「2024年04月」一覧
TACは調整一巡、25年3月期収益改善期待
TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて、主力の教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。24年3月期は赤字予想としている。個人教育事業において大学生を主な受講層とする講座が低調なことに加え、法人研修事業における地方の個人を主な顧客としている提携校事業の低迷も影響する見..
ベステラは調整一巡、25年1月期大幅増益予想
ベステラ<1433>(東証プライム)は、製鉄所・発電所・ガスホルダー・石油精製設備など鋼構造プラント設備の解体工事に特化したオンリーワン企業である。解体工事会社としては類のない特許工法・知的財産の保有を強みとしている。重点戦略として脱炭素解体ソリューションを推進するほか、さらなるイノベーションを産み出す土台としての人事戦略を掲げている。4月18日には定年後再雇用制度の整備を発表した。25年1月期は大幅増益予想としている。受注残高が高水準であり、完成工事高が順調に進捗する見込..
巴工業は上値試す、24年10月期は上振れの可能性
巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。成長戦略として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資などに取り組んでいる。24年10月期は増収増益予想としている。機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも堅調に推移する見込みだ。小幅増益の見込みとしているが、第1四半期の進捗率が順調であり、通期会社予想は上振れの可能..
25日上場のコージンバイオは2030円(公開価格の7%高)で初値の後12%高
■組織培養事業、微生物事業、細胞加工事業の3つの事業を展開 4月25日に新規上場となったコージンバイオ<177A>(東証グロース)は、取引開始から13分後に2030円(公開価格1900円の7%高)で初値をつけ、その後2134円(同12%高)まで上げて活発に売買されている。 組織培養事業、微生物事業、細胞加工事業の3つの事業を展開し、細胞培養用培地、細菌検査用培地、細胞加工受託などを行う。グループ内で研究開発、製造、販売までをワンストップで対応することにより、医療と健康に貢献す..
ヒーハイストはモミ合い煮詰まり感、25年3月期収益回復期待
ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。なお4月11日には奨学金返還支援制度の導入、4月15日には社員持株会の奨励金付与率引き上げ、4月19日には国際協力活動の支援を発表..