋼商事は上値試す展開に期待、25年3月期減益予想だが保守的

 神鋼商事<8075>(東証プライム)はKOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などに展開している。24年5月に策定した新中期経営計画2026では、基本方針として収益力の強化、投資の促進、商社機能の強化に加え、サステナビリティ・人的資本・資本コスト経営を推進し、企業価値向上を目指すとしている。25年3月期は国内の自動車関連や半導体関連の緩やかな回復を見込むが、人件費や営業活動費の増加で減益予想としている。ただし..

NO IMAGE

イトーキは調整一巡、24年12月期2桁増益・大幅増配予想で1Q順調

 イトーキ<7972>(東証プライム)はオフィス家具の大手で、物流設備なども展開している。新3ヶ年中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」では、持続的な成長力を高めることをテーマに、重点戦略として7FlagsおよびESG戦略を掲げ、株主還元も強化(配当性向目標引き上げ、株主優待制度新設、自己株式取得・消却)する方針としている。24年12月期第1四半期は大幅増収増益と順調だった。ワークプレイス事業の増収効果に加え、提供価値の向上などの効果も寄与した。そして通期2桁..

NO IMAGE

JSPは調整一巡して戻りを試す展開に期待、25年3月期減益予想だが保守的

 JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。新中期経営計画では、4つの成長エンジンを中心とした収益性の高い成長分野への集中投資などにより収益の最大化を図り、資本効率の向上を目指すとしている。25年3月期は需要が堅調に推移し、製品価格改定効果も寄与して増収だが、原材料価格上昇、固定費増加に加え、不透明感や大幅増益だった前期の反動なども考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価..

NO IMAGE

オリンパスは小動きで始まる、朝、整形外科事業の譲渡を発表、やや消化難の様子

■譲渡先は投資ファンド、消化器科、泌尿器科、呼吸器科の領域に注力 オリンパス<7733>(東証プライム)は5月27日、2540.5円(4.5円安)で始まり、横ばい小動きとなっている。朝、整形外科事業の譲渡を発表し、注目されたが、投資家の受け止め方はやや消化難の印象となっている。譲渡先はポラリス・キャピタル・グループ株式会社などが設立した特別目的会社。譲渡期日は2024年7月(予定)、譲渡価額は現時点では未確定とした。 整形外科事業の売上高は104億5700万円(2024年3月..