2024年03月一覧

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神鋼商事は上値試す、24年3月期利益は再上振れの可能性、25年3月期も収益拡大基調

 神鋼商事<8075>(東証プライム)はKOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などに展開している。成長戦略としては、重点分野と位置付けているEV・自動車軽量化関連および資源循環型ビジネス関連の拡大を推進するとともに、サステナビリティ経営も強化している。24年3月期は鋼材取扱量減少、半導体市場の需要低迷、販管費の増加などを考慮して減益予想としている。ただし2月7日付で各利益および配当を上方修正して減益幅が縮小す..

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冨士ダイスは下値切り上げ、24年3月期減益予想だが25年3月期回復期待

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は超硬合金製耐摩耗工具(工具・金型)のトップメーカーである。筋肉質な企業体質への転換と中長期の成長基盤を構築するため、生産性向上・業務効率化、次世代自動車への対応・拡販、新成長エンジンの創出、海外事業の強化などの取り組みを推進している。24年3月期は減益予想としている。生産性向上や価格改定等に一定の成果があるものの、自動車部品関連金型などの需要回復が遅れる見込みだ。積極的な事業展開で25年3月期の収益回復を期待したい。株価は小動きだが徐..

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ジャパンフーズは24年3月期業績予想を上方修正して増収増益幅拡大

(業績修正速報) ジャパンフーズ<2599>(東証スタンダード)は3月21日の取引時間終了後に24年3月期連結業績予想の上方修正を発表した。増収増益幅が拡大する見込みとした。新たな販売領域を含めた受注が想定以上に拡大し、生産性向上によるコスト改善効果なども寄与した。積極的な事業展開で25年3月期も収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて2月の昨年来高値に接近している。1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。

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ブリヂストンが上場来の高値を更新、円安再燃し業績上乗せなど期待、事業の選択と集中も推進

■2月下旬、中国でのトラック・バス用タイヤビジネスから撤退と発表 ブリヂストン<5108>(東証プライム)は3月22日、続伸基調で始まり、取引開始後は6780円(185円高)まで上げて約1か月ぶりに上場来の高値を更新している。円相場が日米の金融政策を受けて1ドル151円台の円安再燃となっており、一説では155円までフシ目がなくなったと一段の円安を想定する見方も出ている様子。業績上乗せ要因として注目度が強まっている。 同社は2月下旬に「中国におけるトラック・バス用タイヤビジネス..

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日経平均は127円高で始まり2日続けて最高値を更新、NY株は3指数とも2日連続最高値、ダウは269ドル高

 3月22日(金)朝の東京株式市場は、日経平均が一段高の127円22銭高(4万942円88銭)で始まり、2日続けて最高値を更新している。円相場は1ドル151円台に入り円安となっている。 NY株式は3指数がそろって2日連続最高値を更新し、ダウは269.24ドル高(3万9781.37ドル)。半導体株指数SOXも大きく上げた。 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は4万800円となり、東京市場21日の現物(日経平均)終値を16円ほど下回った。(HC)■株式投資情報(総..

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【どう見るこの株】ReYuuは1Q赤字業績を織り込み商号変更のビジネスモデル転換を再評価

■戻り高値奪回へのリバウンドに期待 ReYuu Japan<9425>(東証スタンダード)は、前日21日に1円高の457円と小幅ながら3営業日続伸して引け、今年1月4日につけた年初来安値411円に並ぶ安値水準から上値を窺う動きを強めた。同社株は、今年2月1日に商号を従来の「日本テレホン」から「ReYuu Japan」に変更し、携帯電話の販売代理店からリユースモバイルやリユースパソコンを販売する業態に名実ともにビジネスモデル転換をした。この商号変更後の初決算となる今2024年1..